—卒業
朝食が食べ終わり、ステラにネクタイをきつく閉められエントランスまで見送られる。
そう、今日は卒業式。
三年間通った平成魔法高等学校の最後の登校日となるのだ。
学校に到着し教室に入ると賑やかだがどこか寂しげなそんな空気が漂っている。
卒業式開始まで俺は、思い思いにふけっていた。
入場の時は前者との間隔調整に集中しながら自分の席へと向かう。
着席してからは、自然と様々な思い出が頭を過る。
振り返れば、1億5千万の借金を両親から背負わされたり、小さい女の子とトモガラと闘ったり、天使に撲殺されたり、死後の世界にいって仲間ができたり、ゾンビになったり、友達を作るために隣人部とかに入れらたり、妖怪たちと闘ったり、リアルの女子たちを攻略しまくったり、科学と魔術の抗争に巻き込まれたり、絶縁状態の妹と仲良くなったり、夢の中で闘ったり、魔法少女の秘密を知ったり、喋る人形達と闘ったり、羽が生えた女の子達に居候されたり、メイド達と暮らしたり。
「この三年間、本当にいろいろな事があったなぁ。ほとんど闘いだったけど。」
胸が痛くなるのを感じる。
いつの間にか涙が溢れていた。
涙が止まらない。
周りの一般人も何人か涙を流している。貰い泣きをしたわけではない。と思うが、いまさら目から排出されるものを止める気もなかった。
...だって思い出がありすぎるもん!
もうあいつらには、会えない。そう考えただけで胸が張り裂けそうだった。
この3年間で出会ってきて共に闘った仲間達と会うことはまず無い。
濃すぎる日々だった。
なんていうか....楽しかったZE☆
式が終り、ステラ、メイベル、アカネの三人が校門で待っていた。
「あ、ラストオーダーだ!迎えキタよぉ♪帰ろぉ。」
メイベルが満面の笑みで俺の右腕にしがみつき胸をくっ付けてくる。その顔を見たらなんだか無性にレイプしたくなった。
4人で帰路を歩いている間は、やっぱりと言うか相変わらずメイベルとアカネがケンカしていた。その日常に触れているととても幸せな気持ちになる。
その様子を見ているステラもまたクスクスと笑っている。
そんなステラに一言いった。
「これからもよろしくな。」
ステラは、俺を黙視するなりきょとんとしている。
その後、何かを指したかのように
「...うっせ!ばぁぁぁか!!キモイっつの!!」
...はは。
だよな。
その時のステラの顔は、夕日のせいか赤面して見えた。