何故ルントから指貫が取れるのか真面目に | 狂犬アスラムのグラディエーター戦記……イルーナ戦記ミスルナ

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イルーナ戦記内の戦闘スキルやステータス、シナリオや見えない裏事情などを、
愛と熱情と妄想のみで活字変換して具現化する、
為にならない自己満足な独り言。

たまに関係ないこと書きます。

たまに歌います。

たまにエロい。

ミスルナにて活動中。



パルル共和国とミスルナ連邦との
国境付近に位置する辺境の町
「クレイア」から北東に数キロ………

標高数千メートルの位置に、
「ガイスト村」は存在する。

砂漠地帯にあって尚、
高地という厳しい立地条件にあり、
更に際立った特産物の生産も無かった
この村が、
何故、生計を営むことが出来たのか…


実は、このガイスト村、
かつては、「盗賊稼業」を生業とする
ディール族たちの恰好の拠点として
利用されていたという歴史を隠していた。

盗賊たちが盗品を持ち込み、
それを求める商人たちが、
高値で買い取る。


高地の辺境という条件が、
隠密に行動せしめたい、
売り手と買い手のニーズに
マッチしていたのだ。

村人たちは、
村の外からやってくる盗賊たちや
商人たちを相手に、
宿泊施設や食堂、道具屋などを開き、
生計を立てていた。

盗賊相手の「鍛冶仕事」も、
当然の事ながら重宝された。

盗賊が好んで使用していた武器…

それは「弓」であった。

元来ディール族である彼らは、
弓の扱いにかけては一日の長がある。

更に、草木の背丈が低い砂漠地帯に於いて狭い山道を通る旅人を襲うには、
遠距離から攻撃出来る「弓」が、
最も適していたのだ。

…だが、そもそもが樹木の少ない地域、
弓や矢を作って売るにしても、
材料が足りない。

そこで村人たちが考え付いたのが、

「動物の革を使って、
『指貫』を作り、それを売る」

事だったのである。



…長くなったので②に糸売く………


(-。-)y-゜゜゜