こんばんわー！更新遅れました。
今日はだーいすきなお酒に辿り着け、東京ぶりに酔えるだけ飲み、少し酔っ払いながらの更新になるのですが、悪しからず。
今日こそはゆっくり寝れるかと思いきや深夜2時頃から急に雨が降ってきてしまい俺は飛び起き、干してた洗濯物達を急いで雨の当たらない所へ移動させた。いやあー旅人って大変。笑
そんなこんなであまり今日も寝付けず、9時に起床。
起きるとすぐに既に出勤していたマスターが淹れたてのコーヒーとどら焼きを持ってきてくれて、
「よかったら」
と言ってくれた。しみじみ。
敷いていたエアーマットと寝袋などの片付けを済ませ、俺は頂いたコーヒーとどら焼きを持って本日の宿のすぐ裏に向かった。
黄昏ながらコーヒーをいただき、どら焼きをかじりタバコに火をつけて奥田民生の「さすらい」を口ずさんでいた。
歌：奥田民生
作詞：奥田民生
作曲：奥田民生
さすらおう この世界中を
ころがり続けてうたうよ 旅路の歌を
まわりはさすらわぬ人ばっか 少し気になった
風の先の終わりを見ていたらこうなった
雲の形を まにうけてしまった
さすらいの 道の途中で
会いたくなったらうたうよ 昔の歌を
人影見あたらぬ 終列車 一人飛び乗った
海の波の続きを見ていたらこうなった
胸のすきまに 入り込まれてしまった
誰のための 道しるべなんだった
それを もしも 無視したらどうなった
さすらいもしないで このまま死なねえぞ
さすらおう
すっごい、今の俺の心境にハマる曲。笑
俺の葬式にはこの曲を流してください。笑
今回の旅でもしも俺が事故かなんかでくたばった時は、趣味でそれなりにお金をかけて集めていた服や、アクセサリーなどは友達の元にわたってお守りとして持っていてほしい！本当に金に困った時はそれが少しでも足しになるなら売ってもらっても恨まない。笑 友達の基準って難しいけども、本人が俺の事を友達だと思っていたら俺はそいつと友達だと思ってる。少ない定期預金は全て母親に。お気に入りで毎日着ていたスカジャンは弟へ、今回の旅の俺の夢と希望が詰まった愛車の自転車は父親へ。
1年半居候させてくれたおば、困ったらいつでも連絡してこいと言って背中を押してくれた元常連さん達、生田さん（生田さんの器の大きさには本当に感服です。）並びにもう退職して四年も経つのに手助けしてくれる凪の方々に千葉フランシスコ剛士生誕以来の最大級の感謝の気持ち。笑
貴方達のお陰で「いつかどこかで本当にやばくなっても何とかなる。」という気持ちを持って旅ができています。
未練がある訳じゃないが、去年まで俺が一番長く付き合っていた彼女から貰って今でもお気に入りでつけていた指輪は元カノの元へ。
そして誰か、あの子に惚れていたと伝えてくれ。
まあ日本一周ごときで死んでたまるかって話なんだけどね〜〜〜！！(笑)
このブログを始めて、読むのが日課になりそう。とか、自分じゃ出来ないことだけど身近に感じられるとか言ってくれる方がいて嬉しいよ！
入りから遺書じみた感じになってすいません。(笑)こんだけ書いたらなんか肩の重荷がスーッと抜けた気がした。
そんな事をぼんやり考えながら、俺はいわきに向けてシーカッペさんを後にした。お世話になりました。
20分くらい漕いでいるとすぐに「ようこそ福島へ。」の文字が！（はやっっ！！！）
天気もいいし昨日の深夜の雨のせいでせっかくいいところまで乾いていた洗濯物達がまたジメッとしていたので俺は海辺に自転車を停め、洗濯物達を干した。
かなりの量。実際はテントも積んでいるので広げたらこれの倍くらいはあると思う。
洗濯物を干している間、どら焼きだけじゃ物足らずお腹が空いていたので鞄の中を漁っていたら青山さん一家から頂いたみかんと野菜ジュースがあったので俺はそれを口にした。
中々洗濯物も乾かないし、俺は鞄の中を整理していた。
先日購入したダイソーのジップロックタイプの袋を使いこんな感じに
今まで割とアバウトに詰めていたカバンが一気にスマートになった。
自転車の後ろの両サイドに荷物入れが付いているんだけど、入れ方も工夫しだした。
もしもバランスを崩して倒れた時に極力左側に倒れられるように（右側は車線なので）左側の荷物を重くしたり。両サイドのカバンは基本的に誰でも開けられるので最悪お金で買えるものを積み、基本的に自転車から降りる時に持ち歩く真ん中にはお金で買えないもの（思い出の品や、貰い物、カードや、キャッシュカードなど）
を積むようにした。
洗濯物も乾き準備をして走っていると元職のアルバイトの子に書いてもらった「日本一周中」の立て札を見て一人のおじさまが声をかけてくれた。
名刺交換した。近所の整体師の岡部さん。
「一瞬で体のバランスを整えてあげる」なんて言うから半信半疑で受けてみた。。。。
おお！すごい！確かに体が軽くなった気がする！！
岡部さんとの別れ際、この辺のオススメスポットを聞くと「小名浜」と言うところを紹介してくれたので、いわきまでは遠回りになるが、時間たっぷりなのでそっち周りでいわきに向かった。
すごい坂道続きだったが、途中で微笑んでる落ち葉に出会った。笑
この辺は橋がかかった川が多くて、今日はこの辺の橋の下でも寝れそうだなー。なんか考えて進んでいた。
時刻は16時頃。小雨が降りだす、俺は少々眠くなってきたのでコンビニによりコーヒーを購入する。
この時、例のスナックのママさんに電話をしてみた。覚えているけど、なんとなく微妙そうな感じだったが、あっていただけることに。そりゃそうだ、半年以上前に一度だけ俺の前の職場に来て、しこたま飲んで、酔っ払った上で名刺渡してくれたから。覚えていなくて当然だ。
俺はいわきに向けて自転車を漕ぎ始めた。
途中東京でも余裕で通用するであろうかなり美人な女子高校生とすれ違った。柔軟剤と覚えたての香水の香り。。。これまた昨日と同じ「青春の匂い」がした。
まだまだ自転車を漕ぐ。
途中、「とかげのしっぽ」というアメリカン雑貨の店があったのでフラッと寄った。
俺の実家や中野に住んでいた時のアパートに来たことがある人ならわかると思うが俺はかなりのアメリカン雑貨好きだ。笑
店内をウロウロしているとずーっとJUDY AND MARYが流れている。
店主さんジュディマリ好きなのかな？俺も好きだよ。笑
なんかどこかで会った人に記念に渡せる様に缶バッジを二つ買ってショルダーバッグに装着してまたいわきに向かう。
6号線を走り続ける。5時頃山の中とても緑の匂いがした。北海道を思い出すような。
なんだかんだでだいぶ北に来たもんだな。
5時半頃、いわき駅まで目と鼻の先。お腹が空き始めた。そして左ヒザに未だかつて体験したことないような痛みが遅いかかる。
それでもなんとか痛みを堪えすぐそこのいわき駅に向かった。チャリから降りて押したりしながら。
6時いわき着。
初めて来た土地なのに、なんかいわき付近を走っているとなんだか懐かしくなって来た。
地元の小樽にかなり似た雰囲気がある。街の作りや、年齢層。ほんのり香る潮風の様な匂い。
地元に帰って来たような、包み込まれるようなあたたかさを町全体から感じた。
ここの雰囲気と、店の割に看板ついてる比率なんかもろ花園町を思い出させる。
小樽と札幌の間の若干小樽寄りな雰囲気。
俺はケータイの充電がしたかったので、約束のママさんをまっている間充電できるような場所を探していた。
店の前でママさんが掃除（？）していたので充電させてもらって、一杯いただけるか確認したところオーケー！
店に入った。いわきに来た経緯や尋ねてきたママさんの名刺を見せる。
！！！！！！！
なんと！俺が半年も前に名刺を貰ったママさんと古い付き合いだそうだ！
いやあ〜嘘のような本当の話。
ちょうど、尋ねたママさんから電話が着たのあえて居酒屋笑顔のママさんに電話を渡し、出てもらう！
本当だー！すげー！本当に知人同士だったんだ！！
俺が尋ねていわきに来たスナックのママさんは焼肉屋に連れて行ってくれる予定だったらしいのだが、急遽ここで会うことに！
スナックのママさんと東京の時に、一緒にご来店してくれた男性Yさんが到着。
ママさんは俺の顔を見て完璧に思い出したらしく、「まさか店長が旅してるとは！！」なんか言われた。笑
俺もつい2ヶ月前まではまさか自分が旅人なんかしてると思いもしなかった(笑)
色々な話をしてご馳走になり、二件目に連れて行ってもらうことに！
スナックいいとも
いやあ〜こういう親世代の少し上の人がやってる店もすごく地元を感じるよ。笑
ここでもかなり飲んだ。
刺身もご馳走になった。
放射能なんてないよ！（わからんけど）めっっちゃうまかったもん！！みんなも福島きたら是非美味しい魚を食べて！それで少しでも福島の力になれたらウィンウィンじゃん！
その後俺が尋ねた方のスナックのママさんの娘さんも合流。俺の二個下だ。
俺はママさんの娘さんと楽しくお話しさせて貰った。
俺が尋ねた方のスナックのママさんも、Yさんも
「いわきの父と母と思って」
なんて言ってくれた。
Yさんは俺の話を聞き、泊まるあてまで確保してくれ、宿泊代までくれた。
俺は涙ぐんでしまった。なーんか年取ったのか本当に涙もろい今日この頃。笑
写真載せたいんだが、色々としがらみがあり、モザイクならオーケーみたいなのでモザイク加工で。笑
なんか悪い人たち見たいだな？
娘さんは可愛いのでノー加工で。笑
締めにここのスナックのママさんお手製のうどんをいただいた。心温まった。
っていう感じの1日でした！！
今はホテルでぐったりしています。
これから大浴場に行くか起きてから行くか悩み中。
明日は自転車で福島と宮城の中間の亘理町と言うところまで向かおうと思ったんだが、これより先6号線沿い北はあの日の影響で未だに避難区域、警察がうじゃうじゃいる中、自転車や通行人は一切通れないそうで、自転車が乗れるところまでYさんに送ってもらうことになった！
興味半分で始めた旅人に興味半分じゃなく、覚悟を決めた。そんな1日でした。
長くなりました、お休みなさい！
