試合後のインタビューで監督は

「この学校に赴任したのはちょうど2年前の春。

その年にいきなり甲子園に連れてきてもらい、勢いで優勝。

翌年の春季大会も優勝させてもらい、僕としてはそこでもうお腹いっぱいでした。

実はそのタイミングで四校ほど監督のオファーを受けていたのですが、都立高校なので赴任後3年はその学校に勤めなくてはならなく、三年後にまた誘ってくださいとお断りしました。

もう無理だろうと思っていた去年の夏も甲子園に来て、勢いそのままに優勝。

夏二連覇は久しく聞いていなかったので、私としてはもうそこで満足していました。

しかし、彼らは決して満足することなく、常に頂点を見ざし、日々努力を積んできました。

そして今年の夏。

うちの絶対的エースが甲子園目前にして膝の怪我が再発。

治療を余儀なくされました。

エースを欠いたチームはどれほどまでに力が落ちるか、私は過去に何度も見てきたので知っていました。

しかし、彼らは決して落ち込むことなく、むしろ前向きに甲子園に向けて練習を続けていました。

その姿を見た時に、エースの与える影響力の大きさが改めて分かりました。

そして3期連続出場が決まったその日のミーティング。

うちの絶対的守護神イワサキが私に

「コバヤシに背番号を与えてください。

あいつがいない甲子園なんて、楽しくもなんともない。

せめて18…いや、記録員でもいいので!」

そうお願いをしにきた。

そしてその後、3年生が全員揃い、私にコバヤシに背番号渡してくれとお願いされました。

地区予選は20人、それに対し甲子園は18人。

2人削らなければならなく、私は悩んでいた。

そうすると、1年で唯一スタメンに入っていた2人が

「僕らは来年も再来年もあります。

コバヤシさんの勇姿をこの目に焼き付けて、それを目標に来年も再来年も頑張っていきたいんです。

僕らが辞退したらコバヤシさんが入るなら、僕らは2人とも喜んで辞退します。

いや!辞退させてください!

これは情けとか、同情とかではないんです!

コバヤシさんがいない小平西高校硬式野球部は無いようなものです!

お願いします!コバヤシさんに背番号を渡してください!」

そう言ってきた時、私はうちの絶対的エース、コバヤシをメンバーに入れようと決めました。

残念ながら、今年で別の学校への赴任が決まっていて、来年は一緒に青空の下ボールを求めて追いかけることが出来ないですが、彼らなら!

絶対に人生にも、いかなる勝負にも負けないポジティブさを持って育ってくれると思っています。

彼らには感謝しかありません。

改めてこの場を借りてあいつらにお礼を言いたいです。


ありがとう。」


球場からは割れんばかりの拍手と、ありがとう、おつかれと言った激励の言葉が監督に浴びせられた。

そしてその後、僕とイワサキはインタビューを受けた。

「コバヤシくん。

ここまで非常に長く辛い道のりだったと思いますが、何が君を頑張らせたのかな?」

「それは間違いなく、145名の小平西高等学校硬式野球部の選手と6名のマネージャー、ホリタ監督とスズキさん、オガワコーチです。

途中、怪我で何度も挫折を味わい、何度も心が折れました。

けれど、その度に、みんなの笑顔、みんなの汗と涙を見ると自然とやる気になれたんです。

この大会直前に古傷の膝を再び痛めてしまい、みんなに迷惑をかけたと思っています。

けれど、そんな俺を見捨てないで背番号までくれる。

こんなに暖かく、優しいチームに僕は今一度惚れ直しました。」

「今日の8回のピンチ、イワサキくんと何か話していたようだけど、何を話していたのかな?」

「6、7回あたりからボールが浮き始めて、何本か長打を許していたので、8回にもし大ピンチになったらイワサキに代わってくれって頼んでいたんです。

僕としては1アウトランナー1、3塁の場面で正直恐怖を感じていました。

夏三連覇、通算五連覇の重圧に正直体が動きませんでした。

けれど、イワサキを見ると笑顔で「まだいける!」と声をかけてくれて

まだ交代のタイミングじゃ無いな!

そう思い奮起して3、4番を連続三振に切って取れました。

4番を迎えた場面でトダに

「真剣に勝負することはない」

と言われて正直理由がわかりませんでした。

けれど、落ち着いて考えてみるとここまで4本のホームランを放って、打率も4割近く出しているのにこの試合では思ったように打てなくて…

そんな焦りをトダは感じていたのだと思います。

チームの4番って言うのは相当の重圧を背負っているのだと改めて気付きました。

これから先、それぞれ進む道は別かもしれませんが、正直、自分としては今日がベストだったと思います。

もし次、同じチームと戦えと言われたら間違いなく断ります。

それほどまでに気の休まることのない緊迫したベストゲームだったと思います。」

「イワサキくん。

今日の9回、7球目に投じたストレートが大会最速の161キロを記録したことに関してはどう思ってる?」

「もともと細かいコントロールとか、変幻自在な変化球とかで三振を取る投手じゃないのは自分で分かっていたので、一球一球魂込めて投げた結果だと思います。

最後に対戦した3人は僕の野球史史上最も印象深い3人になりました。」

「トダくん、4回の豪快な3ラン、何か意識してたのかな?」

「元々あまり遊び球を投げない投手だと聞いていたので、早め早めに勝負を仕掛けた結果です。

そして何より、今日の試合、コバヤシが投げる以上、点差があれば勝てると信じていたので、少し気が楽になったのもあります。」

「コバヤシくん。

この3年間、陰ながらに君らを支えてくれた三年生唯一のマネージャー、タムラさんに何か一言お願いします。」

「これまで沢山のことで支え、立ち直らせてもらったので、これから先はお互いに支え合って、切磋琢磨して、より高みを目指して成長していきたいと思います。」

「最後に、来年の春、君らの意志を継いで春の甲子園を目指す後輩たちに何かメッセージを。」

「何をしたらいいのか、何を目指したらいいのか、分からなくなったら、とにかく適当な方向に走ってみる!」

「とりあえず、怖がってちゃ何も始まらないんで、恐怖心を好奇心に変えて!」

「怪我だけには注意してください。」





「そういや、そんなことも言ってたな…」

「そんなことも言ってたなじゃないんだよ!

ほら!行くよ!車乗って!」

「お、おう。」

そう言い、タムラは慣れない運転で僕を例の夜景の綺麗な場所に連れてきてくれた。

そこで、僕はタムラに思いの丈を全てぶつけた。

これまでに抱いたことのない喪失感…

悲しみ…

怒り…

心に空いた穴は大きく深くそして治りにくい場所に出来てしまった…

タムラはそれをゆっくり、埋めようとしてくれていた。

結果として、タムラには助けてもらってばかり…

頭が上がらないのはこれがあって以来だ。


「なぁ…タムラ…

ナツミの夢って叶ったのかな…」

「叶ってるよ。

向こうでも何十人の命を救って…

こばちゃんの膝も治してくれたんだから。

この上なく幸せだったと思うよ?」

「タムラの夢…って…何?」

「私の夢?

私は…そうだなぁ…

あんたらボンクラ獣医師が見逃した物を拾ってわざわざ親切に届けてあげることが私らの仕事だから…

夢って言えるのか分からないけど、私は動物看護師として一人前になって、ひたすらに働いていたい。かな?」

「昔からタムラは人に尽くすそうとすることが趣味だよな。

そういう所がナツミと同じで、タムラの好きなところなんだけどね…」

「なに?じゃあ今から付き合っちゃう?」

「馬鹿か。なんでその流れになるんだよ。」

「あ。笑った。

こばちゃん。笑顔、忘れちゃダメだよ?」

「あ。」

「ほら!そろそろ冷えてきて寒いから戻るよ!」

そう言いタムラは車に戻っていく。



ナツミの夢は多分叶っている。

僕はそう思っている。

今ではイスラエルの紛争も無くなり、ナツミの墓標が空爆現場に立っている。

そこには

「親愛なるナツミ

貴女が我々に尽くし、救ってくれたその命の重さをしっかり受け止め、これまでの争いを悔い改、貴女の分まで日本に残る家族、親族に尽くすことをここに誓う。

イスラエル国民一同」

と書かれている。


ナツミの遺してくれたものはとてつもなく大きかった。

僕はそれを一生背負って生きていく覚悟が出来た。

タムラのお陰で、僕は前に向けた。

だからこれからは僕が他のみんなを引っ張っていく番だと心に決め、神宮に向けて練習を再開させた。



3ヶ月の間、しっかり練習をして、万全の体制で神宮に挑む。

一回戦の相手は今年初出場の東京経済大学。

指揮官はなんとイワサキ。

試合前に挨拶に行く。

「イワサキー!久しぶりじゃねぇーかよ!」

「お!!バヤシじゃん!なんでこんなところいるんだよ!」

「実は昨年から硬式野球部の監督に就任してさ。

てか、イワサキも今年一部に上がってその年に出場とは…鈍ってねぇーな!」

「まぁな。ひたすら走らせて、食わせて、寝かせて、体から改造してやったよ笑笑」

「びっくりしたわ。あれ大学生の体つきか!?」

「お前んとこの選手も大層いい体つきのいいやつが多いじゃねぇーかよ笑笑」

「まぁ、うちは学校も広いし、立地も立地だから、とにかく走らせて、食わせたよ笑笑」

「特にあの2番。デケェな!」

「あいつか?

俺が入った時に入学したんだけど、きた時はひょろひょろだったんだぜ?

けど、意志はすごく強かったから、冬は本当に何回も吐きながらも食い続けたら、一冬で40キロ増。全てにおいて記録が跳ね上がったよ!」

「そりゃすげぇな!用心しねぇーと今日は持っていかれそうだな笑笑」

「まぁ、おたがい、出せる力出して、善戦しようぜ!」

「そうだな!」

そう言いイワサキと別れる。

みなさん。
お久しぶりです。

って事で新編の途中まで出来上がったので載せちゃいます!


壮行会が終わり、僕はタムラと一緒に帰った。

「背番号。ありがとな。甲子園までに絶対膝治して、またみんなと日本一になって「一度も負けなかった都立」って呼んでもらえるように頑張ろうな。」

するとタムラは

「ねーこば?こばっていつも前向きな発言ばっかりで、時々ネガティヴな考えになったりしないの?」

少し考え僕はこう答えた。

「ネガティヴな発言して何かプラスになるならいくらでもネガティヴになるよ。けれど、それが周りにとってマイナスになるならネガティヴなんて言えるわけがない。

俺だって昔はすごいネガティヴだったよ。

けれど、高校入る前に友達と約束したんだ。

お互い、甲子園のマウンドとバッターボックスで最高の勝負をしよう。って。

やっぱり、幼稚園から一緒だった友達だから、いずれは勝負したかった。

小学校の時から同じチームで、中学はボールが違ったから対決することは無かったけど、高校は別々に、しかも西と東。お互い負けなければ必ず戦えるって。そう思ってるから俺は負けるとか辛いとか弱音は吐きたくない。」

「そっか…友達は東亜だっけ?」

「…なんで知ってるの?」

「実は膝を怪我した時にナツミさん以外にも心配で連絡をくれた人がいるんだよね。」

「ナオキ?」

「うん。「病院に運ばれたって聞いたけど何があった?」って。その後「怪我が治ったら"今年は死んでも約束は守る"と伝えてくれ」って言われて。」

「今年の東亜は下級生にも恵まれてチームの底上げが出来てるから、甲子園も夢じゃなかったみたいだしね。」

「そうみたいだね。結局、東亜も東東京代表に54年ぶりに出場だし」

4日後、抽選会が行われた。

僕らはBブロック、東亜はCブロック。

お互い負けなければ決勝戦での対決が実現する。

それこそ、甲子園のマウンドとバッターボックスで最高の勝負ができる。


そして夢のような対決が現実となった。

決勝戦の先発は僕。

調子は万全だった。

だが、肝心の高橋の姿がない。

高橋はアルプスにいた。

大方の予想はついた。

あいつは肝心なところでミスを犯し、チャンスを逃す。

あとでわかったことだが、高橋は監督に喫煙が見つかり、背番号剥奪になったそうだ。

バカなやつ。


戸田が試合前に話しかけて来た。

「なぁ、ばやし。

今日は変化球主体でいきたいと思う。

どう思う?」

「戸田ちゃんがそう行くって決めたら俺はついてくだけよ。

ただ。要所要所では俺はあのボールしか投げたくないからね?」

「わかってるって。

いつものインコース真ん中、若干スライダー気味のツーシンムだろ?」

「さすが。

伊達に俺の恋女房やってないね。」

「お前とバッテリーを組んでもう3年…

長いようで気付けばあっという間だったな…」

「あぁ。今日もいつも通り勝とうぜ。」

そんな時、アルプスから高橋か話しかけて来た

「悪い…小林。」

「悪い。

試合前で少しピリピリしてるんだ。あとでにして」


僕は試合前は極度の緊張でものすごくピリピリする。

けれど戸田はそれを分かっているから、少しでも気が楽になるように、安心できるように試合前に今日はどんなピッチングをさせるのか等の意思疎通を図ってくれる。


「じゃあ、俺はばやしの投げる球をひたすら捕るから。

お前はひたすらに投げろ。

試合中は俺に任せろ。

逆に俺はお前を信じてるから。」

「とだちゃん。

とりあえず、いつも通りやれば勝てるべ!!

よっしゃ行くぞ!」


審判が整列をかける。

「えー。只今より、第97回 全国高校野球選手権大会決勝

西東京代表 東京都立小平西高等学校

東東京代表 東亜学園高等学校

の試合を行います。

先攻 東亜学園で

攻守交代駆け足で、

2時間を目安に試合を進めましょう。

各地区代表としての誇りを持って真摯なプレーを心がけるように!

礼!」

「しゃぁーす!」


「守備につきます、西東京代表、都立小平西高等学校

ピッチャー 小林くん 背番号18

キャッチャー トダくん 背番号2

ファースト ハラグチくん 背番号11

セカンド ニシヤマくん 背番号4

サード オグラくん 背番号5

ショート ムラスギくん 背番号6

レフト ミズシマくん 背番号7

センター エンドウくん 背番号10

ライト イトウくん 背番号9」


僕は投球練習を終え、深呼吸を一つついた。

僕の背中にトダの雄叫びのような掛け声が響き渡る。


「1番 ライト  オオノくん 背番号7」

主審の「プレイ!」の掛け声とともに球場中にサイレンが響き渡る。

トダのサインはインハイ 若干スライダー気味のツーシンム。

初球からノせてくれる。

思いっきり腕を振り、トダのミットめがけてボールを投げる。

甲高い金属音とともに打球は空高く上がり、そのボールは一塁手のハラグチのミットに収まる。


まずは1アウト。戸田は計画通りの顔をしていた。


その後も淡々と後続を切り取り、試合が進んでいく。


7回をすぎた頃だった。


あの地区予選と同じ感覚が膝を襲う。


僕は迷った。

「このまま無理をすれば一生走れなくなるかもしれない…。だが、こんなところで諦めたら一生後悔する…。」

そんな思いが葛藤していた。

「おうおうおうおう。こちとら押せ押せムードなのになーに時化たツラしてんだよ!」

話しかけてきたのはうちの絶対的守護神イワサキ。

インアウトの使い分けが得意で、気迫と圧倒的な球の重さで2年の後半から勝ち試合の最終回に出てきてキッチリ3人を沈黙させて試合を終わらせる。

ここ数試合で、ヒットを打たれたのはいつだったか思い出せない程に、イワサキの被安打率は低い。

規定投球回数を満たしてはいないが、被安打率は.007。

100人に投げて7本ヒットを打たれるレベル。

もちろん防御率は.000。

ホームランを打たれた記憶は無い。

過去には新品の木製バットで打席に入り、真芯で捉えたのにも関わらずバットをへし折り、内野ゴロに抑えたこともある。

「いや、また膝の感覚が鈍ってきてさ…」

「大丈夫か?」

「残り1イニング、抑えられるか正直不安…」

「お前がネガティブな発言したの、いつ以来だろーな。お前も人間だな。」

「俺だって人間だよ。

弱音の一つや二つ出るよ。」

「で、結論としてはどうしたい?」

「試合に勝ちたい。」

「俺も勝ちてぇーよ。」

「投げたら迷惑がかかる。

けど、投げないと一生後悔する。」

「じゃあ、約束だ。

8回、満塁までは粘れ。

満塁になったら俺に任せろ。」

「わかった。

もし8回、何もなく抑えられたら、9回はお前に任せる。」

「任せとけ。

3人きっちり殺してくるよ。

おい!ヨシイリ!ブルペン行くぞ!」

そう言いイワサキはブルペンに向かった。


試合は7回表が終わり4-2

カーブのすっぽ抜けを痛打されて2点失点以外は完璧な投球を続けている。

こちらは戸田の3ランを含めて4得点で逃げている状況。

そして7回の攻撃が終わる。

僕は軽く屈伸をして監督に一言。

「もしピンチになったら合図をします。

イワサキを出してください。

あいつなら俺が招いたピンチを確実にチャンスに変えてくれます。」

「わかった。」

そう監督に頼み、僕はマウンドへ向かう。

1人目はフォアボール。2人目は送りバントで1アウトランナー2塁。3人目にはヒットを与え、ランナー1、3塁。僕はイワサキの方を見る。

イワサキは

「まだ余裕!いける!」と口でいい、僕を励ます。

トダが駆け寄る。

「ボールが浮いてきたし、ここ数イニングに比べて球質がガクッと落ちてきてる。次はさっき痛打されてるイケイケムードの打者だ。

勝負は避けるか?」

「いや。勝負する。

まだ2点あるし、ここで長打打たれても結局取れて2点、同点。8回裏はトダに回るし、勝負したい。」

「逃げるのも投手の仕事だし、エースの役目だぞ?」

「チームの勢いを生かすも殺すもエースと扇の要。

もう一踏ん張りさせてくれ。」

「それでこそばやしだ!」

そう言いトダは俺のグラブにボールを入れて、ケツを蹴り飛ばしてホームに戻る。


1球目、トダはアウトコース真ん中、ボール球のストレートを要求した。

クイックモーションから全力で腕を振り、ボールを放つ。

ランナーはスタートをきり、ワンストライクでランナー2、3塁。

2球目、同じコースに同じ球種でストライクゾーンギリギリ外れる球を要求。

1ストライク、1ボール。

3球目、インコース気味のチェンジアップを要求。

ファールにされて2ストライク、1ボール。

4球目、トダは勝負を焦らないように、遊び球を要求してきた。

僕は首を振り、勝負を急いだ。

しかしトダのサインは変わらず。

これが相手の迷いを誘い、ファール。

5球目、トダはついに勝負を仕掛ける。

インコース真ん中、若干スライダー気味のツーシンム。

僕は頷き、セットに入る。

周りの景色がスローモーションに見えた。

1秒が何分にも感じた。

全力で投じたボールはトダのミットに収まり、2アウト。

球場の熱気は最高潮に達した。


2アウトで迎えるは4番。

ここまで4本塁打と当たっているが、この試合では完全に抑え込まれている。

トダが駆け寄ってきて「真剣に勝負することはない。」

そう言い、また戻る。

その言葉の意味は試合が終わった後理解した。

無事8回を抑え、監督に

「僕はここでマウンド降ります。

あとはイワサキに託します!」

そういうと監督は僕の肩をポンっと軽く叩き

「ご苦労だった。

あとは俺に任せておけ。」


9回。監督は投手の変更を告げた。


「都立小平西高等学校、投手の変更をお知らせいたします。

コバヤシ君に変わりまして、イワサキ君。背番号1」

この男以外に1が似合う人はいないのではと思うほどに広く、たくましい背中に縫い付けられた光り輝く1の文字。

そして、この試合、岩崎はきっちり3人を抑え込み、僕らは夏3連覇。春夏通じて5連覇を達成した。


次の日、僕は塞ぎ込んでいた…
学校は休みをもらい、ずっとソファーの上で一点を見つめたまま時間が過ぎていく。
明日は大学に最近併設された育児保育科に預けた。
家には僕一人。
誰にも会いたくなかった。
そんな時、僕の携帯が鳴った…
画面には「たむら」と…
僕は通話拒否ボタンを押し携帯を置く。
数秒後、またタムラから電話がかかってきた。
僕は通話拒否ボタンを…
その時玄関が開いた…
「こばー!何してんのー!ほら!出かけるよ!」
声からして明らかタムラだった。
僕は「出掛ける気がない」そう伝え帰らせようとした。
しかしタムラは「こばが出かけてくれるまでうちがここでお話ししてあげようか?こばがうちに話してくれたナツミさんとの思い出を。」そう言い、帰る気はさらさら無いようだ。
「頼むから!俺を今一人にしてくれ!誰とも話す気はない!」
珍しく声を荒らげてタムラに怒りの矛先を向けた。
しかしタムラも反抗してくる
「なに?言わなかったっけ?こばが辛い時、うちがそばにいるって。うちが辛い時はこばがそばにいてくれるって。ねぇ?約束したじゃん!」




あれは高校3年の甲子園出場を決める2試合前…
僕は試合中に膝に脱力感を覚えた…
その回の守備を守り、攻撃に移る。
1アウト2塁で打席が回ってきた。
6点リードしていて、特にサインは出ていなかった。
僕は狙い球をカーブからチェンジアップに変え、投げてくるのを待っていた。
1球目 ストレート 外角低め 若干外れてボール
2球目 カーブ インコース低め ワンバウンドしてストライク
3球目 チェンジアップ アウトコース低め。
「ついに来た。」
そう思い右打ちをしに行く、
バットを目一杯伸ばし右に流しに行く、ライト方向に綺麗に飛んでいく。
僕は前傾姿勢になったまま走り出そうとした。
その時左膝の力が抜け転けた。
結果はライトがエラーし、ライトのエラーでヒットにはならなかった。
タイムがかかり、コーチャーが様子を見に来る。
「どうした?足首ひねったか?」
「いや。膝の力が抜けちゃってさ。監督に代走お願いして。」
「珍しいな、お前から交代お願いするなんて。」
監督は代走を送り、僕はベンチに下がった。
試合はコールド勝ちをおさめたものの、次の試合、僕は出場が少し不安になっていた。
帰宅後、病院に向かった。
病院で診察をし、診断を聞いた。
「うーん…昔膝の靭帯やったことあるよね?それが少し悪化してきちゃってるよ。鎮炎剤を飲めば痛みとかは消えるけど、治すなら安静か手術しかないね。どうするかは親御さんに決めてもらいなさい。」
「はい。」
僕としてもこういうことは覚悟の上だった。
いつかは無茶したツケが回ってくると思っていた。
しかし、ここまで来てこれはかなり酷だ。
だが、結果こうなってしまった以上なにもできない。
治すしかこの先やっていくすべはない。
僕は家に帰り、親に診断を報告。
治療に専念することを伝えて、同意書を書いてもらった。
そして先生にも一応報告。
甲子園にまでには治療は間に合うが、おそらくベンチ入りは絶望的だった。
「まぁ、仕方ないことだ」と区切りをつけ、僕は一週間入院をし、靭帯に消炎剤を打ち、一切の運動を止めた。
一日中寝てるかテレビを見てるか本を読むか。

しばらくしてタムラが病室に入ってきた。
「おはよーこば。元気してるー?」
「元気してたらこんなとこいねぇーよ。」
「あ。そっか。」
相変わらずタムラは天然だ。
「監督に面会行ってこい言われたから仕方なくきた。」
「元気だから。帰っていいよ。」
「なに?今日は随分と素っ気ないね。」
「え?あ、あぁ。そうか?」
「分かった。背番号剥奪されるのが怖いのか!高一からもらってきた背番号がなくなるのが怖いのか!それとも…」
病室の扉が開いた。
「まー君。元気ー?」
ナツミだった。
「あれ?この可愛い子は誰かな?まー君まさか浮気かい?」
冗談にしても怖い言い方だ。
「違うよ。ほら、前、話しただろ。俺が無理やり野球に目覚めさせたタムラだよ。」
「そうだよねー、付き合って2年経つうちを差し置いて浮気なんてするわけないよねー。」
「はいはい。わかったわかった。」
タムラはナツミに会釈をした。
ナツミもタムラに会釈し返した。
「あ。そうだよ!お互いにさ、話してみたいって言ってたんだし、ここで自己紹介しとけよ!」

「どうも。コバヤシの彼女をしかたなくやってるナツミです。中高と吹奏楽やってました。うちの高校は初戦敗退だったので、吹奏楽もやることなくなりました。好きな食べ物はまー君が作る卵焼き、あとオムライス。嫌いなものはまー君の笑顔。」
「あー、うちもこばの笑顔は大っ嫌いです。
えっと…タムラです。中学ではソフトテニス、高校ではこばに無理やり野球部MGにさせられました。
なんだかんだ言って感謝はしてます。毎年甲子園行けるので。好きな食べ物はこばが選手に憎しみ込めて作った梅干しおにぎり。そんな感じですかね?」
相変わらず二人とも毒舌だ…
そこからなんとなく話が盛り上がり、いつしか俺はない存在に…
俺は眠かったので寝ていた。
目をさますとタムラが寝ていた。
タムラも俺と同じタイミングで起きた。
「あれ?ナツミは?」
「あー。用事があるから帰ったよ。」
「お前も帰れよ。眠いんだろ?」
「ん?あぁ。ナツミさんから伝言を預かったから、それ伝えてから帰ろうかなって。」
「なに?」
「えっと…なんだっけ。あぁ。そうだ。
「いつまでも無茶して他人に迷惑かけないでね。」だってさ。なんでも、この前の試合も見に来てたらしいよ?」
「いや。呼んだんだよ。」
「あ。そうなの?」
「うん。
でもナツミにしては珍しいな。普段はそこまで俺のこと心配してくれなかったのに。」
「そうなの?まぁ、迷惑はかけちゃダメだってよ。
こばはどこで誰に迷惑かけてるかわかってないんだからって。」
「あいつも心配性だけは直らないんだな…」
「ねぇ、こば?明日仮退院じゃん。ちょっと連れて行きたいところがあるんだけど?来れる?」
「ん?あぁ。別に大丈夫だと思うよ。」

次の日
僕はタムラに呼ばれ野球部みんなで打ち上げ等をするファミレスに行った。
中に入るとみんながいた。
「きたきた!今日の主役!まぁまぁ座れって!」
そう言われ、1つ空いた席に着席をした。
「えっとな、無事、甲子園行きが決まりました~!!」
「いぇーーーい!」
みんなで一斉に盛り上がる。
僕はホッと一息ついてみんなにおめでとうの一言をかけた。
聞くところによると僕が手術中に決めたらしい。
三年連続、3度目の夏、5度目の甲子園ということもあり、決勝はあまり苦戦しなかったらしい。
投打がうまく噛み合い無事僅差ではあるもののほぼうちがやりたい野球ができたらしい。
もっとも僕は手術明けでその話を全く聞いておらず、今回が初耳であった。

時間が経つにつれてみんな食事より話に夢中になっていた。
しばらくしてトダが僕のことを別室に呼び出した。
理由はちょっと体調が悪いから外の空気を吸いたいらしい。
僕もトダと色々と話をしたかったのでいいタイミングではあった。
トダが「もう大丈夫!」と言ったので一緒にみんなのいる場所に戻った。
するとトダが先に行き「ちょい、そこで待っとけ。」と言った。
僕は命令通り待っていた。
少ししてトダが呼びに来た。
中に入るとみんながニヤニヤしながら僕のことを見ている。
そしてタムラが前に出てきて
「こば。本当は1番をあげたかったんだけど、さすがにそれは選手の力では何もできなかった。
けど、みんな監督を説得してなんとか18番はあげられることになった。
これ。明後日までに付けて練習に来て。撮影あるから。」
そう言いタムラはアイロンが綺麗にかかった18番を渡してくれた。
僕は嬉しかった。
もらえないはずだった背番号。
今までほとんど1番を背負ってきたが、今回ばかりは本気で諦めていた。
けど、みんなは僕の復活を信じてベンチ入りができるようにしてくれた。
僕はみんなに泣きながらありがとうを伝えた。
涙は止まらなかった。

車に戻ると2人はまだ寝ていた。
僕は車を走らせ、家路に着く。
いつしかタムラも眠ってしまった。
車の中は、走行音と三人の寝息の音しかしなかった。
三時間くらいかかって家に着いた。
三人とも完全に寝ている。
僕は車を家のそばにつけ、三人、順番に家に連れて行く。
明日、向日葵を同時に抱え上げ部屋のベッドに寝かせた。
次にタムラを起こした。
「たーちゃん、起きて。着いたよ。」
まだ眠たそうだったが起きてきた。
しかし、タムラは僕に、
「足痺れたからおんぶして。」と言ってきた。
仕方なくタムラに背中を貸した。
やっぱり女子は軽い。
部屋に連れて行って、ベッドに寝かせると少しうれしそうに笑いまたすぐに寝てしまった。
駐車スペースに車を駐車し家に戻り風呂に入り、テレビを見ていた。
地元のテレビなので特に面白味はなかった。
しばらくして、
「パパー。ママが…」眠たそうな声で明日が起きてきた。
「たーちゃんがどうかしたか?」
すると、タムラが何か言ってるのに気が付いた。
なにを言っているのか気になり部屋に行く。
どうやら寝言のようだ。
「マー君…はどこ…行った…かくれん…ぼは…おしまいだ…ぞ。」
夢の中でも俺に逢ってるタムラはすごいと思う。
「向日葵はぐっすり寝てるから、今日はパパと一緒に寝よっか。」
明日は眠たそうな目をこすって頷いた。

3日後、学校にみんなが集まるとまずはミーティングを行った。
「えー。改めて神宮大会出場おめでとう。出場するにあたってみんなから改善のアドバイスをもらいたい。各班別れて30分後にまとめて提出してくれ。」
投手陣、捕手陣、内野陣、外野陣と別れて各教室で話し合いを始める。

きっかり30分後、元の教室に戻ってきた。
様々な意見がでた中、一つだけ誰が言ったか丸わかりなアドバイスがあった。
「選手も戦略に加えるべき。」
明らかにタカハシが出したやつだろう。
しかしなかなかの名案である。
監督の私でさえあまり分かっていない選手の隠れた得手不得手がある。
選手同士はそれを分かり切っている。
ましてや大学生、一つ一つのパターンに対するやって良いこと悪いことは分かっているはずだ。
そうすれば僕の大切な局面でのサインミスがなくなり、勝率も上がるはずだ。
もちろん1点を追う展開は別の話だが。
選手に任せるのもありかもしれない。
僕は速攻認可した。
もちろんタカハシが出した案であったのは言うまでもない。
神宮に行くまでの間、三カ所だけ対外試合がくめた。
紅白戦が出来ない人数ではないが、やはり他とやった方が経験値が数倍違うだろう。
まだ神宮大会のメンバーを決めかねている僕にとって、戦力はもちろんながらやはり新しい作戦にもでたように、観察力も重視している。
その中でも群を抜いているのはやはりタカハシだろう。
あの試合でのバッティングは圧倒的データ量の元で割り出された高確率で投げてくる球を打ったのだろう。
実際、タカハシの読みははずれた試しがない。もちろん実力でカバーしている部分もあるだろうが。
タカハシは観察眼が非常に高く、常に選手を観察してる。
本人は盗む為なのだろうけど、それがいろいろなものに通用している。

一カ所目。
まずは予選と同じメンバーをくみ試合に臨んだ。
もちろん神宮大会にでるほどの実力を兼ね備えている。
負けることはなかった。
しかし選手を活かすことは出来なかった。重要な局面でのイージーミスが目立ってしまった。
まだまだ監督としては若い。
選手をわかり切れていない部分が多い。
2試合目。
今度は選手に指揮を任せた。
すると意外なことにこちらとしても悩むことが減り様々な場所に目がいくようになった。
ちょっとした風の変化。
些細な相手のポジショニングの変更。
相手野手のステータス。
そう言ったところに目がいくようになると選手にもアドバイスが出来るようになりコミュニケーションも自ずと増えた。
試合も苦労なく勝てた。
やはり若作りのチームには選手をわかることが一番必要なのかど実感した。
次の試合までの間、僕は一人一人から面談をしていろいろな話を聞いた。
どんな野球をしたいか。
どんな選手を目指すのか。
最終的な目標は何か。
なにを目標にやっているのか。
やはり多くでる意見は
「徹底した走攻守」
「レベルの高い選手」
「頂点を目指したい」
「誰にも認められたい」
皆そんな感じだった。
僕も野球やっているときはそうだった。
常に限界を探し…
常に自分を破り…
常に他人を圧倒…
常に何かを求め…
常に何かを抱き…
夢に飽きたらず…
常に夢を見てた…
そんな昔を思い出すとなぜか涙が出てきた。
「そういえばナツミの夢…かなったのかな……




高3の冬。
僕はすでに進学先から合格をもらっていて、後は無事に卒業するだけであった。
もちろんナツミも頑張って日本最難関の医学部への進学をほぼモノにしていた。

とある日、僕らは少し遠くに出掛けた。
特に行くアテがあるわけではないが、ただぶらりとするだけだった。
いつも通りたわいもない話をして盛り上がっていた。
いつしか夢の話になり、お互いの夢を語っていた。
僕は「日本一の獣医師になって救える命を増やしたい」
ナツミは「人のために命を尽くしたい。」
お互いに何かしら日本一を目指し、頑張っている。

そしてあの悪夢の日。

僕は学校から帰ってきた。
少しなれていないせいか疲れていた。
ソファーの上でいつも通りテレビを見てゆっくりしていた。

何分たっただろうか…
家の電話がけたたましく鳴り響いた。
我に帰り、電話を取ると。
「やっと繋がった。
私、日本国土交通省のハタヤです。
これから言う内容をしっかり聞いてください。
ニュースでもあった通り、イスラエルにて空爆がありました。被害が分かっている限りでは、ナツミさんは残念ながら…」
一瞬何を言っているのか全く分からなかった。
「え?ナツミがどうかしましたか?」
「動揺するしているのはわかります。
もう一度言います。
ナツミさんが活動を行っていたキャンプが空爆にあい、ナツミさんは亡くなられました。」
その時、付けっぱなしにしていたテレビから速報が流れた。
「えー。夕方からお伝えしていますが、本日、日本時間午後3時頃、日本の医師が活動する赤十字社の医師団キャンプがアメリカ軍の空爆にあい、現地のひとを含め少なくとも20人が死亡。30人余りが怪我を負っているとのことです。
日本人の被害者は三名。
亡くなられたのは、コバヤシナツミさん
重傷がサクライ…」
もはや何が起きているのか分からなかった
電話越しにハタヤさんが名前を呼んでいる。
しかしそれすらも上の空。
頭の中がぐちゃぐちゃになってもう何がなんだか整理がつかなかった。
「今、気持ちに整理がつかないので、また後日電話をください…」
ガチャンと電話を切ると僕は膝から力が抜け、その場に崩れた…
数分たってようやく立ち上がると、僕は外へ出かけた。
コンビニへ行き、珍しくお酒を買って帰ってきた。
もちろん普段はそこまで飲むことはない。
だが今日は何かに頼っていたかった…
最近ハマってる歌がある。

中西保志の「最後の雨」

さようなら、つぶやく君が
僕の傘残して、駆け出して行く
悲しみ、降り出す町中が
銀色に煙って君だけ消せない

最後の雨に濡れないように

追いかけて、ただ抱き寄せて
瞳閉じた…

本気で忘れるくらいなら、泣けるほど愛したりしない
誰かに取られるくらいなら、
強く抱いて、君を壊したい…

解いた髪を広げて、僕の夜包んだ優しい人さ…
不安な波にさらわれる、砂の城
怖くて誰かを求めたの…
強がりだけを覚えさせたね。
微笑みは、もう2人の夢を見ない…

本気で忘れるくらいなら
泣けるほど愛したりしない。
さよならを言った唇も、僕のものさ。
君を忘れない。

明日の君を救える愛は
僕じゃない、でもこのまま、見つめている。

言葉にできないのが愛さ。
言葉では君をつなげない。
行き場のない愛が止まらない。

傘を捨てて、雨を見上げてた

本気で忘れるくらいなら
泣けるほど愛したりしない
誰かに取られるくらいなら
強く抱いて
君を壊したい…

良いと思う。


はぁー。
天才って困る。
店長に言われた。

「早く対面と釜を覚えてね!」
「小林君ほど成長の早い子は見た事ない!」
さすが天才。持ってるものが違うね笑

対面と釜とっちゃえばあとは時責取るだけ。
あー最強。
やっぱり物覚えがいいと困るねー笑

そんなふざけた事はどうでもいいです。
今日は吐きたい事吐きます。
今までのブログを読んでる人はたぶん

なに言ってんのこいつ。
とか思うけど、どーぞ思っててください。
それが本音であるなら仕方ないですからね笑

私には2年片思いしてる人がいます。
いきなりの告白に自分でも驚いています。
嘘です。

驚いているのは嘘ですが
2年片思いしてる人がいるのは事実です。
なんでか話した事もない人です。

一目惚れでした。
人生二度目の一目惚れ。
一回目は小6の時に塾の近くに買い物に行った時に、レジに並んでた眼鏡をかけた女子高生。

あの時はドキドキしまくりました。
初めての感覚です。
でも、今と全く違うのは、その時だけでした。

今好きな人は2年も同じクラス。
なのに話した事ない。
もうおしまいだ。
新年早々暴走したいと思うクソ林でーす。
本当にさ。
年末年始6連勤で、さらには一日中天ぷらとか頭痛くてかなわないわー笑

昨日が1番ピークで、朝から痛くて揚げたくなかったー笑
しかも、昨日、三が日が終わって落ち着く予想だったのに、いつにも増して客が増えて店回せなかった笑
昨日、俺が天ぷら回った時点でアホだったな笑

こう見えてピーク時皿洗い担当者の職位持ってるから、皿洗いだけは早いんだよねー笑
ただ、天ぷらもやること早いから天ぷら回ってる…
天才って困るなー笑
ったく。どいつもこいつも愉快で滑稽な顔しやがって。
お前らの顔見てると本当に腹筋が痛いくらい面白いわ。
所詮この世なんてヤリチンとヤリマンで満ち溢れてるんだよ。

俺、よく友達に「お前将来性犯罪犯すよ。」って言われるけど、犯す気ないし、犯すくらいなら嫁を犯すわ。
まぁ、嫁がいるかどうかわからんけどな。

どいつもこいつもクソみたいな顔しやがって。
見てて疲れるわ。
まぁ、俺の顔も人のこと言えねぇーけどな。

そもそも、なんで人間って一人一人差があるんだろう。
顔の差はもちろん性格、身長、事細かに人は区別される。
時折似てる人はいると思う。

けど、遺伝子単位で同じ人はこの世に1人たりともいない。
双子ですら無理。
生物理論上、同じ親から10,000,000人の子供が生まれてようやく1人被るくらいの確率らしい。

無論、1人の母親は頑張っても無理な話。
一人一人差があるからこそこの世界には差別、いじめ、偏見が生まれる。
だがよ、ちょっと見方を変えると、それも一種の長所じゃねぇーのかな?

差別、いじめ、偏見、これらはだれもがされる因子を持っている。
人と違うところ、そこである。
人はその弱みに付け込み自分の快楽を求める

実に滑稽で醜く憐れな生き物だ。
烏骨鶏、烏骨鶏!!
あ。滑った。

結局はこの世に神なんていない。
仏もいない。
この世、欲と金にまみれた汚く汚れた世界だ。

そんな世界に夢も希望も持つことができない。
人なんて結局は金と少しの地位があれは変わってしまう。
人は本当に残念で憐れな生き物に過ぎない。

何がこの世を救うのか。
何がこの世を変えるのか。
何がこの世を染めるのか。

結局は誰も救えない。
結局は誰も変えない。
結局は何色にも染まらない。

人にこの世を救うほどの勇気があるのか…
人にこの世を救うほどの力があるのか…
人にこの世を救うほどの財力があるのか…

人にこの世を変えるほどの勇気があるのか…
人にこの世を変えるほどの力があるのか…
人にこの世を変えるほどの財力があるのか…

人にこの世に色をつけるほどの勇気があるのか…
人にこの世に色をつけるほど力があるのか…
人にこの世に色をつけるほど財力があるのか…

人は無力で何もできない…
なのに人がいちばん偉いと勘違いしている…
結局は人は欲にまみれた金にしか目のない憐れな生き物。
くそばやし筋衛門です。
今日のブログは…
えーと…何言おうとしたんだっけ?

まぁいいや。
人って何なんだろうね。
いつでも夢見て、いつでも希望を持ってて、いつでも明るい考えを持てる…

でもよ、一回落ち着いて考えてみなよ。
人間いつでも夢が実現するわけでもないし、希望だって叶うことはない、ましてやいつでも明るい考えで居られるはずがない。
人間いつでも夢破れて、希望を打ち砕かれ、絶望という名の奈落の底にいなければならない。

人間の宿命は他人のために何かをする…
これはあくまで見かけ上の空虚の姿でしかない。
実際の宿命は自分のために他人を殺す。

人間なんて所詮、自己主義で、身勝手で、視野が極端に狭い…
人間は本当に見てて面白味のない邪魔な存在。
世界に必要なのは世界を引っ張っていける力の持ち主、知識の持ち主、心の持ち主、この3人だけでもいいと思う。

でも、その3人では結局は世界を回せない。
だから、その下に労働者と経営者がいて、その3人を支えなくてはならない。
俺らは結局はどうあがいても経営者になれるわけがない。

なぜなら経営者とは元々存在しないからだ。
経営者と聞けば会社の社長などのことを指す。
しかし、経営者が全てにおいて偉いわけではない。

法を犯せば捕まる。
良いことすれば株があがる。
悪いことすればクビになる。

僕の言いたい経営者とは「法律・憲法」のことである。
人間が法律になるなんて実に滑稽な話だ。
人間、誰しも完璧ではない。

人生で一度も遅刻したことのない人なんていない。
人生初めての遅刻は誰でも同じ。
生まれてくるときに予定してる日、予定されてる時間きっかりに生まれてこないはず。

別に遅刻することが悪いと言ってるわけではない。
その遅刻の罪をどう償い、贖うべきかの姿勢を示すかどうかだ。
人間、生まれてきた時から罪に穢れた汚い生き物。

いくら拭おうとも払拭しきれない。
いくら償おうと償いきれない。
いくら贖おうと贖いきれない。

拭うためには死ぬしかない。
償うためには死ぬしかない。
贖うためには死ぬしかない。

死んだその時、今まで犯した罪が全て消え、新しい罪を背負う。
人間はずっと罪を背負うか弱き生き物。
誰かの支えなくては生きられない。

だから結婚して、子供作って幸せな家庭を築こうとする。
人なんて幸せと思えば幸せ。
不幸と思えば不幸になる。

所詮考え方によって生き方は変わる。
みんな、バカでかい夢持って、バカ正直な希望持って、バカみたいに明るく生きていこう。
そしたらみんな死にたくなるくらいな世界のダークな部分を見れるぞ。

みんな死ぬ時は死のうぜ。
そしたら邪魔でくそみたいな人間が消えて良い世界できる!!
死にたくなければ罪を償え。

罪を償おうとすれば少なからず世界は明るくなる。
でもよ、黒は黒だ。
白になることは絶対にありえない。