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先日誕生日を迎えられた、ファンの浅賀玲音くんにプレゼントをいくつか贈らさせていただきました。
その中の一つとして、オリジナルストーリー「もち丸物語」があったのですが。玲音くんに気に入ってもらえたみたいです。また、玲音くんのブログで紹介されたときにもいくつかもコメントで「読んでみたい」とあったので、グルっぽで聞いてみたところ、10数人の方が読んでみたいとコメントしてくださり、玲音くんも公開を快諾してくださったので、公開してみます。
なお、以下の文章の許可を得ない無断複製・転載は禁止させて頂きます。
もち丸物語
(この物語はフィクションであり、登場する人物や名称などはすべて架空のものです)
こんにちは。ぼく、もち丸です。浅賀玲音っていう人間に飼われてやっているハムスターの男の子です。 ぼくの飼い主の玲音っていう子は、中学生の男の子でテレビに出る仕事をしてるみたい。まあ、ぼくには負けるけどそこそこカッコいいし、かわいいかな。それから、ぼくたちハムスターには負けるけど、人間には人気みたい。
ぼくは、この玲音とその家族にかわいがわられてやってます。そこそこの家に住まわせてもらって、ちゃんとご飯ももらってます。人間の中には、動物虐待とかをするやつがいるみたいだけど、それに比べたらぼくはましかな。こんな生活だけど、不満がないわけではないよ。今の檻みたいな家を出て、もっと広くて住みよい巣を作りたいと思って、何度か脱走したよ。でもそのたびに浅賀家の人間につかまっちゃった。人間のくせにやるね。
これからのお話は、ぼくの身に起こった出来事だよ。
「もち丸、おはよう。」
ぼくの気持ち良い眠りは、浅賀家の人間のあいさつでいっつも妨げられるんだ。ぼくたちは本来夜行性だから、やっと眠りに就く時間なのに、人間ってのは動物の気持ちが分かってないね。人間だって、寝始めの頃に大声を出されたらいやでしょ。それとおんなじなのに何でわからないのかなあ。
「いってきます。」
そうこうしているうちに、人間たちはみんな出かけていく。良くは知らないけど、『学校』とか『会社』とかいう所に行くみたい。まあ、これで静かになるわけだから、ゆっくり眠れる。
ブーン ブーン ブーン
あ、そうだ。こいつがいたんだ。丸っこい胴体から伸びた長い首、そしてその先にある横長の口。浅賀家の人間は、ときどきこいつを操っている。こいつはゴミが食糧みたいで、浅賀家の人間はこいつを使って家の中をきれいにしてるみたい。今日は、玲音のお母さんが使ってる。
人間が賢くなって、こいつが小さくなったり静かになったりしてるみたいだけど、ぼくたち小さな生き物にとってはまだまだ大きいんだよな。
「さて、買い物に行こうかな。」
あいつを使い終わった玲音のお母さんはそう言って出かけて行った。
これでゆっくり眠れる。スヤスヤスヤ・・・
「ただいま。」
「お帰り、玲音。」
玲音のお母さんが出かけて行ってかなりたってから、玲音が帰ってきた。
眠った後、喉が乾けば水を飲み、おなかがすけばご飯を食べて、眠くなったらまた眠る。ぼくはいつもそういう緻密なスケジュールをもとに生活している。えっ、ただグータラなだけだって?ふん、だから人間はだめなんだ。人間の生活に合わせながらぼくのやりたいことをする。これって、結構大変なんだよ。
「もち丸、ただいま。」
玲音だ。浅賀家の人間がぼくに近づいて来たら、ぼくは愛想をふるまうことにしている。そうすれば、もっとかわいがってもらえ・・・、もとい、かわいがられてやれるからね。でも時には、そんな気分になれないときもあるんだ。そんなときに無理やりなでられたりしたら・・・・、噛んじゃうよ。
ちなみに、浅賀家の人間のなかでは、玲音は結構お気に入りだよ。(噛んじゃったこともあるけど・・・)
「玲音、ご飯よ。」
「はーい。」
そんな人間たちの声を聞きながら、ぼくは夜のために仮眠をとることにした。
「夜だ。」
ぼくは、ぱっちり目が覚めた。
「今日は何しようかな。また脱走計画でも立てようかな。」
ぼくがこんなこと考えているなんて全然気づかないで、浅賀家の人間は今頃ぐうすか寝てるんだろうなあ。そう考えるたびに、ぼくはおかしくて笑ってしまう。
「もち丸や。」
ん?声がしたような。気のせいか。
「気のせいではないぞ、もち丸。」
ん?また声がした。どこから?
「ここじゃ。」
声のする方を見てみると、ぼくよりちょっと大きいおじいさんハムスターがいた。
「おじいちゃん、だれ?」ぼくは、そう尋ねた。
「わしか、わしはな、ハムスターの神様じゃ。」
「ハムスターの神様!」ぼくは思わず叫んでしまった。といっても、小さな体なんで人間には聞こえないけど。
「そうじゃ、神様じゃ。」
「その神様がぼくに何の用なの。」
「わしはな、いろんなハムスターのところに行ってそのハムスターの願いをかなえることが趣味、いや、役目なんじゃ。」
「てことは、ぼくの願いをかなえてくれるの?」
「そうじゃ。ではもち丸、お前の願いは何じゃ。」
「ぼくの願い。うーん。」
ぼくは自分の家の中を走り回ってみた。
「そうだ、ぼく、一度人間の生活をしてみたかったんだ。」
「そうか、わかった。では、お前の飼い主の玲音とかいう人間と、一日だけ入れ替わってみるか。」
「うん。」
「じゃあ、呪文を唱えるぞ。ハムハムコウコウハムコウコウ~」
「玲音、もう朝よ。起きなさい。」
下から玲音のお母さんの声が聞こえる。でも、まだ眠い。だからもう一度寝ることにし・・・、うん?『下』から声が聞こえる?
ドタドタドタドタ
ガチャ
「玲音、いい加減起きないと遅刻するよ。」
ぼくは掛け布団をはがされた。うん?『掛け布団』
ぼくは飛び起きた。そして、鏡で自分の顔を見て驚いた。
「玲音だ。ぼく、玲音になってる。」
「何言ってるの。はやく準備しなさい。」
そう言って、お母さんは下に降りて行った。
「どうなってるの?」
「もち丸や。」
「あ、神様。」
「『どうなってるの』って、昨日、いや昨晩、いやいや今晩、いやそんなことはどうでもいいが、お前が玲音と入れ替わりたいと、正確には人間の生活がしたいというから、わしがその願いをかなえてやったんじゃ。」
そういえば、そんなことがあった気がする。
「ねえ、ぼくどうすればいいの。」
「簡単じゃ。玲音の代わりに学校に行ったりすればいい。」
「・・・・」
ぼくは急に不安になった。
「とりあえず、着替えて朝ごはんを食べに行け。」
そう言って、神様は消えた。
「どうしよう・・・」
「玲音、もう朝よ。起きなさい。」
お母さんのその言葉で、僕は目が覚めた。
「はーい。」
そう答えてから、僕は自分の身に異変が起きたことに気付いた。
顔を触ると毛が生えている。とうとう髭が生えてきたのかと思っていたら、顔全体に毛が生えている。というか、全身毛むくじゃらだった。この姿って、
「ハムスター?」
僕はそう呟いてしまった。呟いた後、これは夢なんだと思い、手をつねってみた。
「痛っ!」
夢ではなかった。一体僕の身に何が起こったんだ?
「教えてやろう。」
その言葉とともに、もち丸より少し大きなハムスターがいた。
「あなたは誰なんですか?」
「わしか。わしは、ハムスターの神様じゃ。」
「ハムスターの、神様?」
「いかにも。」
「ていうか、なんで僕がハムスターになってるんですか。」
「知りたいか。」
「はい。」
「それはな、わしが、いろんなハムスターのところに行ってそのハムスターの願いをかなえることが趣味、いや、役目だからじゃ。」
意味が分からない。
「だから、僕が知りたいのは、なんで僕がハムスターになってしまったか、ということなんですよ。」
「せっかちじゃのぉ、いまどきの若い人間は。いいか、お前、ハムスターを飼っておるじゃろ。」
「もち丸、ですか?」
「そうじゃ。そのもち丸の願いが、『人間の生活がしたい』というものだったんじゃ。」
「だから?」
「じゃから。わしがもち丸の願いをかなえてやって、今日一日、もち丸とお前の心と体を入れ替えたのじゃ。」
「はぁ?」
「つまり、お前は今日一日、もち丸として過ごせばいいのじゃ。」
「じゃあ、もち丸は。」
「もち丸は、今日一日お前として過ごす。」
「えーーー。」
僕が思わず叫んだとき、階段を下りてくる音が聞こえた。
ドタドタドタドタ
「遅かったじゃない、れ・・・お。」
なんだ、玲音のお母さんの様子が変。
「玲音、あんたそれ、その格好。」
お母さんの声が聞こえたので、僕はそっちを振り向いた。
すると、そこには僕がいた。ただ、足は裸足で、ズボンの片方に両方の脚を突っ込んで、ワイシャツはちゃんと着ていたけど、ブレザーの上着を腰に巻いて、おまけにネクタイをまるで酔っ払いみたいに頭に巻いている、といった奇妙な格好だった。
「玲音、あんたどうしたの。もー、時間ないからはやく。」
ああ、変な格好の僕がお母さんに服を着替えさせてもらっている・・・
中学2年にもなって・・・
「最悪。」
「ははは、もち丸はおもしろいのぉ。」
「ちょっと、おもしろいじゃないですよ。今からでも元に戻してください。」
「あ、それ無理。」
「どうして。」
「わしの呪文、途中で取消しはできんのじゃ。」
「えっ?」
「つまり、何がどうなろうとも、今日一日はこのままなんじゃ。」
「えーーーーーーーーー!」
僕はまた叫んでしまった。
「さて、やっと着替え終わったし、早くご飯食べないと遅刻よ。」
「わかった。」
モグモグモグモグ
「ち、ちょっと、玲音。あんた、何やってるの。」
「何って、ご飯食べてるんだよ。」
「手づかみじゃなくて、ちゃんとナイフとフォークを使いなさい。」
「でも、早く食べなさいって。」
「ああ、もう。」
「あはははははは。」
ハムスターの神様は、また笑っている。
「もち丸は本当におもしろいのぉ。」
「もち丸~~~。」
僕は少しだけもち丸に殺意がわいた。だって、今までの僕のイメージがメチャメチャなんだもん。
「なんだか僕、もう見てられません・・・」
「そうか?では、寝ておればいいのではないか。」
「そうしたいんですが、不安で眠れそうにありません。」
「呪文をかけてやろうか?」
「結構です!」
「では、ハムハムコウコウハムコウコウ~」
「ちょ、意味違う。」
遅かった。僕は深い眠りに落ちた。
「行ってきます。」
「行ってらっしゃい。」
ぼくは家を出た。でも、ぼくは『学校』というのがどこにあるのか知らないからどうすればいいのか分からないよ。
すると、ぼくと同じ格好をした人間が話しかけてきた。
「玲音、おはよう。」
「おはよう。」
「一緒に学校行こ。」
「うん。」
ぼくは、この人間について行くことにした。
「ていうか、このままじゃ遅刻じゃん。走ろ!」
「うん。」
この人間がそう言ったので、ぼくたちは走り始めた。
走る走る走る・・・
「れ、玲音?」
隣で走っていた人間が、まるで変なものを見たようにぼくの方を見ていた。気がつくと、周りにいた人間たちも変なものを見ているような顔をしている。
なんでだろう、と不思議に思ったぼくは、そのとき自分の走り方が横の人間と違っているのに気付いた。
いつの間にか四足で走っていたのだ。人間は二足で走るから、そりゃ変に思うよね。
「急いでたから、つい。」
「だからって、手で走るなよ。犬じゃないんだから。変な玲音。」
犬じゃない、ハムスターだ、とぼくは思ったけど、それを言うともっと変に思われるから我慢した。
また四足にならないように気をつけながら、ぼくたちは学校に着いた。(ちなみに、ギリギリ間に合ったみたい。)
キーンコーンカーンコーン
学校に来て、何度目かのチャイムが鳴った。
「玲音、一緒に帰ろうぜ。」
そう話しかけてきたのは、今朝一緒に学校に来た人間・佐藤だった。
「もう帰れるの?」
ぼくは不思議に思った。だって、玲音はいつも夕方ぐらいにしか帰ってこなかったから。今はまだ、おひさまは高かった。
「だって、今日は午前授業の日だぜ。もう終わりだよ。あ~あ、腹減った。」
そう言って、佐藤はおなかをさすった。
「佐藤君、あなた、補習があるでしょ。」
振り返ると、担任の人間・山田先生がいた。
「早く二階の教室に行きなさい。」
「は~い。じゃ、玲音、またな。」
そう言って、佐藤は教室を出て行った。
「そういえば、浅賀くん。」
佐藤が出ていくとすぐ、山田先生はぼくに話しかけてきた。
「なんですか」
「あなた今日、なんだか変じゃない?」
「変って、どこがですか?」
「どこがって、いつもは始業一時間前には学校にいるのに、今日は遅刻ギリギリだったし、あと、他の先生方に伺ったのだけれど、授業態度が変だったって。一時間目の数学では、宿題を忘れていたみたいだし、二時間目の国語の時間では、簡単な漢字も読めなかったみたいだし、三時間目の美術では、いつもは上手な絵が全然だめだったみたいだし、さっきの四時間目の地理の時間では、ずっと寝てたみたいだし。なんだかいつもの浅賀くんじゃないみたいって、みんなおっしゃっていたわ。」
そりゃそうだよ、ぼくは人間の浅賀玲音じゃなくて、ハムスターのもち丸なんだもん。朝は、いろんなことがあって遅くなっちゃったし、数学なんてわかんないし、第一宿題なんか知らなかったもん。国語だって、ぼく、人間の文字は読めないもん。絵なんか描いたことないし、イラスト部の玲音に比べたらぼくが下手なのは当たり前じゃないか。ま、そこは認めてあげるけど。それに、四時間目ともなると、いつもは寝てる時間だから、もう眠くって眠くって・・・。思わず寝ちゃった。でも、そんなこと言えないから、
「別に変じゃありません。今日は少し疲れていたので。」
そう答えておいた。
「そう?だったらいいけど。」
「先生、さようなら。」
これ以上あれこれ聞かれるのが嫌だったから、ぼくは帰ることにした。家までの道は、朝来たときの逆だったから、迷わなかったよ。
「う~ん。」
僕は、目が覚めた。目が覚めると同時に、自分の顔が毛むくじゃらなのに気付き、僕がハムスターになってしまったことを思い出した。
「もち丸、どうしてるかな。」
僕は不安になった。そういえば、今日は午前授業の日だから、そろそろ帰ってくるころだと思う。それに、今日は仕事の予定も遊ぶ予定もないから、もち丸が必要以上に外出しなくていい。不幸中の幸いだと思った。
それはそうと、このもち丸の家、実際に入ってみるとけっこう窮屈だなぁ。もち丸が脱走したくなる気持ち、なんだかわかる気がする。
「ただいま。」
「お帰り、玲音。」
やっと家に帰ってきた。慣れない体で慣れないことを、いつもは寝てる時間にしたもんだから、とっても眠い。だから、お昼ご飯を食べ終わると、部屋に帰ってそのままベッドにダイブして寝ちゃった。
もち丸は、学校から帰ってお昼を食べて部屋に上がってから一度も下りてこない。
「もう、夕方なのに。」
僕は思わず呟いてしまった。その時、聞き覚えのある声がした。
「玲音や。」
「あ、あなたは確か、ハムスターの神様、でしたっけ。」
「いかにも。」
「何か用ですか?」
「いやぁ、もち丸の学校生活、実に愉快じゃった。」
「えっ、どんな風だったか知ってるんですか?」
「もちろんじゃ。なんせ、実際に見てきたんじゃからな。」
「教えてください。いや、やっぱり知りたくないかな。でも、知りたい。」
「どっちなんじゃ。」
「教えてください。」
「分かった。もち丸はな・・・」
ハムスターの神様が教えてくれたもち丸の学校生活は、僕が思っていた以上にひどいものだった。
「もち丸ったら。」
「まあまあ、そう落ち込むな。」
「落ち込みます!」
「じゃが、喜べ。わしがかけた呪文の効果がそろそろ切れる。」
「えっ、ということは。」
「お前は人間の体に戻れる。」
「やった!」
僕は檻の中を走り回った。
「もち丸や。」
聞き覚えのある声で、ぼくは目が覚めた。気がつくと、夕方になっていた。
「もち丸や。」
「あ、神様。」
「どうじゃ、一日人間の生活をしてみて。」
「う~ん、疲れた。もうハムスターに戻りたい。」
「そうかそうか。喜べ、そろそろ呪文の効果が切れるから、ハムスターの体に戻れるぞ。」
「やった!」
ぼくは思わずベッドの上で飛び跳ねた。
「1、2、3!」
ハムスターの神様のカウントとともに、変な感じがした。なんかこう、魂が宙に浮くみたいな感じ。
気がつくと、ぼくは狭い檻の中にいた。ということは・・・
「元に戻ったー!」
ぼくは、小屋の中を走り回った。
「じゃあの、もち丸。わしは他のハムスターのところに行くわい。」
「うん、またね。」
こうして、ハムスターの神様はいなくなった。
「玲音、ご飯よ。」
お母さんの声が聞こえた。
ハムスターの神様に、『お前は人間の体に戻れる。』と言われた少し後、魂が宙に浮くみたいな変な感じがしたと思ったら、僕は2階の自分の部屋でベッドに横たわっていた。
「はーい。」
そう答えてから、僕は下りていった。
「あんた今日、変だったわよ。」
「そう?別にいつもと変わらなかったけど。」
「そうかしら。」
「そうだよ。」
お母さんはまだ不思議そうだったけど、僕はこの話を終わらせてご飯を食べることにした。
「いただきます。」
「ふう、今日は疲れた。」
たっぷり水を飲んだ後、ぼくは今日のことを振り返った。
それにしても、人間って結構大変なんだな。時間通り動かなくちゃいけないし、難しいこともやらなきゃいけないし・・・
ぼくは、少しだけ人間を見直した。
そして、そのまま眠りに就いた。
「ふふふ・・・」
「どうしたの、玲音。」
「お母さん見て、もち丸、寝ながら笑ってるよ。」
「ま、ふふふ。もち丸ったら夢でも見てるのかしら。」
「どんな夢をみてるのかな。」
「さあね。じゃ、ご飯にしましょ。」
「うん。」
終わり
あとがき
「もち丸物語」いかがでしたか。気づいてもらえたかは分かりませんが、もち丸と玲音が入れ替わったのは、実はもち丸の夢だった、というオチです。それを、玲音が気付き、お母さんに報告する、といった微笑ましいお話です。ちなみに、「ぼく」はもち丸で、「僕」は玲音の一人称です。
このお話は、ハムスターが人間の生活をしてみたらどうなるのだろうと、思ったことから考えが膨らみ、どうせなら、飼い主と入れ替えてしまおうと思い、書いていきました。
それでは、こんなお話を最後まで読んで下さったことに感謝いたします。
平成二四年八月十三日
筆者