トランプ大統領。他者を攻撃する演説で、語彙は幼稚である。「6歳レベル」と揶揄されることもある。人格者とは程遠い。しかし、こんな一面がある。側近によると、トランプは執務室の中では周りの話をよく聞く人間だという。この話を聞いて「案外この人って大人なんだな」とうっかり声をもらしてしまった。トランプは「攻撃的な6歳児」と「傾聴する運営者」という2つの顔を持っている。2つの顔を上手く使い分けている。

 

多面的な人間はすごいと思う。なぜならダブルスタンダードは難しいからだ。矛盾を抱え込んだまま生きていくことは身体に悪い気がする。だからどうしても単純に生きたいと思いがちになってしまう。

 

モテる男はギャップを上手く使い分ける。普段はクールでカッコいいが、デートになるとおちゃめな一面を見せる。本当の姿を見たような気がして、女の子は警戒をとく。これはモテる男が持つ多面的な姿を見て、女の子は「大人なんだな」と安心した

気持ちになったからである。

 

今年の目標は「生粋」な人間になること。なぜなら生粋ではないから。「生粋」とは誰からもそれ以外何者でもないと思われる人間のこと。わかりやすい人間。そういう人間は人と仲良くなり、信頼されやすい。そういう社会人になりたい。

 

でも今は生粋ではない。複雑な感情を持ち、人から同情されにくい思考もする。でもそんな自分も大切にしている。21年間それでやってきたから、捨てるわけにもいかない。こんな自分を「反生粋」と呼ぶ。「反生粋」を大切にしつつ、「生粋」な人間になりたい。これは難しいことだと思う。だから一年のはじめの目標に選んだ。