昨年末の診察の時に主治医から3月末で転勤すると聞いていました。
4月までに他の先生に引き継ぎするそうです。
突然の報告で、びっくりしました。
先生が新しく行く病院は今の大学病院より近いところにあります
主治医からも他の科にかかっていないなら新しい病院の方へと声をかけてくれました。
でも、すぐには返事ができませんでした
主治医はこの先生がいいに決まってる。
その時は、もし転移や再発があったら大学病院の方が安心なのではないかと思ってしまったのです。
周りに相談してみましたが、最初からずっと診てくれてる先生に引き続き診てもらうのがいいと。
2年半前、下血もあり陣痛に似た腹部の激痛と便秘で近くの病院を受診しました。
腸閉塞になっており、内視鏡検査の前処理の下剤を飲んでも全く便が出ず緊急入院しました。
そこで、進行性のS状結腸がんが分かりました。
今まで生きてきた中で一番苦しくて死を覚悟したほど想像を絶する日々でした。
思ってもみなかった、がんという病気で、これからやるべきことが山積みと聞かされ、色々な事を考えて大学病院に転院しました。
そのセカンドオピニオンで主治医になったのが今の先生なのです。
1回目のS状結腸がん切除と人工肛門造設、2回目の人工肛門閉鎖に11時間もかけて、のちに他の先生から癒着を一生懸命剥がし頑張ってくれたと聞きました。
長い長い手術だったので丁寧に診てくれたに違いありません。
命の恩人なのです。
診察もいつも丁寧で私の不安な気持ちを分かってくれて何度も同じ質問してるのに嫌な顔ひとつせず聞いて答えてくれる。
私自身も緊張しなくてすごく話しやすい先生です。
大腸の場合の再発転移は、1年で90%、3年で95%だとおっしゃいました。
これを乗り切ればまずまず大丈夫って。
そう言ってくれました。
やはり信頼できるこの主治医に診てもらいたい。
今度の診察で先生の病院に転院しますと返事をしよう。
先の事はその時その時考えて、ひとつひとつこなしていこうと思います