またもや石原さんの学園モノ!

ほんっとに思いますけど石原さんの描く少年達は
少年ゆえの脆さと恐れ知らずなところがあって
その絶妙な危うさがなんとも言えない色香を放っているんですよね~!

鉄央の泣きボクロはエ/ロいっす!

あんな目で見つめられたら変な気起こすってww

ただ2000年も始めのころの作品だったと思うので
ちょいと古いけど

セリフ回しは相変わらず巧みです。

石原 理著コミック「あふれそうなプール」

あふれそうなプール 1 (HUG文庫)/石原 理

¥680

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『俺の体の奥には、今にもあふれそうなほど波立っているプールがある--。』
 中学時代に失った自分自身を取り戻す為、わざと三流男子校に進学した入谷は、ある日一筋縄ではいかないタイプの男、木津に目をつけられ………!



対人恐怖症でうまく馴染めなかった中学時代の入谷鉄央は
あることをきっかけに自分の殻を打ち破り
高校では一見普通に生活出来るようになったが、
木津を目の前にするとそんな自分が崩れていく感覚に襲われる--……。

寸止めが多い石原作品において
しっかり合体してくれてる本作品。

でもこの人の場合キスシーンでも十分色気があるんで
(あくまで男の色気であってBLにおける受けの女性的な色気とは違う)
Hはなくともなんとなく視線とかエ・ロい。

まあ、でも合体といっても
その雰囲気を醸し出しているという感じなんで
ばっちり見えちゃってるとかではない。

足だけ見えてるとかさ、
チラリズム的なHシーンなわけ。

だけどその方が
ドキドキするってことはあるからね。

前にも書いたけど、石原さんは
この歳くらいの少年の心の葛藤を描くのが本当に上手い!

何でもソツなくこなせ、家庭事情から人より大人びている木津だって
10代特有の脆さを秘めており
入谷は友情と愛情の狭間で揺れ動いている。

そういう人間関係と気持ちのせめぎあいがとても上手いんですよね~。

そしてなんといってもやっぱりこの作品も
キャラの成長が見てとれ、どんどんカッコヨクなっていく。

脇キャラの良太や彦根もいい味だしてるし
脇とはいえ彼らもまたしっかり成長し、男前度がアップしてるのがわかるんだよなぁ~!
(男前に成長というか結構別人的に変わっているwww)

2巻の鉄央が良太に木津への思いを吐露した公園のシーンのセリフは、忘れられないですね。

「男同士は体を繋げたら終わり。

でもたった一度でもいい、それで終わりでもいい。

木津を全部見たかった」



静かだけどこんな熱い告白されたらたまらなくなる。

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