サーティーフォー保土ヶ谷球場・第2試合
横浜高校
210 002 03=*8H*9E0
402 110 07=15H12E1
鎌倉学園
[横]⑩及川⑪黒須①板川⑰土生ー⑫河原木
[鎌]①小島⑩大浦⑨新倉ー②西畑
[本](鎌)中野・新倉
[三](鎌)玉野・新倉
[二](横)齊藤2・長南(鎌)西山・新倉
[盗](横)1(鎌)2
先攻
横浜高校スタメン
1⑤山崎(②野比)5
2③内海(①末吉)3
3④齊藤(②六ツ川)4◎主将
4⑧万波(②東京・開進第二)8
5⑦長南(②栃木・田沼西)7
6⑨小泉(①福井・武生第二)9
7⑥遠藤(②池上)16
8①及川(①千葉・八日市場第二)10
9②河原木(②萩園)12
後攻
鎌倉学園高校スタメン
1⑦西山(①金沢)7
2⑧玉野(②湘洋)8
3⑨新倉(②葉山)9
4④松丸(②引地台)4
5③中野(②鴨居)3
6⑤相澤(②舞岡)5
7②西畑(②白鴎)2◎主将
8①小島(②笹下)1
9⑥竹村(①鎌倉学園)6
1塁側
横浜高校ベンチ入り選手22名
1板川佳矢(②栃木・野木)
2吉原大稀(①北海道・明星)
3内海貴斗(①末吉)
4齊藤大輝(②六ツ川)◎主将
5山崎拳澄(②野比)
6武川康太(②汲沢)
7長南有航(②栃木・田沼西)
8万波中正(②東京・開進第二)
9小泉龍之介(①福井・武生第二)
10及川雅貴(①千葉・八日市場第二)
11黒須大誠(①福島・中央台北)
12河原木皇太(②萩園)
13明沢一生(①東鴨居)
14森山翔太(①金沢)
15伊木拓弥(①千葉・下貝塚)
16遠藤圭吾(②池上)
17土生翔太(②領家)
18戸塚涼(②浜岳)
19山口海翔(①向丘)
20角田康生(②栃木・明治)
21竹之内祐大(②領家)
22樋口太郎(②東京・馬込東)
3塁側
鎌倉学園高校ベンチ入り選手25名
1小島和也(②笹下)
2西畑侑飛(②白鴎)◎主将
3中野雅大(②横浜鴨居)
4松丸航太郎(②引地台)
5相澤宏和(②舞岡)
6竹村駿一(①鎌倉学園)
7西山隆(①金沢)
8玉野聖七(②湘洋)
9新倉将大(②葉山)
10大浦駿人(②南郷)
11赤塚亮太(②高倉)
12遠藤大梧(②鎌倉学園)
13渡部壌(②鎌倉学園)
14徳田理来(①みたけ台)
15今井智哉(②浦賀)
16中村太耀(②御所見)
17樽広大(②明治)
18磯崎翔太(①白山)
19田中大進(②富岡)
20川瀬一毅(①鎌倉学園)
21村上大知(②平戸)
22西川拓真(①鵠沼)
23田村直樹(②浜須賀)
24木村健人(②大道)
25月村元(②南足柄)
投打に夏の甲子園経験者が残り、秋の神奈川大会でも「中心的存在」と思われた横浜高校。その横浜高校との対戦を前に鎌倉学園高校竹内監督は「横浜高校を見上げてしまったら負け。君達と同じ高校生だ」と選手達にお話をされてたそう。横浜高校の先発は甲子園でのピッチングが記憶に新しい1年生及川君。楽しみに見始めたこの試合・これが初回から驚きの連続・正に痺れる試合となりました。
1回表2死から3番齊藤君が左中間・レフト右を破るツーベースヒットで2死2塁。4番万波君がストレートの四球で1塁に歩き2死1、2塁と先制のチャンス。
ここで5番長南君打席時・投手ワイルドピッチで二者走者それぞれ進塁し、2死2、3塁からレフト左を破る先制の2点タイムリーツーベースヒットで横浜高校2点を先制します。
対する1回裏それは「想定外」な形で逆転に成功します。先頭1番西山君四球で無死1塁。その後1死2塁から3番新倉君が三・遊間をゴロで抜けるレフト前ヒットで1死1、3塁。4番松丸君四球で1死満塁のチャンス。
ここで5番中野君が初球を左中間最深部スタンドに飛び込む満塁ホームラン。一挙4得点で鎌倉学園高校が逆に4ー2とリードする事に。
しかし2回表横浜高校も直ぐに得点を返していきます。先頭7番遠藤君レフト左前に落ちるヒットで無死1塁。8番及川君1塁手前への送りバント成功で1死2塁。ここで9番河原木君がセンター前へ抜けるタイムリーヒットで1点を返し鎌倉学園高校4ー3の1点差に。
慌ただしかった2回表迄の攻防。2回裏この試合初めてスコアボードに0が入り、先発投手達も少し落ち着きを取り戻し、しばらく静かに試合が進むと思い始めた矢先・3回裏これ以上無い形での貴重な追加点が入ります。1死から3番新倉君が初球をレフト左・レフト場外に飛び出すソロホームランを放ち1点追加し5ー3とリードを2点とします。
更にこの後2死から5番中野君・ファースト左をライナーで抜くライト前ヒットで1死1塁。すると6番相澤君・7番西畑君連続四球で2死満塁。ここでバッターボックスに8番小島君。ピッチャー及川君の制球が定まらず・まさかの押し出し四球で更に1点追加で6ー3。ここで横浜高校先発及川君に代わって2番手11黒須君(右投げ)をマウンドに送り、ここは何とか凌ぎきり攻撃終了。
しかし続く4回裏にも追加点を加えます。1死から2番玉野君が右中間を破るスリーベースヒットで1死3塁。3番新倉君の放った打球はライト右・ライン際にボトリと落ちるタイムリーヒットで1点を追加し7ー3とリードを徐々に広げます。
点差を早く縮めておきたい横浜高校・5回表先頭3番齊藤君死球で無死1塁。続く4番万波君はキャッチャー後方へのファウルフライ。バックネット方向に追い掛け・グランドに背中を向けた形で西畑君がキャッチ。一瞬出来たかも知れない「隙」を突くかの様に、1塁ランナー齊藤君タッチアップし2塁を狙います。好走塁と思われた齊藤君でしたが、西畑君この走塁に素早く反応し・2塁送球タッチアウト。無死1塁のチャンスは一瞬の内に2死ランナー無しとなりこの回結局三者凡退に。
その裏鎌倉学園高校が更にリードを広げます。2死2塁から1番西山君がレフト右オーバーのタイムリーツーベースヒットで1点を加え8ー3。ここで横浜高校黒須君に代わって投手3人目1板川君(左投げ)をマウンドに。
試合は5回を終わり8ー3と鎌倉学園高校がリード。ここで試合はグランド整備へ。一旦プレーは止み・本来で有れば球場内に一時の静けさが戻るのですが、鎌倉学園高校各打線の思いきり良いスイングから次々と積み重ねられて行く長打と得点に、まだ球場内にはその余韻からの「ざわめき」が残っていました。
この試合を先制した流れを再び取り戻したい6回表先頭6番小泉君四球で無死1塁。7番遠藤君の送りバントは投手左横への小フライに・スタートを切っていた1塁ランナー戻れず①①→③のダブルプレーで2死に。しかしここから8番板川君死球で2死1塁。9番河原木君センター左前へのヒットで2死1、2塁と2死ランナー無しから再びチャンスを作り出します。
ここで1番山崎君がレフト前へのタイムリーヒットで先ず1点。更に2死1、2塁から2番内海君がレフト左に上手く運ぶタイムリーヒットでこの回2点目で8ー5。再び2死1、2塁から3番齊藤君の打球はレフト後方へ大きく伸びて行くも惜しくもレフトフライで攻撃終了。
7回表鎌倉学園高校は先発小島君に代わって2番手投手10大浦君(右投げ)をマウンドへ。
序盤一旦止まっていた試合を動かしたのは鎌倉学園高校3番新倉君のソロホームラン。後半再び止まっていた試合を動かしたのは、横浜高校主将3番齊藤君のバットでした。
8回表1死から9番河原木君がピッチャー返しのゴロでセンター前ヒットで1死1塁。すると1番山崎君・2番内海君連続四球で1死満塁。ここで3番齊藤君が左中間レフト右を破る走者一掃の2点タイムリーツーベースヒットで遂に横浜高校8ー8の同点に追い付きます。打った齊藤君・外野からの中継プレーのエラー間に3塁迄進んで1死3塁。
ここまでのあれよ・あれよの展開にややおとなしくなっていた球場内に居た多くの横浜高校ファン。1塁側応援席に合わせての声援はこの日1番大きさと盛り上がりに。ここで鎌倉学園高校大浦君に代わってライトの9新倉君(右投げ)をマウンドへ。ベンチから内野前進守備の指示で勝ち越し点は許さない!との思いが伝わる中、打席には4番万波君。
球場内横浜高校ファンの興奮から作り出される異様な雰囲気の中、マウンドに上がった新倉君・ここで万波君を空振り三振・続く長南君をファーストゴロに打ち取りこのピンチを見事切り抜けました。
同点に追い付かれた鎌倉学園高校その裏8回・勝ち越しを通り越し、そのまま劇的な形で試合をコールドゲームへと導いて行きます。
8回裏先頭2番玉野君四球で無死1塁。3番①新倉君が左中間を破る勝ち越しのタイムリースリーヒットで9ー8と再び1点リード。ここで横浜高校内野前進守備とするも、4番松丸君・5番中野君連続四球で無死満塁。ここで6番相澤君も押し出し四球で10ー8。続く7番西畑君も押し出し四球で11ー8。ここで横浜高校投手板川君に代わって4人目17土生君(右投げ)をマウンドへ。
無死満塁から8番⑨中村君16はサードゴロ⑤→②→③と渡り1塁はセーフも1点追加で更に1死満塁。9番竹村君四球で12ー8。1番西山君レフト前タイムリーで更に1点を加えてこの回5点目で13ー8でまだ1死満塁。
打者一巡して再び2番玉野君空振り三振で2死満塁。続く3番新倉君が右中間を破る打球に塁上に居た走者は全てホームイン。打った新倉君は2塁を蹴り3塁へ。3塁に滑り込む新倉君を見て「うぁーこれはまだ点が入るかも知れない」そこには目の前で見ている試合状況を読み込めていない自分自身がいました。
実はこの時2塁ランナーがホームインした時点で既に「7回7点差」のコールドゲームが成立していました。鎌倉学園高校の選手達にも今この時点でこの試合に勝ったんだ!と喜ぶ迄の「間」が自分には見られた気がしました。
この試合のターニングポイントは幾つか有ったかも知れませんが、自分なりに感じたのは8回表3点差を追い付き・更に1死3塁と逆転のチャンスにバッター4番万波君の場面。マウンドにはライトから緊急登板したばかりの新倉君。ストライクが入らずスリーボールに。見逃しのストライクとファウルでカウントは3ー2のフルカウントに。この試合ノーヒットだった万波君。一時は5点差を付けられ、終盤8回ようやく鎌倉学園高校に追い付き・ここは何とか自分のバットでチームの逆転に貢献したい!そんな強い思いが有ったかと思います。
新倉君が投げた6球目は高めのストレート・見送れば完全なボール球でしたが、これを万波君強引に打ちに行き・結果体のバランスを崩す程での空振り三振。交代間もなくでコントロールに苦しんでいた新倉君・これで落ち着けたのか?長南君をも打ち取り勝ち越しを許さずこの苦しかったイニングを切り抜けました。
打線も4投手から四球を絡めて長打でのタイムリーと理想的な攻撃。横浜高校外野手の打球を追い掛ける背中をこれだけ見る展開になるとは正直驚きました。また攻守時限らず、ベンチからは常に大きな声が飛び、先制や同点に追い付かれた場面も有りましたが・選手達の気持ちは最後迄リードし続けられていたと思います。
横浜高校は6回表ダブルプレーで2死ランナー無しから3連打で2点。8回表は3点差を追い付く共に見事な攻撃。さすが横浜高校と思わせた見せ場を幾度も作りましたが、投手陣の乱調も響き惜しくもベスト8で姿を消す事となりました。