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はい。最近観た映画の感想を簡単に。
最近、こればっかり(笑)


①『哀しき獣』


ナ・ホンジン監督、ハ・ジョンウ、キム・ユンソクという『チェイサー』のキャストが集結したバイオレンス・アクション。
『チェイサー』がなかなか強烈だったので、早速レンタルしてきました。


韓国に出稼ぎ中の妻とは連絡がとれず、借金返済の為に請け負い殺人を引き受けるも、殺人犯の濡れ衣をきせられ・・・といったストーリー。


まあ、韓国映画ならではの“人種問題”を絡めた重いストーリーと相変わらずの血飛沫飛び散る殺戮シーンは圧巻の一言!
銃ではなくて斧や包丁といった武器なので観ててかなり痛々しい。グサグサやってますよ(笑)


『チェイサー』同様、警官隊や組織との追い掛けっこは疾走感がいいね。
カーアクションもなかなか気合い入ってて見応えありましたよ。
相変わらず警官達は間抜けな連中ばっかりですが。。

しかし、グナムもミョンもかなり不死身(笑)ここまでくると逆に笑ってしまうな。
ホントはこの2人がもっと直接対決するんだと思ってたので少し肩透かしを喰らってしまったけどな。。
ラストはかなり切ないね。

個人的には『チェイサー』の方が面白かったかな~。

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②『マイウェイ/12000㌔の真実』


『ブラザーフッド』以来のカン・ジェギュ監督作品だったので期待してブルーレイで購入!
限定の特典ディスクが付いているのはいいのだが、肝心の映画自体がイマイチだったな~。

戦闘シーンはかなり激しくハリウッド映画にも匹敵するクオリティなんだけれども、パノラマ的に撮られた戦場は、ややごちゃごちゃしていて見にくく、リアリティにはかけるかな。

どんな過酷な状況でも生き抜き、走ることを願う主人公の情熱は伝わってくるのだが、チャン・ドンゴンじゃないのかよ~というラストは肩透かしを喰らったよ(苦笑)
オダギリジョーの心情の変化はわからなくもないが。。。

冒頭の“実話である”みたいなテロップはいらないね!
かなりファンタジックな作品でございました。
『ブラザーフッド』の時は号泣したんだけどなぁ~。泣けなかったよ。残念!


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③『ドリームホーム』


今回観た作品の中では1番強烈な作品でした。
ホラー映画ファンなら必見の殺戮シーンが満載(しかもかなりのリアリティ!)、エロ、グロ度もかなり高い作品ですね~。
(目玉飛び出し、内臓はみ出し、男根は切り落とされるわと完全ノーカット収録だ!)
ジョシー・ホーのサイコなキレっぷりも必見ですね。反撃を喰らって傷を負っていくのがまた生々しくも痛々しい。


夢のマイホームである海が見える高級マンションを手に入れようとするOL(ジョシー・ホー)の哀しくも狂気に取り付かれた可哀相な物語でございました。

殺人を行っている現在とその動機となった過去の出来事を回想として交互に挟んであるんだけど、やや回想シーンが長く、テンポが悪いような感じだったかな。
主人公の殺人の動機には同情してしまうんだけど、かなりの不快感を感じてしまうこと請け合いですね。


この作品もオープニングに“事実に基づく”って出るんだけどあんまり気にしないほうがいいですよ(苦笑)

香港ホラー映画にしてはかなり出来がいいっすね!