F男の病的希求日記 「生きることとみつけたり!」 -185ページ目

パーソナリティ障害。


最近勉強しているのだが、本を読んでいるとパーソナリティ障害の特徴をいろんな人が挙げているけど、なぜみんな『3つの特徴』を挙げたがるんだろうか。


そりゃあ、「パーソナリティ障害の特徴は100個あります」なんて言われたら、それは特徴とは言えなくなっちゃうからなるべく数少なくしなくちゃ意味がないのもわかる。


でも、研究者ないし専門家によってあんまり特徴がバラバラだとそれはそれで混乱させられちゃうよね。


「3つ」ってとこだけ一致してても全然意味ない。


でもきっと、それぞれ譲れない何かがあるんだろうな。




【DSM-Ⅳ-TR】(アメリカ発の新しい世界基準。A~Fの全てを満たすこと)
A. その人の属する文化から期待されるものより著しく偏った内的体験および行動の持続的様式。この様式は以下の領域の2つ(またはそれ以上)の領域に現れる。
(1)認知(すなわち、自己、他者、および出来事を知覚し解釈する仕方)
(2)感情性(すなわち、情動反応の範囲、強さ、不安定性、および適切さ)
(3)対人関係機能
(4)衝動の制御
B. その持続的様式は柔軟性がなく、個人的および社会的状況の幅広い範囲に広がっている。
C. その持続的様式が、臨床的に著しい苦痛、または社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている。
D. その様式は安定し、長期間続いており、その始まりは少なくとも青年期または成人期早期にまでさかのぼることができる。
E. その持続的様式は、他の精神疾患の表れ、またはその結果ではうまく説明されない。
F. その持続的様式は、物質(例:乱用薬物、投薬)または一般身体疾患(例:頭部外傷)の直接的な生理学的作用によるものではない。

【ICD-10】(ちょっと古さの残るもう一つの世界基準。基本的にDSMと重なるので省略)
~略~このグループの状態は、いずれも、その行動上の優勢な症状にしたがって分類することができる。しかしながら、この領域の分類は現在のところ、相互に排除し合うのではなく、その特徴のいくつかの点では重なり合う一連の型および亜型の記述にとどまっている。~略~

【岡田尊司】が述べるパーソナリティ障害の3つの特徴
自分に強いこだわりを持っている
②とても傷つきやすい
③対等で信頼し合った人間関係を築くことの障害

【市橋秀夫】が述べるパーソナリティ障害の3つの特徴
①考え方にひどく偏りがある
②パターンが頑なである
③特定の原因がない

【平井孝男】が述べるパーソナリティ障害の3つの特徴
小児的思考
行動化
自我同一性の障害

【ヤング】が述べるパーソナリティ障害の3つの特徴
柔軟性の無さ
回避(自分の考え方のクセ{=スキーマ}に向き合おうとしない)
対人関係の障害


ヤングさんは認知療法の中でスキーマ療法というのを専門にしている方だから「(スキーマの)回避」という項目をパーソナリティ障害の特徴に入れているという事情がありそうだな。


あとは狩野力八郎さん、成田善弘さんという方もパーソナリティ障害に詳しく、牛島定信さんという方はパーソナリティ障害の治療ガイドラインなんかを作成している。


まだまだパーソナリティ障害は、いろんな角度から検討されるべき概念だから勉強する時には偏らず幅広く柔軟に受け止めておこうかな。


結局のところよくわからんから明日師匠に簡単に説明してもらおうかな。