登山口から約15分
左手に山小屋とトイレを見
つづら折りに登ってゆくと亡くなられた方々の墓標が見えてまいりました
一つ一つの墓標に手を合わせ上へ上へと少しずつ登ってゆきます

登ってゆくと開けた場所に出ました
そこには〔昇魂の碑〕がありましたよっちの旅たび日記&時々ウサッペブログ-090910_1626~01.jpg
お線香、手を合わせ
そばにあった鐘を鳴らしました
振り返ると目の前の山に〔U字溝〕がありました
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この溝はこの墜落地点の目の前の山にあって墜落する前にこの山に飛行機の翼が接触した為に出来た溝だと言われております
昇魂の碑から裏へ続く山道を歩くと小さな小屋がありました
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亡くなられた方々の生前のお写真や千羽鶴などが飾られておりました
小屋を出て山道を歩くと墓標が沢山見えてまいりました
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一つ一つに手を合わせ〔安らかにお眠り下さい〕と心から深くお祈りさせていただきました

沢山の墓標に手を合わせ気が付いたこと…
どの墓標も大体が急斜面にあるのです
足を踏み外したら…とゾッとするくらいに急斜面でした

「九ちゃんだ…」
坂本九さんの墓標を見つけました
小さなお地蔵様とキャンディーズらしき女性三人組の色褪せたサイン入りのCDがありました

手を合わせている最中も
はるか遠くの空で
飛行機の飛ぶ音が何回か聞こえてきました


飛行機の音を聞きながら沢山の墓標に手を合わせていました
しかし次から次へと墓標が…

史上最大の航空機事故は
この山で起きた…
520人という沢山の尊い命を奪い去ったあの24年前のあの事故は
この御巣鷹の尾根で…
私の想像をはるかに超えていました

9月とは思えぬ暑い太陽が降り注ぐ炎天下の中
自分の体力の限界を感じながら

ただ一生懸命に
手を合わせて
手を合わせて
途切れる事のない一つ一つの墓標に深くお祈りをしておりました


続く