仕事中に携帯が光って着信を知らせる。
いつもは休憩まで出ないのだが、娘からなので出る。
「家に入れない!」
どういうことかというと、勝手口の鍵を持たせているのだが、鍵穴になにか詰まっていて鍵を差し込めないとの事。
玄関の鍵は私と長男と夫しか持っていない。
末の子はランドセルを玄関のまえに(!)おきっぱなしにしてすでにどこかの家にいっているらしい。
娘も近くのクラスメイトの家にお世話になった。
急いで帰った私だが、家について、玄関の前で固まった。

「鍵がない!!!!」

そうだあー!昨日違うかばんを持っていたので、今朝入れ替えるときに入れ忘れてしまったー!自分が最後ではなかったのですっかり忘れてしまってた!

しばらく、どこか窓とか閉め忘れているところないかなあと家を一回りしてみるけど、今日に限って全部閉めている。

家の中で猫が人の姿を見て鳴いている。
窓のところに来てガラスを前足でかいている。

「ああ、猫の手を借りたい!」真剣に思ってしまった。

結局、子どもと一緒に隣の友人宅に寄せてもらった。
夕食の支度で忙しいのに、迷惑な隣人である。
暖かいココアとコーヒーを入れてくれた。

ありがたい。

結局、家に入れたのは8時少し前。

毎日鍵を忘れずに持とうと誓った。
それにしても、鍵穴に何が詰まってるんだろう?
鍵が入らない。
ひょっとして、「泥棒」?
後で考えてぞっとした

早く鍵をかえようっと