ずっと心に残るセカチューの絵本

ふと、思い出したくなるあの絵本

最近また思い出した。

私史上、日本のドラマの中で一番心に残ってるかも。あれを越えるドラマあるのかな。

トントンってして、振り返ったら

人差し指をホッペに突き出すシーン

好きだったなぁ




死を思うその時、その絵本は

死の後に残された愛する人へ

残した絵本だった






絵本  ソラノウタ






🌿生きていくあなたへ🌿




もしも、おまえが

枯れ葉って何の役に立つのって訊いたなら

私は答えるだろう

病んだ土を肥やすんだと



おまえは聞く

冬はなぜ必要なの?

すると私は答えるだろう

新しい葉を生み出すためさ





おまえは聞く

葉っぱはなんであんなに緑なの?

そこで私は答える


なぜって やつらは命の力に
あふれているからだ




おまえはまた聞く




夏が終わらなきゃいけないわけは?

私は答える





葉っぱどもがみんな死んで行けるようにさ






おまえは最後に聞く





隣のあの子はどこに行ったの?







すると私は答えるだろう





もう見えないよ






なぜならおまえの中に居るからさ





おまえの脚はあの子の脚だ





がんばれ



















今朝、夢を見た。






その夢が今もツラい。
ここ一番のちょっと強烈な夢かも。。。

だからここに書いちゃう。。。




夢なのに。

夢のハズなのに。
どうしてこうも胸を締め付けるかな。

一日中。






あなたがいた。


登場人物が4人

彼と彼女
私と彼氏

みたい。

彼は彼女を抱き寄せる 
ほほ笑み合ってるからきっと幸せだ


夢の中でやきもちを焼く
余計にそっけなくする
痛くなる傷を隠すために

幸せならいいんだ
私を忘れてるならいいんだ
そもそも私は
ただの人 なのかも知れない。
その世界に踏み込む隙もないくらい。


私は彼氏に手を取られ引っ張られる
(夢の中では彼氏) 
振り返りながら前を向く。
きっと向こうには幸せそうに見えるし
振り返る私が滑稽に映ったのだろうと
思ってる。

なのに、ふたりは夢の中では
どうしようもない引力があって
惹かれてるのも知ってた
それを必死に隠してるのも
押し殺してるのも
分かってる。


けれど、けれど
分かってる

どうしようもないことを

なのに、なのに、、、



ねぇ、誰なの?

お互いがそう思ってる。




だけど、一番ツラくしたのは
最後に幸せだと言うからだった。


最後は 最期だった。
今のままのふたりだった。

やっと一緒だねって
この世じゃない美しい世界で
ふたりで寝転んで 
微笑んで 手を取り合って
添い寝して 照れて 
うずくまって
そのまま凍結していった
青と白の結晶の世界だった

真夏に、雪が降る


凍結して
死んでいったの?

ふたりの世界しかなかった
待ち焦がれたその時かのように

それがすごく幸せそうに
すごく、幸せな顔を
ふたりして。
そして、言うの
幸せだよと。

やっとの、やっとだよと
ホッとしたかのように
あなたは微笑んで目を閉じた。





その瞬間、目が覚めた。


その世界に手を差し伸べたくなるほどに
近くにいたのに。
残酷だ。



泣く。


泣いた。


今だって泣ける。


そんな夢


やめてほしいよ。
なんで、こんな苦しい夢見るんだよ。。。
強烈すぎるよ。




忘れてやる。



忘れる。




夢なんだから。




だけど、あの夢の表情が
今でも
泣ける。

あんな幸せな顔すんだね。
ふたりとも。
全てが満たされた そんな顔。

どうして、そんな顔知ってるのよね。
見たこともないのにさ。
たぶん。

私の前で、そんな幸せな顔
見せるわけないか。

けど、夢ではそんな顔してたのよ。
あんな顔するんだね。





ねぇ、

苦しくないよね、


大丈夫だよね、


忘れてるよね。


それでいいのよ。


そのほうがいいに決まってる。



夢のふたりは
最後、幸せだった


なんで、こんなに胸が痛いんだろ。

夏のせいにして、

このまま眠ろう。



おやすみなさい。

もう、大丈夫だと
言いたい。


もう、平気だと
言いたい。


この夏が終わるころには。。。