朝っぱらから
気分が陰鬱になる本をレビューしてもいいですか？ww
あ、朝するような本ではない？
じゃ、そういう方は
夕方以降にまた来てね(^_-)☆
いやー、３日くらい引きずりそうなお話でした。。。。
く、暗い！
暗過ぎる！
そしてそこには未来も救いもないような気がするよ。。。
それでもいいのかな～。
こんな受け、放っておけばいいのにって思うんだけど
愛した分憎しみはその何倍も大きく跳ね返ってきちゃうのよね。
彼と一緒に働きたかっただけなのに、
手柄なんていらない、彼の片腕となって
信頼しあえる関係を築きたかっただけなのに。。。
ハッピーエンドと言っているけど
これは違うだろ！とツッコミたくなりますwww
だけどハッピーエンドなんだよ。それは‥‥‥最後に続く。
木原 音瀬著「FRAGILE」
大河内の人生は、バラバラに壊されてしまった。一人の男の手で—。才能あふれる部下・青池を嫌い、一方的に蔑ろにしてきた大河内。我慢の限界を迎えた青池 は大河内に襲いかかるという事件を起こし、社を去っていく。目障りな存在がいなくなり安堵したのも束の間、ある夜、その青池が大河内の自宅で待ち構えてい た…!大反響の雑誌掲載作に大量書き下ろしを収録。二人が踏み込んだ愛憎の迷路のたどり着く先は—。
これ、最後まで読めない人もいるんじゃないかな。。。。
ま、気分の悪くなる描写もあるのでね。
大概いろんなものを読んで耐性が出来ている私ですが
やっぱり眉をひそめてしまいますよ。
とにっかくね、
受けはこんな嫌なヤツはいないってくらい
最低な上司。
プライドは高いけど仕事ができず、上への媚びへつらいだけで渡ってきた大河内。
そして力ある同僚を煙たがり、その同僚がいなくなると
今度は自分の直属の部下となった元同僚の部下・青池を苛め抜く。
その苛めも陰湿なのよ。
青池の能力の高さに脅え、自分の地位が危うくなるんじゃないかと危惧し
青池のプランをことごとく握りつぶす。
それだけならまだしも、そのボツと言われた企画を
違う部下に横流しし、その部下がさも立案した企画と思わせちゃう。
極めつけはゲ イである青池が男と抱き合っている場面に出くわし
それを職場で
「犬でも同性とは交尾しないんだよ」と言うのだ。
ね！？
こんなヒドイ人っていないよね！！！
仕事はことごとく邪魔されるわ、プライベートまで侮辱されるわ。
青池がぶち切れるのはよくわかる！！
しかし、そのぶち切れ方が
はさみを振り回し青池を追い掛けてくる、、、というものだった。
もちろんその後、青池は会社を辞め大河内はホッとするのだが‥‥‥。
しかし！
このあと青池は大河内の前に現れ
彼を監 禁し、まさに犬のような生活をさせるのだ。
ぎゃっっぎゃっっぎゃっっ！！
と、うめきたくなるような・・・ね。。。。。
普通ならさ、青池は大河内を
セクハラとパワハラでそれこそ訴えることができそうなもんだけど
青池は大河内を密に好きだったのよ。
で、大河内の駄目な部分もひっくるめ愛しちゃっていたわけ。
だから、本当に、限界の限界まで必死に我慢をしてたんだよ。
それがいけなかったと思うのよね～～。
愛した分（といっても勝手に好きになったのは青池だけどさ）
憎くて憎くてたまらなくなって、
自分の足下にひれ伏せてやりたい衝動でいっぱいなのよ。
もう、これを読んでいると
青池が可哀想になったり
大河内に同情したり
でもやっぱりこいつ大嫌いだ、と思ったり
青池が鬼畜すぎると思ったり
大河内にエールを送ったり
青池にもめげるな、と思ったり
もう、そんなやつやめて幸せになれよと呆れたり・・・・・
１Ｐごとに私の感情もくるくる変わってしまう・・・・
とっても疲れた小説でした。。。ｗｗ
それにしても
大河内のような上司が私の上司なら絶対いや！
片や青池は‥‥‥‥
大河内への愛情をみると本当はすごく好きになった人には
優しくて尽くしまくって大事にする人なんだろうな・・・と思ってしまって
それだけに憐れでならない。
普通の恋人同士なら彼のような人に愛されたら
すごく幸せなんだろうに‥‥‥。
お先真っ暗と言う感じで
どこがハッピーエンドなんじゃ、と思うんだけどね～。ww
ハッピーエンドってお互いが好き合っているんじゃないのか。
そう、ここがミソ。
青池は最初から大河内が好きなんだけど大河内は煙たがっていた部下であり
今は狂 人と思っているわけだから好きになるはずなんて・・・・
と思うでしょ。
でも木原さんのあとがきでは
無自覚だけど否定してるけど大河内にも愛は芽生えている
ということらしい。
うーむ。ま、一度青池から逃れてもやっぱり思い出すのは青池のことばかりなんだから
これも一種の愛なんだろうか。。。
Ｈ度
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気分が陰鬱になる本をレビューしてもいいですか？ww
あ、朝するような本ではない？
じゃ、そういう方は
夕方以降にまた来てね(^_-)☆
いやー、３日くらい引きずりそうなお話でした。。。。
く、暗い！
暗過ぎる！
そしてそこには未来も救いもないような気がするよ。。。
それでもいいのかな～。
こんな受け、放っておけばいいのにって思うんだけど
愛した分憎しみはその何倍も大きく跳ね返ってきちゃうのよね。
彼と一緒に働きたかっただけなのに、
手柄なんていらない、彼の片腕となって
信頼しあえる関係を築きたかっただけなのに。。。
ハッピーエンドと言っているけど
これは違うだろ！とツッコミたくなりますwww
だけどハッピーエンドなんだよ。それは‥‥‥最後に続く。
木原 音瀬著「FRAGILE」
- FRAGILE (B‐PRINCE文庫)/木原 音瀬
- ￥725
- Amazon.co.jp
大河内の人生は、バラバラに壊されてしまった。一人の男の手で—。才能あふれる部下・青池を嫌い、一方的に蔑ろにしてきた大河内。我慢の限界を迎えた青池 は大河内に襲いかかるという事件を起こし、社を去っていく。目障りな存在がいなくなり安堵したのも束の間、ある夜、その青池が大河内の自宅で待ち構えてい た…!大反響の雑誌掲載作に大量書き下ろしを収録。二人が踏み込んだ愛憎の迷路のたどり着く先は—。
これ、最後まで読めない人もいるんじゃないかな。。。。
ま、気分の悪くなる描写もあるのでね。
大概いろんなものを読んで耐性が出来ている私ですが
やっぱり眉をひそめてしまいますよ。
とにっかくね、
受けはこんな嫌なヤツはいないってくらい
最低な上司。
プライドは高いけど仕事ができず、上への媚びへつらいだけで渡ってきた大河内。
そして力ある同僚を煙たがり、その同僚がいなくなると
今度は自分の直属の部下となった元同僚の部下・青池を苛め抜く。
その苛めも陰湿なのよ。
青池の能力の高さに脅え、自分の地位が危うくなるんじゃないかと危惧し
青池のプランをことごとく握りつぶす。
それだけならまだしも、そのボツと言われた企画を
違う部下に横流しし、その部下がさも立案した企画と思わせちゃう。
極めつけはゲ イである青池が男と抱き合っている場面に出くわし
それを職場で
「犬でも同性とは交尾しないんだよ」と言うのだ。
ね！？
こんなヒドイ人っていないよね！！！
仕事はことごとく邪魔されるわ、プライベートまで侮辱されるわ。
青池がぶち切れるのはよくわかる！！
しかし、そのぶち切れ方が
はさみを振り回し青池を追い掛けてくる、、、というものだった。
もちろんその後、青池は会社を辞め大河内はホッとするのだが‥‥‥。
しかし！
このあと青池は大河内の前に現れ
彼を監 禁し、まさに犬のような生活をさせるのだ。
ぎゃっっぎゃっっぎゃっっ！！
と、うめきたくなるような・・・ね。。。。。
普通ならさ、青池は大河内を
セクハラとパワハラでそれこそ訴えることができそうなもんだけど
青池は大河内を密に好きだったのよ。
で、大河内の駄目な部分もひっくるめ愛しちゃっていたわけ。
だから、本当に、限界の限界まで必死に我慢をしてたんだよ。
それがいけなかったと思うのよね～～。
愛した分（といっても勝手に好きになったのは青池だけどさ）
憎くて憎くてたまらなくなって、
自分の足下にひれ伏せてやりたい衝動でいっぱいなのよ。
もう、これを読んでいると
青池が可哀想になったり
大河内に同情したり
でもやっぱりこいつ大嫌いだ、と思ったり
青池が鬼畜すぎると思ったり
大河内にエールを送ったり
青池にもめげるな、と思ったり
もう、そんなやつやめて幸せになれよと呆れたり・・・・・
１Ｐごとに私の感情もくるくる変わってしまう・・・・
とっても疲れた小説でした。。。ｗｗ
それにしても
大河内のような上司が私の上司なら絶対いや！
片や青池は‥‥‥‥
大河内への愛情をみると本当はすごく好きになった人には
優しくて尽くしまくって大事にする人なんだろうな・・・と思ってしまって
それだけに憐れでならない。
普通の恋人同士なら彼のような人に愛されたら
すごく幸せなんだろうに‥‥‥。
お先真っ暗と言う感じで
どこがハッピーエンドなんじゃ、と思うんだけどね～。ww
ハッピーエンドってお互いが好き合っているんじゃないのか。
そう、ここがミソ。
青池は最初から大河内が好きなんだけど大河内は煙たがっていた部下であり
今は狂 人と思っているわけだから好きになるはずなんて・・・・
と思うでしょ。
でも木原さんのあとがきでは
無自覚だけど否定してるけど大河内にも愛は芽生えている
ということらしい。
うーむ。ま、一度青池から逃れてもやっぱり思い出すのは青池のことばかりなんだから
これも一種の愛なんだろうか。。。
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