サンフレッチェ広島×ジェフユナイテッド千葉
いい試合だったと思います。両チームとも勤勉に動いていたしね。
でも、引き分けという結果に終わったのは残念。
たぶん,あと一歩で「勝ち」という結果が手に入った試合だったから、
でも千葉の選手も一緒に印象を持っているだろうな。
とにかく、千葉は良く動くし、広島も良くボールが動いていた。
そしてボールが動いている時間帯は、そのボールの動きにつられ、
選手も良く動いていた。
立ち上がり15分くらいまでは完全に広島のペース。
ここでゴールネットが揺らせていたらって展開。
でもこの時間、試合は完全に支配していたけど、シュートは公太の1本のみ。
いい流れを作りながらシュートが…、という課題が出てしまっていた。
試合後、選手の様子を見ていても、皆が一様に悔しい表情を浮かべていた。
そして、自分たちの持てる力を発揮し、
自分たちがやりたいサッカーをピッチで表現できたからこそ、
勝ち点3を取りたかったという雰囲気。
もうこのチームは完全に、引き分けでは満足できないチームになっている。
去年はまだ、どこかそういった空気もあったけど。
さて、次は首位に立ったガンバ大阪との試合。
この試合、チーム的にも優勝争いという意味で大事な位置づけ。
そしてまた、そのあとに浦和をホームに迎えるということを考えると、
「ガンバに勝ったと」いうことは確実に浦和戦の集客につながるはず。
9月10日のガンバ大阪戦は、色々な意味でサンフレッチェ広島の今年を占う、
大変大変大事な試合になりそうだ。
僕は本が好きなんです
これ、自分の本棚の一部です。
散らかっていますが、自分は読書が趣味で、
なんか「これっ」と思った本を買っていたら、
こんな状況になっています。
(これでも一部です。写ってない部分の上と下にも棚があります。)
そのほとんどがスポーツ関連の書籍。
おそらく100冊以上あるんじゃないかなってくらいの数があります)
せっかくなんで、順番に紹介していきたいなと思っています。
でも、これだけたまると新しい本棚がほしくなってきますね。
あと、全然話は違っちゃいますが、
真鍋かおりのブログってすごいんですね。
トラックバックも1000件を超えていたり・・・
いや、本屋で真鍋かおりのブログの本を見つけ、
それでPCでチェックして、ビックリしちゃいました。
歓声・声援こそ一番の場内演出…千葉ロッテ@マリンスタを観戦して
昨日、遠征の関係で川崎で試合があり、連戦から2日間OFFということもあり、今日の夜、千葉ロッテ×オリックス@千葉マリンスタジアムを見てきた。報道等で話には聞いていたが、あっという間の試合観戦であった。
試合を見て一番に感じたのは、スタジアムが小さく見えたこと。つまり,客席全体が一体となって雰囲気を作っていて、その空間にいる人たちが身近に見えちゃうんだよね。
そして作られる熱狂空間。やっぱり屋根の有無がこうした雰囲気作りには大きいのかなって改めて感じてしまった。野球やサッカーにおいて、サポーターの存在がクローズアップされるチームは、ほぼいずれも、スタジアムに屋根がかかっていて、人の声が反響し、その声援が何倍もの声量に感じる。
千葉マリンは前にバレンタインが監督をしていて,伊良部とかがいた時以来だったけど,前の時とはまったく違った雰囲気だった。どこか甲子園を髣髴させるような空気。ロッテの2軍が浦和を本拠地にして活動している縁から、レッズのサポーターが応援の主導権を握っているとか言われているが、確かにサッカーにも通じるような光景でもあった。
自分の場合、こうした異空間作りに携わる身であるからこそ,大いに刺激を受けた。標題にも書いたが、「歓声・声援こそ一番の場内演出」だということを。いくらチーム側で演出しても、歓声・声援に勝るものはなく、こうした歓声や声援こそ、異空間を創造すると実感。自分の場合、そうした歓声や声援をどのようにスタジアム全体に広げさせるか、どう刺激を与えるか、これこそが大事なんだなと。
まぁでも、試合後も球界初と謡って場内花火の演出や(これは途中、おいおいって感じの爆発もあり、逆の意味でハラハラしたが)、黒木選手のハイライト映像の放映、そして場外では正面に舞台を置き、そこに選手(里崎)が歌っちゃうなど、色々な意味で実験的であり挑戦的であり、そして楽しんでいるなとも感じた。たぶん、失敗を繰り返しながらこうしたスタイルができてきたんだなと。
酸素カプセル初体験
えーとご無沙汰しています。 久しぶりの休暇、東京に遊びに行ってきました。なんやかんやで長年すんだ東京のほうが、街を歩いていても落ち着くって感じで・・・。
そんでもってちょっと贅沢な時間を過ごしたいなと思い、偶然にもコンビニで立ち読みした本に「酸素カプセル 」の事が出ていたので、ちょっと興味本位で行ってきました。
酸素カプセルといえば、サンフレッチェ広島の小村徳男選手が試合の前には必ずといっていいほど行っている場所。疲労が回復するという話で前々から興味はあったのですが、ちょっと高いという話で正直、別の世界の話だろうなって思いました。でもその雑誌を読むと、40分コースで6000円ちょっとというお手ごろ価格でカプセルには入れるらしいので、物は試しと。
いやー、まじで体力アップしたなって実感をしました。それを実感したのはその後、東京から広島まで新幹線で4時間かけて戻ったとき。普段は乗るやいなやすぐにおやすみ状態になり、途中で起きてはまた寝、そんでまた起きてしまって、身体がだるいまま寝れないってパターンで、広島につく頃にはぐったりってことが多かったのですが、今日は違った! 広島に着くまで本は3冊読んじゃうし(読んだ本は、また追々紹介します)、広島に着いたときも疲労感がまったくない。いや、長距離移動してあらためて実感しました。
疲労回復ってのも作用のひとつにあるらしいのですが、まじで実感しました。小村選手がはまるのも分かる気がします。あっ、そういえばガウボン選手もひ骨を骨折した際、この酸素カプセルと結構な頻度で入ってて、そのおかげか戦列復帰も早かったみたいで・・・(たぶん、復帰が早かったのはこの酸素カプセルの効果もあるに違いないでしょう)。
でも広島だと高いんだろうなぁ。同じような気軽に入れる酸素カプセル、広島にはまだないみたいで・・・
と、グーグルで色々と調べてみたら、紙屋町に「酸素バー 」はあるみたいで、なんか鼻から直接酸素を吸い込んで身体に取り込むみたいです。今度、機会があったら行ってみようと思います。
いやー、小村選手同様、酸素にはまりそうです。
広島ビッグアーチの芝
先週の水曜、そして今週の水曜とサンフレッチェ広島は、広島ビッグアーチにてガンバ大阪戦、そしてジュビロ磐田戦を行いました。試合会場の広島ビッグアーチは、各報道等で知っている方も多い方と思いますが、ピッチ状況が芳しくありません。ちなみに2試合とも公式記録のピッチ状況は「不良」と明記されていました。
さて、そのピッチの状況、1週間でどうなったかといえば…
7月6日の状況がこれ(↓)
そして7月13日の状況がこれ(↓)
ほぼ同じ位置から撮りました。 二つの写真を比べてみると、やや改善という兆しは見えているのが分かります。実際、緑色の面積と濃度が増しているのは写真を見比べても分かりますしね。ただ、磐田戦のピッチ状況は、ポツポツとピッチ上に芝が植え込まれている形になっており、凹凸こそないものの、植えられた芝の部分が、盛り上がっているような錯覚に陥るような状況。選手にとっては逆にやりづらかったかもしれません。
しかし、こうしたピッチ状況に関係なく、両チームの選手のパフォーマンスは素晴らしかったと思います。そして、この過密日程も差し引いても。両チームともテンポ良くボールを転がしていましたし、実際に多くのゴール前の攻防を演出していました。下田崇、川口能活両GK(実はふたり、MDPにも書いてあったが、アトランタ五輪代表で同期だったりする)の素晴らしいパフォーマンスゆえにゴールネットが揺れることはなく、結果だけを知ると0対0という低調なイメージを持つかもしれませんが、実際にピッチ上で繰り広げられてた戦いは、ピッチコンディションを忘れさせるほど、素晴らしいパフォーマンスを両チームとも披露してくれたと思います。
願わくば広島にチャンスが多かったこそ、勝ち点3を取りたかったですがね。
大分トリニータ×サンフレッチェ広島
いやー劇的な幕切れでした~。そしてそして、見事な形からの決勝点でした。
大分トリニータ×サンフレッチェ広島、閉じられた屋根の影響もあって非常に蒸し暑い中での試合、広島ビッグアーチの荒れた芝生で疲労度大のサンフレッチェ広島。一方の大分も柏から戻って着てのホームゲームということでやはり、疲労度大。正直試合内容はあまり特筆すべきものはなく、中継泣かせの試合内容であったことは否めません。
しかし、こういった試合でも結果を残せたのは大きい。リーグ戦での前半45分間無失点はこの試合も続き、今シーズンは全て前半無失点。そしてロスタイムでの劇的勝利は、熊谷での大宮戦に続いて。さらにさらに今シーズンはアウェイ負けなし。昨年までのチームと異なり、チームの特色が色濃く出てきましたし、勝負強さが身についてきました。
そして得点の形も「3人目」の飛び出しというチームが狙っていた形からの得点。右サイドの駒野友一からパスが出た瞬間、中央から前のスペースに飛び出した森崎浩司、その森崎浩司が開けたスペースに走りこんだ佐藤寿人が、駒野友一からのパスをダイレクトに前線へ。そこには3人目の動きからフリーランニングをする森崎浩司が。森崎浩司はトラップした時、相手DFやGKが寄ってくるとみるや、左サイドでフリーになっていたガウボンへ身をていしたパスを。
パスを受けたガウボンは、相手DFの動きを読みつつ、左足を振りぬき、ゴールネットを揺らす。トレーニングの形が見事に実を結んだ、素晴らしい得点シーンでした。そうしたトレーニングを積んだことがしっかりと結果として出る。そして3試合ぶりの無失点。苦しい試合でしたが、色々と成果も残った、実りある勝ち点3だったと思います。
次の磐田戦は中2日、日程的には正直、かなり厳しいのは否めません。そして磐田は前節、雨の中で前田遼一がハットトリックをし、選手層も厚いチーム。でも昨シーズン、サンフレッチェ広島はホームゲームにて磐田に劇的勝利を収めています。その再現をもう一度。クラブが打ち出す「激夏」に相応する熱い試合をと思っています。(あーあと心配なのはピッチの状況だけです・・・)
「ヨハン・クライフ─スペクタクルがフットボールを変える」
ヨハン・クライフ─スペクタクルがフットボールを変える
ミゲルアンヘル・サントス(著) 松岡義行(訳)
中公文庫 800円
ご存知、サッカー界のスーパースターであり、1970年代を代表する選手。その後は監督としても名声をはくし、バルセロナでは数々のタイトルをつかんだ。「トータル・フットボール」の先駆者としても有名。自分ももちろん、クライフの名前は良く知っていました。が、この世代のサッカーを見ていた人間に大きく影響を与えた彼がどのような選手であったのか、そしてどのようなフィロソフィーを持っていたを知りたくて彼にかんする本を手にとってみた。
この本では彼がどんな風にサッカーに接し、そしてサッカー選手として歩みを進め、そして監督、そしてサッカーの現場から手を引いていったのかがまとめられていた。彼の背景を知らない自分としては、このころのサッカーがどういったものだったのかを含め、非常に興味深く読むことができた。
読んでいて凄く感じたのは「自信」という言葉。もちろん、彼ほどの実績を誇る人物であれば、その実績に裏付けられた自信というものが存在するのは納得なのだが、それ以上に彼の場合、その「自信」が行動に結びついているように感じた。それが「トータルフットボール」という言葉に象徴されるような新しいサッカー観を作り出したのであり、「クライフ大学」といったスポーツに別の形で携わる術を他の人に教授したりしたのだろう。
クライフに興味を持ったのであれば、読んでもいいのかなと。
「奇蹟のイレブン」を見てきた。
表題の通り、「奇蹟のイレブン」を見てきました。東京に来た時は貪欲に色々と情報を吸収しなければということで・・・。この映画、下のブログに書いた「ベルンの奇跡」(あらら、こっちも”キセキ”なんだね)を見たときに予告編で流れていて、絶対に見たいなと思っていた。
見ての感想・・・完全なる記録映画でした。なかなか見ることのできない1966年ワールドカップの映像がしっかりと見られるのは貴重な体験。「北朝鮮×イタリア」や「北朝鮮×ポルトガル」など。この映画を見て、北朝鮮はポルトガル戦、開始早々に3点リードしたにもかかわらず、前半のうちに2点を取られ、さらに後半3失点したってのを初めて知った。エウゼビオがプレーしている映像も始めてみたし…そういった1966年のワールドカップがどんなものかを知りたい人にはお勧めかな。
でもね、やはり北朝鮮からの映像許可をもらうのに4年かかったという逸話が示すように、なんだか北朝鮮のPR映画の面もとても強かった。うー,不覚ながら睡魔に襲われたりしたし・・・、北朝鮮のマスゲームとかは、これはこれで興味がある人にとっては面白いかも知れないが、自分は以前、ビデオでこのマスゲームの映画を見たことがあったので、その映像と同じだったのであまり触発されることはなかった。
そんなわけで☆☆ 星二つくらいかな。
横浜×バルセロナを見てきた
今日は横浜FM×バルセロナの試合を見てきました。親善試合にありがちな「ぬるい試合」になることなく、楽しい試合になりました。結果はご存知の通り3対3の引き分け。
バルセロナはもちろん、来日まもない横浜FM(数日前までアメリカ遠征してました)も高いパフォーマンスを発揮し、両チームが持ち味を発揮していたと思います。
見て一番の感想は、「シュートを打つ」意識が高いこと。横浜FMもJリーグの中ではシュートへの意識が高いチームですが、でもやはりバルセロナのシュート意識は非常に高い。左サイドからのセンタリングに、ジュリが右足でダイレクトボレーシュートを豪快に決めたのはその一番の例ですが、あの場面、Jの選手だと「シュート」という選択肢はほぼ見ない。その中、バルサが見せたシュート意識の高さは特筆物でした。
ペナルティーエリアの外からでも積極的にシュートを狙う。そのことにより相手はシュートを警戒してディフェンスラインを上げてくる。すると裏にスペースが生まれ、シュートシーンを作り出す確率は高くなる。その「好循環」が生まれるのではと改めて感じながら見ていました。
ゴール裏1階席で5,000円。最初は高いかなと思っていたのですが、改めてサッカーで大切なことを感じられただけでも値段に見合った試合を見ることができたなと満足感に満ちて帰路につきました。
漢宰、お疲れ様
まずは日本代表、ワールドカップ出場おめでとう!! 自分も昔、日本代表を熱烈に応援していて、98年フランス大会の予選では、ソウルに行ったり、ジョホールバルに行ったりと、かなりの思い込みをもって代表チームと接していたのだが、その時の話は別の機会にするとして、今回は対戦相手、北朝鮮代表の漢宰について。
プレー面でもそうだがそれよりも心打たれたのが試合終了間際の場面。競り合いで北朝鮮の選手が報復っぽく日本選手を力強く踏むようなしぐさをした時のことである。もちろんその選手は一発でレッドカードが示された。
そのとき、審判に詰め寄ろうとするその北朝鮮の選手に素早く近づき、一言二言声をかけながら肩を抑えてその選手をなだめていたのが漢宰であった。漢宰の言葉にその北朝鮮選手は心を沈め、一触即発の場面は、漢宰の”好プレー”によって落ち着いたのである。
以前、漢宰はインタビューでアルビレックス新潟所属で同じく在日北朝鮮代表の安英学選手についてこう言っていた。
「安さんは自分にとって良き先輩であり、ピッチ上ではライバルみたいな人。もちろん兄貴的存在だし、目標の選手です」と。
そして安英学選手の凄さを,平壌でのイラン戦、後半に起こったあの判定に対する不服を態度で示した北朝鮮選手への彼の行動を具体例に出していた。
「北朝鮮の選手が判定にみんなカーとなって我を忘れて審判に詰め寄った時、安さんだけは一人冷静で、北朝鮮の選手と審判の間に入って、北朝鮮の選手をなだめようとしていた。その時、安さんはこの試合だけでなく、ワールドカップ予選という長期的な視野にたって冷静に行動していたのはすごく印象的でした」
そしてこの日本戦、同じような場面で漢宰は安英学選手が北朝鮮×イランの試合でとったような同じ行動をとった。
「まだワールドカップ出場への可能性はあるんだ。試合はまだ終わっていない。ここでつまらないことで試合を壊しても仕方がない。可能性がある限り、戦い続けよう」
というメッセージを味方の選手に示すかのように…。
このワールドカップ予選を通じて、漢宰はすごく成長した。目の前の現象だけでなく、その次を見据えられるようになった。良き先輩にも恵まれ、その先輩の行動から、自分が今、何をやるべきかを考える。
そうしたことを考えても、行動に移すのはたやすいことではない。そうしたことを勇気を持って行動に移したこと。彼のあの行動を見て、素直に心打たれたし、彼みたいな選手がいることをとても誇りに思った。
だからこそ、綺麗な形で日本代表のワールドカップ出場が決められたのだと凄く感じた。本人は試合に負けたことに対してとても悔しい思いをしているだろう。でも、漢宰、堂々と日本に帰ってこい。そしてその悔しさをJリーグのピッチで発揮してほしい。そのときに見せた行動とともに。。。