石原ひな子さんは「皇太子の結婚 」で知った作家さん。

思いがけず(と言ったら失礼か・・・ww)この「皇太子の結婚 」が良くって
石原さんを見つけると購入している私ww

これで4作目なんですけど
今回は薄幸の少年と彼の足長おじさん的存在の男性との恋愛。

足長おじさんといっても
その正体は誰‥‥?とかそんなんじゃなく
援助をしてくれていた男性のことを好きになり
その彼とカラダは結ばれたものの
心も欲しいよー、と思い始めて
いろいろ思い悩んじゃうってお話なのだ。


石原 ひな子著「未成年」
未成年 (ショコラノベルス・ハイパー)/石原 ひな子
¥893
Amazon.co.jp


一家心中で家族を失った深見泰雅は、赤の他人の自分をなぜか援助してくれる斉藤司に一途な恋心を抱いている。だが資産家で整った容貌の斉藤が、十も年下で男の泰雅を相手にするとは思えず、泰雅は自分の片思いが成就することはないと知っていた。ある夜、悪夢にうなされて斉藤に添い寝してもらった泰雅は、思い 余って好きだと告げてしまう。無垢な体を火照らせた泰雅を憐れんだのか斉藤は泰雅を抱いてくれるようになり、心はもらえないと知りながらも幸せを感じていた泰雅だったが——。


一家心中の生き残り‥‥‥‥というだけで
もう健気受けなんだなっっ!!と
私の健気受けアンテナがピンアンテナとたってしまった!!


ん?
だけど、何か違う。

確かに薄幸なんだけど
儚さ‥‥‥というものからはちょっと遠い。
というのはね、良い意味なんだけど
この主人公の泰雅はすごいポジティブシンキングな持ち主なのね。

だからちょっと暗くなりそうなことにも
まっすぐに前を向いていくわけ。

私が今まで読んできた
天涯孤独の身の健気受けっ子とはちょっとタイプが違うんだよ。

それは今までの受けはたいがい
援助してくれたり、自分を陰ながら応援してくれたり
そういう彼に対し、好きになった気持ちを知られないようにしなきゃ、というのが
あったと思うんだよね。

だけど泰雅の場合はその気持ちを自覚した当初こそ
自分自身に困惑してたんだけど
 
早い段階に、援助してくれてる斉藤に対し告白をするんだ。

そして告白したあとも
結構大胆に攻めである斉藤をお誘いしちゃうのラブラブ


おお、積極的じゃーーーん!!


と、こういうお話では今までにない受けタイプ?

早いうちにくっついちゃったんだけど
泰雅は斉藤が自分を抱いてくれたのはあくまでも同情。
恋愛感情ではない、と悩むようになるんだよね。


泰雅がね、斉藤に惚れちゃうのは
よくわかるんだ。

だけど斉藤が泰雅に惹かれていった理由が
イマイチ説得力に欠けたかなー??と思ったのは私だけですかねー?

いつでも前向きに頑張っている‥
けれでも夜中にはうなされている泰雅を放っておけない
その気持ちはよくわかるんだけど、
じゃあ、斉藤が泰雅に対し、恋心を抱いたのは
何か決定的なことでもあったのかというと
そうでもないんだよなぁ。

もうちょっとそこんとこの説得力があったら・・・・と
思えた作品でした。

だけど、受けがすんごく頑張った(何にっ!?)ので
受けっ子の努力は認めたい~www

H度ドキドキドキドキドキドキ
ペタしてね

にほんブログ村 漫画ブログ BL漫画へ
にほんブログ村
にほんブログ村 小説ブログ BL小説へ   ←参加しています。よろしくねラブラブ
にほんブログ村