ティム君の右目。
岡山から帰ってきた15日は直視できない程だった。
目の周りの毛を巻き込んで
目ヤニはがっちりと固まり目は開かなくなっていた。
ティム君と一緒に湯船に入りふやかして
20分位かけてゆっくりとそれを取っていった。
目が開くようになると腫れあがったまぶたをそっと押し、
閉じられていた目の中に溜まっていた黄色い目ヤニを押し出した。
いっぱい出てきた。
開いた右目は痛々しくて、実際ティム君とても痛かったのだと思う。
だから
16日に先生が眼球摘出の提案をなさった事。
納得し理解している。
ずっと今までの過程を診ていた先生。
こんなにも痛そうにしているティム君と
憔悴しきっている私を見ての事だったと思う。
とても心の優しい先生だから。
4ヶ月の点眼でも良くなることはなく、そして
こんな事態にまでなってしまったティム君の右目。
心は折れてしまい絶望していた私はその提案を聞いた時
これで楽になれると思った。
でも
ティム君は頑張った。
こんなに早く回復するとはその時の私は思っていなかった。
きっと先生も。
ティム君は本当にすごい

