グラディエーターを真面目に① | 狂犬アスラムのグラディエーター戦記……イルーナ戦記ミスルナ

狂犬アスラムのグラディエーター戦記……イルーナ戦記ミスルナ

イルーナ戦記内の戦闘スキルやステータス、シナリオや見えない裏事情などを、
愛と熱情と妄想のみで活字変換して具現化する、
為にならない自己満足な独り言。

たまに関係ないこと書きます。

たまに歌います。

たまにエロい。

ミスルナにて活動中。


◇「剣闘士」とは


…時代は、数世代前まで…パルルが共和制を敷く、更に遥か昔にまで遡る…。


ダルカン公国が繁栄の極みにあり、
ミスルナでは各部族が群雄割拠に明け暮れていた頃……

ヒューム族が社会の中心を担う、パルル王国とスルビニア帝国は、
自国の領土を拡大する為、未開拓な土地に侵攻しては、少数民族、別種族を討ち滅ぼしていった。
滅亡した各国の領民は「奴隷」として捕縛され、新領土の開拓などに使役され、
時には、新たな領土拡大の戦争に、使い捨ての尖兵として駆り出されたりもした。

奴隷制度というシステムが生み出す経済効果は、国の総生産を左右する大事なフィクサーの1つとなった。
農業や林業のみならず、あらゆる産業に欠かせない、大事な労働力となる奴隷を獲得するために、各国は挙って、更なる侵略に明け暮れることになる…。


そんな社会情勢の中から、
都市部に住まう貴族や上級市民、裕福な大商人を中心に、奴隷を使った、ある催し物が誕生した。

彼らは、自分達が抱えている「奴隷」たちを戦わせ、その勝敗に賭博要素を掛け合わせて、
一つの「娯楽」を生み出したのである。

それが「闘技場」の始まりであった……。




糸売。