いつもと同じように、四人は並んで就寝していた……はずだった。
尿意を感じた子猫のシロがむくりと起き上がり周囲を確認したところ、何故か青年の姿だけが見当たらなかった。
どうしたのだろうと、外に確認しに行くシロ。青年の足跡と思われるものは存在するが、肝心の青年の姿はない。
いやな予感がした。
次の日も、その次の日も、青年が帰ってくることはなかった。
途方に暮れた子猫三匹は、また捨てられたのだと、落ち込んだ。あれだけ優しくしてくれたお兄さんも、いらなくなったらすぐに僕らを捨てるんだ……。
「お兄さんを信じてみようよ」リーダーのシロが笑って言う。他の二匹は顔を見合せて、ゆっくりと頷いた。
そして三匹は、青年を待つとともに、青年がやっていた屋台を守るため、商売を始める。
初めは失敗ばかりだった。客にも叱られた。調理器具を壊してしまった。要領が分からずに、他の二匹を困らせてしまった。
だが、彼らは一心に働く。泣きたくなる日があっても、お兄さんが無事に帰ってくることを願って、彼らは笑顔で仕事をする。
僕らがお店を守るんだ!
はい、長々とすみませんね。
今回は比較的真面目なブログですね。
うんこ。
では、このゲームの簡単な説明を。
育成シュミレーションゲームです。
シロ、ミケ、クロ。この三匹の子猫が主人公で、プレイヤーは彼らを操作して商売していきます。
クロは材料調達。[さがす]ボタンを押すと、クロが一生懸命、色んなものを見つけてきます。穴を掘って、小麦粉を見つけてきます。その一心不乱な姿に感銘を受ける方もいらっしゃることでしょう。
そしてミケの仕事は、クロが見つけてきてくれた材料を使用し、商品をつくること。彼の天才的な器用さは、実は努力の賜物だそうで、僕らもミケを見習わないといけませんね。
ただ彼について気になることが一つ。このゲームを既にやったことのある方なら分かるかもしれませんが、違う画面から彼に画面を移すと、彼は何故か調理をせずにあらぬ方向を向いているのです。それは一瞬のことで、すぐに調理器具のほうに視線を戻し、いかにも頑張って調理してます感を出します。
僕にも覚えがあります。高校のとき、いわゆるマスタなんちゃらを自宅でしているとき、扉の奥から物音がしてはチョコバットを隠し、物音がなくなるとすぐにチョコバットを取り出しては、ドキドキヒヤヒヤでチョコバットを振り回していました。ゴジラ松井も真っ青です。
きっとミケも同じ気持ちだったのでしょう。彼には常に監視が必要なのかもしれません。サボり癖がある子猫です。
そして最後、シロのお仕事。彼の主は接客業です。お店には沢山のお客さんが来ます。何が売れやすく、何が売れにくいのか考えながら商品を置きましょう。たまに注文の札が画面上にぶら下がっているので、そちらにも気を配りながら、お客さんの要望に答えましょう。
スペシャル注文というものもあります。それは時間制限つきですが、その分報酬が大きくなるので、是非トライしてみましょう。
お金を儲けていくと、デパートで買い物ができるようになります。新しい材料が見つかる双眼鏡であったり、調理器具であったり。そして、お店を大きくしていくと、ストーリーが進展していきます。
彼ら三匹はこうして、自分にあった仕事を分業し、お兄さんが戻るまで、お店を守り続けます。全員笑顔ですが、その心中を察すると、涙が出てきそうです。
お兄さんは何故いなくなったのか?
今も生きているのか?
生きているなら、どこにいるのか?
全てを知ったとき、あなたは驚愕することでしょう。
ストーリーに隠された真相を知りたいかたは、是非この 、[はい!こちらネコ屋台です。]という無料アプリをダウンロードして遊んでみてください。
ちなみに僕も真相は知りません。