今回は真面目なブログ、略してマ！
東京に来て早三年。思い返してみると、とんでもなく短かった。
公務員試験に面接で落ち、急いで社会に出なくてはと、今の会社に入社。東京支店に配属され、親とはGW、お盆、年末年始に茨城に帰るときくらいしか会わなくなった。
僕は親と話せない。反抗期とか、そんな生易しいものじゃないと思う。これはきっと病気に近いもの。
いつから話せなくなったか。
母親には付き合っている男性がいる。母親が離婚したのは、僕が産まれる前。僕は実の父親の顔すら知らない。顔写真を見せてもらったことがない。
僕はずっと母子家庭で育った。そこにひょっこりと現れた彼に、僕は馴染めなかった。
これは彼のせいばかりではない。僕は自他共に認める人見知りで、本当に仲良くなった友人にしか心を開けない。
あまり思い出せないけれど、確か彼との初対面は、僕が３歳とか４歳とかそのくらいだった。そこから月一回くらいのペースで、母親と彼と僕とでどっかに出掛けたりした。(月一回は多い方で、基本的には三ヶ月に一回くらいだった)。正直楽しくはなかった。
高校生までそんな感じで、いきなり、向こうの実家に住むことになった。騙されて、と言ったら聞こえが悪いが、強引に引っ張られたのは事実だった。
その時の僕は、正直憤りしか覚えていない。親の身勝手さに辟易として、それまで仲の良かった母親とも話さなくなっていた。
実家に行ってから約半年が経過した。向こうの両親ともだいぶ距離が縮まってきたころ、突然、母親が泣きながら僕の部屋に入ってきた。
「お母さん(向こうの母親。姑)と喧嘩したから、この家にはいられない。出て行こう」
何かが切れる音がした。それ以降、僕は母親と話せなくなった。
次回に続く