ここ一週間で読んだ本
①「虚無への供物」中井英夫
日本3大奇書とよばれる
「ドグラ・マグラ」、「虚無への供物」、「黒死館殺人事件」のうちの一つ。
奇書でもなんでもなく、ミステリ小説のスタンダードとも言える内容
長ったらしい現場検証と推理が何十ページも続き
反則は犯さない推理小説のマナーに則った礼儀正しい作品
日本で最も真っ当な推理小説じゃなかろうか
作品に流れる空気は異質なものだけど
それは何故かって
目的をしっかり持った行為が犯罪としてでしか形にならないもので
それはそのままこの世にあってはならない青いバラを作る事に似ているから
でもそれはいちばん普遍的なことだと思った
っていうお話し
ドグラマグラもこの本も、真っ当な人間が真っ当な人間のために書いた本
だから最近増えてきている耽美派気取りの若いコはまずここに手を出すべき
だと思う
イギリス最高の文学賞、ブッカー賞を獲得した作品
イギリスの匂いがすごい
身分と人間の尊厳と
イギリス人とアメリカ人と
男と女と
父と息子と
それぞれの対比と共通項を同時に分かりやすく娯楽的に教えてくれた
大学生の僕にもわかりやすかった!
③「夜会服」三島由紀夫
簡単に言えば嫁は姑と旦那の間で揺れ動くおはなし
人間の本意と素直な性格は、馬を乗りこなすこと(=乗馬)と同じことかもしれない
読みやすい娯楽作品。この人はなんでこんなものまで書いてしまうんだろう
一生かかってもわからない
確かにとりそうな本ばっか書くよこの人は
他にも2冊だけ読んだことあるけど
えげつないお話しばっか書くのに、なぜか後味は悪くない
犬とお話しできたらいいと思う?
僕はそうは思わないな









