ストリートではAメロがアコースティック・ギターの後を追い、暑い月曜の後には雨の火曜が来る。ココにボンヤリして待ち続けてるだけで俺はハッピーなんだ。

 天使たちが秘密の王国から新曲を届けに来て、俺を探す為に歩みを早める。俺のメロディーは嬉しさに7音もハネて、今日の風は心地イイ。

 夜明け前から夕暮れ時まで俺は玄関の前に踞ってる。唐突に至福のROCKが現れて、顔を合わす事が出来るのは間違いないんだ。

 その時までは、たった一人で歌を奏でてる。その時までは、空気が希望への確信で一杯だ。