久しぶりの投稿ですー

最近暑いし雨降るしで忙しい天気ですね

何ヶ月、もしかすると何年ぶりになるのかな

そんなこんなでタイトルなんですが

　　「　偽　恋　愛　小　説　家　」

ついさきほど読了しました

表紙載せていいものか不安だったのでさっき調べてみたら
共有目的なら問題ないみたいですね

とにかく、斜め上斜め上読めたと思ったらドンと斜め上って感じでもうなんか

このやろうと思いました←

これAmazonにレビューとか書かれてあるのかなって思ったらないんですよね

びっくり。

作家さんの他の作品ならありましたが

いやでもほんと読みおわったときは愉しかったです

作家の森晶麿さんは「黒猫の遊歩あるいは美学講義」の作品で

第一回アガサ・クリスティー賞を受賞している方なんですよね

本来は受賞作から読み始めたいところなんですが、

諸事情ありまして偽恋愛小説家から読みました

ミステリーも勿論好きですが、この作品は現代の恋愛→事件を

誰もが知っている恋愛物語にオーバーラップさせた恋愛ミステリーです

たとえば恋愛物語を代表するシンデレラ、あの物語は

同じ連れ子の姉たちにいじめられ暖炉の中で眠るシンデレラが

ある日の舞踏会に行きたいと願うとなんやかんや準備してくれた魔女によって

かぼちゃに入ってホイホイ会場に入れたと思えば王子に見初められ

しかし１２時に着ているものが消えてしまうのでそそくさ帰ろうとすると

階段でガラスの靴を落としてそれをスルーしその後必死で王子が

シンデレラを見つけて靴合いましたねあなた妃になってくださいでハッピーエンド

ってお話ですよね

この物語の主人公は何でしょうか? そりゃシンデレラだろって

思いましたが

シャルル・ペローの原作は「サンドリヨンまたはガラスの靴」というタイトル

原作ではガラスの靴をめぐる話なんです

じゃあそのガラスの靴を履いていたシンデレラは、魔女がいなければ

ガラスの靴を城の中には落とさなかった

魔女は何を目的として何故シンデレラを選んで舞踏会に行かせたのでしょうか

何故王子は顔を見ず靴のサイズで見つけようとしたんでしょうか

そういえば子供の頃に読んだちっちゃいシンデレラの絵本ですが

魔女の目的なんかいざ知らず、シンデレラのこの先はどうなるのか、

とりあえず魔女いい奴とおもって読み進めてました。さすがガキですね

「第1回晴雲ラブンガク大賞」を受賞して、

華々しく文壇にデビューした恋愛小説化・夢宮宇多。

その勢いを買われてか、恋愛小説のようにロマンティックな体験談を持つ女性を

実際に訪ねて話を聞く、というネットテレビ番組のホスト役の仕事が入ってくる。

※引用

これがこの小説の第一話、シンデレラに重ね合わされたある男女の話のあらすじです

本の中ではシンデレラ以外にも、誰でも知っている物語のような事件が

たくさん書いてあります。

夢宮宇多にはとことん騙されまくりましたが、実はこの人最後はヒーローです

恋愛物語と物語の裏の闇と事件と謎解きと、同時に楽しめて

流れでどんどんページめくってました

おすすめなので気になったら読んでみてください

偽恋愛小説家【感想】