あれから3年かぁ...
私が保育士を辞めてから
3年が経ちました
この時期は桜が満開になる季節
だから桜が咲いてると
あの頃を思い出す
春って別れと出会の季節
やっぱり慣れ親しんだ場所から
離れる時って寂しい
慣れてる場所で居心地いいし
ずっとそこに居たいと
思ってしまう...
園庭で子供との会話で
まだ桜の木の花がつぼみだった頃に
クラスのKちゃんが
「いつほいくえん最後の日に
なるの?」
と...私に聞きました
「あの桜の木が満開に
咲く頃だよ」
と答えました
卒園が近づくにつれて
桜の花が咲き始め
いよいよ満開になろうとした時
Kちゃんが
「先生、さくらさいちゃった...」
「桜咲いたね
もうすぐ1年生だね」
......
Kちゃんの返事が止まり
うつむいたまま
卒園するのが寂しくなっちゃったのかなぁと
思っていたら
「せんせいとおわかれだね...」
と...
その時に初めてきづきました
Kちゃんは私とのお別れが
寂しかったのだと
泣くよね
もう、涙しかない
あーやっぱり寂しいと
胸から込み上げてくるものが
ありました
そんな思いを持ちながら
3年前の今日
最後の仕事を終えました
子供達全員と最後の挨拶を
して、子供たちがいない保育室を
眺める
いつもは子供たちの声が
賑やかに聞こえる保育室は
荷物もなく
シーンとしていて
どこか寂しさが込み上げてきた
目を閉じて
その静けさを感じてみると
思い出されるのは
たくさんの思い出
いつのまにか寂しさよりも
胸が熱く込み上げてくるものが
あったなぁ
思い出のアルバムの歌詞にあるように
16年間を思い出してしまう
桜が咲く頃は思い出の写真と
アルバムを眺めます
あの時の気持ちを
忘れたくないから
我が家は結婚4年目だけど
3年前に担任してた子たちは
4月から4年生
元気にしてるかなぁ
またいつの日か
会えますように