昨日、空手の練習に参加していた子どもの一人から、「お父さんが空手のことについてよく理解してないから、家に行って話してほしい。」と言われ、練習後、彼の案内の元、自宅へといった。

ご両親どちらとも教員とのこと。
どうやら、最近空手の練習、と言って頻繁に外に出て行く息子さんのことが心配だったらしい。

空手のこと・自分が空手クラブを始めようと考えた経緯・今現在、来月カカメガで行われる昇級試験に向けて彼が頑張っていることをかいつまんで説明させてもらった。心配だった昇級試験の費用面に関しても、約束通り前学期に、彼が自分で両親にきちんと話していたようで、大丈夫とのことだった。

最後に彼が懸命に練習している姿の動画を見せたら、涙を流して喜んでくれた。心配や不安やそういった喜びも全部ひっくるめて、やっぱり親御さんだな、と思った。

最後には息子さんを呼び出して「見送りなさい。」という誠実さ。

息子さんの性格もご両親譲りなんだな、と感じた場面でした。

[今日の一枚]
太極初段(松濤館流)

ケニアで広く普及しているのは、
伝統空手・4大流派の一つ、松濤館流。
その流派で一番最初に習う形が、この太極初段という形です。マスターする子ども達が多くなってきました。