1953年(昭和28年)のこの日、吉田茂首相が衆議院予算委員会の席上、西村栄一議員の質問に対し興奮して「バカヤロー」と発言した。
この発言がもとで内閣不信任案が提出・可決され、この年の3月14日に衆議院が解散してしまった。この解散は「バカヤロー解散」と呼ばれている。選挙の結果、自由党は少数与党に転落、改進党との閣外協力で第5次吉田内閣を発足させて延命を繋いだ。
「バカヤロー」と書くと大声を出したような印象を与えるが、吉田は席に着きつつ非常に小さな声で「バカヤロー…」と呟いたのみで、それを偶然マイクが拾い、気付いた西村が「何がバカヤローだ!バカヤローとは何事だ!!」と聞き咎めたために騒ぎが大きくなったというのが実態である。