あっという間に1ヶ月余りが過ぎた。
これから、
2ヶ月、3ヶ月と過ぎて
あの日の記憶が、
悲しみや寂しさが、
薄れていくだろう、
その事実を思うと、
切なくなる。
過ぎ行く時間の速さは、
あまりに無情だ。
周りの変化に
今はついていけない。
一人になれば、
勝手に涙が溢れてくる。
濁流の津波の中、
白と黒の模様の猫は
海水にのまれて溺れ死んだのだろう。
あの冷たくて、
暗い水のなか。
さぞ、恐ろしかっただろうに。
きっと家の二階で
ニャーニャー鳴いているはず。
冷たくなって、
ちっちゃくなって、
震えてるはず。
だから抱き締めて、
温めてあげよう。
ごめんね、恐かったよね。
いっぱいいっぱい
抱き締めてあげるから。
今行くよ!
どうして…
たどり着いた我が家は、
1階の床板を
残しただけの状態だった。
家の二階など、
あるはずがない。
あのこをこの腕に
抱きしめられるはずなどない。
初めから、
すでに津波にのまれていたんだ。
全て、何もかも。
下手な希望など、
持たなければ良かった。
おまえと、
また暮らせるんだ、
なんて、
思わなければ良かった。
気まぐれで、
自分勝手なおまえと
もう
会えないなんて
マメ
どこにもいないのかい?
これから、
2ヶ月、3ヶ月と過ぎて
あの日の記憶が、
悲しみや寂しさが、
薄れていくだろう、
その事実を思うと、
切なくなる。
過ぎ行く時間の速さは、
あまりに無情だ。
周りの変化に
今はついていけない。
一人になれば、
勝手に涙が溢れてくる。
濁流の津波の中、
白と黒の模様の猫は
海水にのまれて溺れ死んだのだろう。
あの冷たくて、
暗い水のなか。
さぞ、恐ろしかっただろうに。
きっと家の二階で
ニャーニャー鳴いているはず。
冷たくなって、
ちっちゃくなって、
震えてるはず。
だから抱き締めて、
温めてあげよう。
ごめんね、恐かったよね。
いっぱいいっぱい
抱き締めてあげるから。
今行くよ!
どうして…
たどり着いた我が家は、
1階の床板を
残しただけの状態だった。
家の二階など、
あるはずがない。
あのこをこの腕に
抱きしめられるはずなどない。
初めから、
すでに津波にのまれていたんだ。
全て、何もかも。
下手な希望など、
持たなければ良かった。
おまえと、
また暮らせるんだ、
なんて、
思わなければ良かった。
気まぐれで、
自分勝手なおまえと
もう
会えないなんて
マメ
どこにもいないのかい?