昨日、南国 ばななさんの本をレビューしまして
変☆態チックなお話でしたが
皆さんの反応が良くって嬉しかったわーwww
一人じゃないって心強いのね!www


しかし今日は・・・・昨日の雰囲気とはガラリと変わって・・

さて、一月ぶりの砂原さんの小説。
もう、未読がいっぱいあって
片っ端から時間のある時に読んでるんだけど
流れ作業になっちゃって
ちゃんと内容を把握しているのか・・・・

せっかく読んでいるのに
次読んだら前の本の内容忘れているんじゃないか・・・・

なーんて思ってしまいます。。

せっかく読んでも
はしから忘れていくんじゃ意味ないわーあせる

これも覚えているうちに
さっさとレビューしないとwww


この作品は
亡くなった兄の恋人である男性を
ずっと思い続けてきた大学生のお話。



砂原 糖子著「メランコリック・リビドー」
メランコリック・リビドー (幻冬舎ルチル文庫)/砂原 糖子
¥620
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中沢千夏史には好きな人がいる。九つ年上の売れっ子カメラマン日和佐明。日和佐は男も女も来る者拒まず、だが「子供は嫌い」と千夏史を相手にしてくれな い。九歳のときに出会った日和佐は亡き兄・由多夏の恋人で、千夏史が恋心を抱いても叶わない存在でもあった。そして、二十歳になっても、千夏史の想いは募 る一方だが…。



大学生の千夏史はどこにでもいるようなタイプ。
すっごい美少年とか
すっごい頭がいいとか
そんなんじゃなく、
兄にコンプレックスを抱きながらもそれでも好きだった兄の
影を感じながら、彼の恋人を一途に想うの。

派手さはないんだけど
その分、人物の気持ちがしっかり表現されているので
いつの間にかのめり込んで読んじゃうのよねー。



小学生の千夏史が知り合った高校生は
ちょっと意地悪で
でも、一緒にいるととっても楽しかった。
彼のやることが千夏史には刺激的に感じたし
いつの間にか大好きな人に。。。

だけどある日見てしまうのだ。

彼が兄の由多夏とキスをしているのを。。。

由多夏はね、いわゆる優等生。
日和佐はちょい不良タイプってヤツ。
同じ高校でもまるきり接点がなかった二人だけど
最初に声をかけたのは由多夏の方。
そして二人は付き合うようになるんだけど
由多夏が大学生の頃に病気であっという間に亡くなってしまう。

それからの日和佐は
とにかく女も男もとっかえひっかえ。
それでもそんな日和佐を放っておけず
何よりどんな日和佐も嫌いになれずそばいにいたい、、、と
願ってしまう千夏史。


千夏史がねー、もう、恋する乙女のようなのよ!
あ、女っぽいとかじゃないんだけど、
おかんのようにかいがいしいのwww

言うこともババクサイwwww( ´艸`)


酷い事言われたり
女との情事のあとをわざと千夏史に片づけさせたり
(これはちょっとドン引きだったわ・・・ガーン
そんなことをする日和佐なのに
やっぱり彼のまわりをチョロチョロしちゃうんだよね~。

ガキは好みじゃない、
といつもそういう日和佐。

日和佐は男女の関係ではとってもいい加減なんだけど
由多夏の死を引きずっているのはわかるんだよね。
本人は意識してようとしてまいと。

日和佐は日和佐なりに由多夏を好きだったのよ、真剣に。
だけど由多夏の気持ちは実は日和佐はよくわからないでいたのよね。
でも、もう彼の本心を知る術はなくなってしまった。
それが日和佐に何か影を落としてるんだよ。

ガキだガキだと言われていた千夏史だけど
少年はいつしかだんだんと成長して青年へとなっていく。

だけど日和佐はあの由多夏の死から
実は時が止まってしまったんじゃなかろうかー。

バカにしていたガキンチョが
いつの間にか頼もしくなっているんだからね。

由多夏が日和佐のことをどう思っていたのかー。

日和佐がちゃんと由多夏の想いに気付くことができた時
本当に初めて
新しい恋に思い切って踏み込んでいけるようになったのだー。

なんかね、こういう流れが
実にスムーズに読みやすくきてる。

一歩間違うと
くらーくなりそうな話でもあるんだけどさー、
千夏史がなんといっても
すごくポジティプで天然ちゃんなんで
読後感はすんごく爽やかなんですよ~。

でも難を言うなら
千夏史がかわいいんだけどあまり色気がないんで(と私には感じる)
Hはあまりイヤラシクナイ。。。(と私には感じる)

亡くなった兄ちゃんの方がよっぽど魔性っぽい感じ。
だってハメカメラとかしてたんだよ、この子たちwww

H度ドキドキドキドキ
ペタしてね