ジョニーの雄大なメロディーを感じた事がないのか。

 聞こえる、ほら、いつだって聞こえてる。

 どんな時にも、どんなジェネレーションにも、毎朝、毎晩、聞こえる、ほら、いつだって聞こえてる。

 俺は色んな人生を、色んな曲に込めて作ったけど、その全部の曲が、いつも「聞こえる、ほら、いつだって聞こえてる」って泣くんだ。

 麗らかな小春日和にグラスゴーの山室から聞こえる、ほら、いつだって聞こえてる。

 天気雨が通り過ぎた真夏の夜には、轟音ギターを鳴らす魔法のイエローサブマリンに乗って、聞こえる、ほら、いつだって聞こえてる。

 この不運が続く時代、俺の心に突き刺さるのはジョニーのメロディー、その新鮮なソング・ライティングのおかげで俺は幸せを噛み締めてる。