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俺のCDの棚

俺のCDの棚の紹介です。

レディオヘッド
ヘイル・トゥ・ザ・シーフ

RADIOHEADの6th。


4th「KID A」、5th「Amnesiac」のポストロック的なサウンドは素晴らしかった。


しかしながら、その2作でRADIOHEAD離れしてしまったファンがいたことも事実。


「OK~までがレディへ!」vs「KID A以降こそレディへ!」みたいに、ファンが2分化されるという混沌とした状況。


そんな中リリースされた本作は、個人的にはかなりの衝撃でした。


だって、2分化されたファンどちらの欲求も満たされるような内容なんですもの。


しかもストイックで全くファンに媚びた内容じゃない。



オープニング「2+2=5」の、ギターアンプにプラグを突っ込む音。

「The Bendz」「OK COMPUTER」でRADIOHEADを好きになった人たちは、何よりもこの効果音が

どんなメロディーより興奮したのでは無いでしょうか。俺はそうだったよ。待ってました!って感じで。


バンドとしてのRADIOHEADの真骨頂「変拍子」に疾走感が加わって、これ以上無いオープニングナンバー。


痛感するのは、単純に「バンドサウンドに戻った」って感は全く無く、まさに「KID A」以降のバンドサウンドなんだよね。


「Backdrifts (Honeymoon Is Over)」なんて、「秀逸なポップチューン」として十分成立するのに、


タイトな打ち込みを多用したアレンジを施すことで、今まで誰もやったことがないような、RADIOHEADサウンドを確立している。


決して逆境に屈することない彼等のタフさと、トム・ヨークをはじめ、メンバーの音に対する探究心で溢れた、傑作です。




東芝EMI
THANK YOU YOSHII KAZUYA Live At Budokan【初回限定盤】

2006年12月28日に行われた「TOUR 2006 THANK YOU YOSHII KAZUYA」


日本武道館公演ライブDVD。


現在、発売中のbridge 最新号に「吉井和哉の10年、10曲」という特集インタビューが掲載されています。


「JAM」「パール」等、THE YELLOWMONKEY時代の名曲から、ソロになってからの曲まで、選りすぐりの10曲の


誕生秘話&YELLOWMONKEY後半からソロ~現在に至るまでの吉井和哉の戦いを、ありのままに本人が語っている。


20代~30代の男の生き方としても、とても興味深く、そして感動的なインタビューでした。



そしてこの作品は、そんな吉井和哉の10年の集大成的内容となっています。


さらにすごいのは、オールタイム・ベストの「感謝祭」的な内容を踏まえながらも、


吉井和哉のロックスターとしての「明日」がはっきりと見える、希望に溢れたライブなのだよ。



まず特筆すべきは、「THE YELLOW MONKEY」「吉井和哉」「YOSHII LOVINSON」の枠を取っ払ったってとこかな。


これは今までバンドを解散したソロアーティストが、出来なかったことだよ。


SETLIST見ただけでこんなに興奮するライブって今まであったか!?って感じ。


これをやってのけたのは、やっぱり吉井和哉の人間性だと思うよ。


バンドだろうが、ソロだろうが、その瞬間瞬間で、血をにじませながら作った大切な曲だってことだよきっと。


ラストのM.C.~弾き語り「JAM」がまさにそれを物語ってるよね。


敢えて、ベストテイクをあげさせてもらうと、笑顔満面の「ジギー・スターダスト」と


まさに「吉井和哉の現在」って感じの「パール」は、泣けました。



初回限定版は、ライブのおいしいとこ厳選12曲入りCDが付いてて、超お得っすよこれは。

Radiohead
I Might Be Wrong: Live Recordings

4th「KID A」、5th「AMNESIAC」が、 「バンドサウンドに飽きたメンバーのエゴによる、ファンを無視した作品」


ではないと言うことを確信させた作品。


8曲入りのライブアルバムだが、アルバム未収録の新曲1曲を除いて、全曲が「KID A」、「AMNESIAC」から構成されている。


その2作品を聴いたあと「ライブはどうなるんだ?」って誰もが感じたと思うが、その答えが明確にここにある。


「どうなるんだ?」って思ったことが「ライブのために作られた曲なのか?」って180度考えが変わってしまう程のパフォーマンス。


この時代に聴けるライブアルバムでは、間違いなくNO.1だわ。


曲数が少ないのがホントに惜しいな。


このアルバムのツアーの日本公演を観に行ったが、「KID A」「AMNESIAC」以外にも、新旧の曲を混ぜた構成になっていた。


「KID A」リリース時、全く変わってしまったと思われた曲たちが、「OK COMPUTER」以前の作品たちとすばらしく融合してるんだこれが。


バンドサウンドで頂点に達した彼らはそれをも上回る「REDIO HEADサウンド」という唯一無二の領域に達した感じがする。


このツアーの一部の会場では、長年封印していた「CREEP」も演奏された。


その事実が何より彼らが全てを受け入れたことの証明になるだろう。


アルバム最後に収録されている未発表曲「TRUE LOVE WAITS」はギター一本でトムが歌ってる久しぶりの歌ものの新曲(当時)。


これは何も考える必要なく、一回聴くだけで名曲。


未知の領域に達したRADIOHEAD。「KID A」「AMNESIAC」を作ったことで、バンドの成熟期を迎えた傑作ライヴ盤です。


矢沢永吉, 大津あきら, 西岡恭蔵, 加藤ひさし, ちあき哲也
LIVE DECADE 1990-1999

永ちゃんのライブ版。これは油乗ってて良いよ。「矢沢入門編」って感じかな。


タイトルは、海外でも活躍している日本のバンド、ギターウルフが外人インタビュアーに対して言ったコメントですが


これはマジで名言だね。そしてそれを言わせた永ちゃんはやはり偉大なんだよ。



「ロック創生そして隆盛の70年代」は外の国の話では無いのだ。


キャロル解散後、たった一人で日本のロックの道を作ってきた男は、今でもすごい顔をしてロックの王道を突っ走ってる。


そんな永チャンはやはりライブだ。


日本人で始めて武道館でやった男のライブは、始めて聴いた人でも全然興奮できる。


後半の「Yes, My Love」~「I Love You, OK」までの流れなんかもうやばいよホント。


俺は去年のロックインジャパンで初体験だったけど、いや~ほんとレジェンドだよこの人は。


映画で例えると、今の日本のロックは「単館でヒットを狙う」みたいなおしゃれな感じだが、永チャンは常に「ハリウッド狙い」。


そこが気持ち良いわ。


日本のロックを愛している人なら、一度は観ておくべき人なのです。

東芝EMI
KYOSUKE HIMURO“21st Century Boowys VS HIMURO”An Attempt to discover new trurhs

日本のロックが欧米諸国より20年遅れているとどっかで言われていたことがあったが


たとえばそれが正解として、その理由をもっとも簡単に答えるなら、レノン&マッカートニーが出会った20年後に


氷室京介と布袋寅泰が出会ったからではないだろうか。

ボウイと同時期にブレイクしたブルーハーツが、分かりやすい反骨精神で中高生の共感を呼んだのに対し、


ボウイは「共感」すら必要無く、文句無しでかっこよかった。


当時俺の田舎には「良い奴ばかりじゃないけど悪い奴ばかりでもな」かったが、


「シャワーを浴びて(WowWow)コロンを叩きウィンク一つでこの世を渡る」ような人は間違いなくいなかった。


それでも少年達の心をひきつけたボウイのカッコよさは、何でカッコイイかとか考える必要なく、ただひたすらカッコイイのだ。


今、改めてボウイの歌詞を読んでみても、どの部分をとっても、伊勢丹のキャッチコピーに使えそうなほど洗練されていて感動する。

この作品では、ヒムロックが笑顔でボウイを歌っている。


リアルタイムを知るものにとってこれは信じられないことだ。


当時の緊迫感に似たライブの雰囲気とは異なり、映像の中の東京ドームは、観客の大きすぎる期待に


対し、ヒムロックがそれ以上の大きさで応え、素晴らしい雰囲気が作られている。


ただ懐かしいだけのものになってないのは、氷室本人がバリバリ現役ということもあるだろうし、楽曲の素晴らしさもあるだろう。

そして、この作品でドラマをに感じずにいられなかったのはヒムロックを取り囲むバンドメンバーのプレイだ。


彼らは頑なにボウイを音で再現することに徹し、もっと言えば完コピしてる。


オリジナルが偉大すぎるために最もシビアな目で見られたであろうギターのDAITAの、アドリブ全く無しの堅実なプレイは


ボウイへのリスペクトが見る人に完璧に伝わっていて、感動すら覚える。


堅実なプレイで最高に観客の気持ちを引き寄せた一見妙であるが感動的な音がライブ全般で響き渡っている。


ヒムロックはやっぱり偉大だ。



僕はこのライブ当日、チケットが取れなかったにもかかわらず、1%の可能性を期待し、東京ドームに足を運んだのですが、


案の定何も起こらず、ミスドを食って帰宅しました。