今日の出来事
知り合いの農家さんに出会い、農作物の出来具合の確認。どうやらメイズが不作のよう。聞くところによれば、品種改良された種を農務官事務所から買っているし、雨も昨年に比べてよく降るし、何が原因か分からないとのこと。
正直なところ、自分も農業ばたけで働いてきた訳ではないのでどうしたらいいかは分からなかったけど、crop rotation(輪作)のことは知っていたのでその可能性について聞いてみると、「やっぱりそれかなー」との反応。更に聞いてみると、彼自身も輪作は知っており、そうした方がいいと思ったらしいのだが、彼の祖母から昨年もずっとメイズを作っていたのに、ここはメイズを作る場所と頑固反対されたとか。
これは国際協力に携わっている方皆さん経験されることなのかもしれませんが、「こうした方がいい!こっちのほうがより良い!」と分かっていてそれを伝えても、その土地や民族の習慣や考え方が根付いていて理解されがたい、ということを自分自身よく経験します。
頭ごなしに「違う!!」と言い切ってしまえば、楽なんだとは思いますが、やっぱりはそれは何となく違うくて、、、。
これは持論ですが、彼らがそう思うのは彼らが今まで生きてきた生活の中で積み上げてきた経験則が彼らにそうさせるわけで、そこを「違う!」の一言でスパーンと言ってしまうのは何か彼らの今までの人生そのものを否定してしまうような気がして。だからこそ、分かっていてもお孫さんも何も強く言い切れなかったのかな、と思ったりしました。
そういう意味で、時間をかけて、お互いの国や文化のことをわかった上でようやくちょっと土足でお互いの懐で言い合えるぐらいがちょうどいいのかな、と思いました。そう考えると草の根活動って大切ですね!
[今日の一枚]
ラフティングできそうな勢い。
最近大分雨が降る頻度自体はやや少なくなってきた感触ですが、降るときは未だに凄まじいです。