小さい頃、よく家族旅行をしました。
ひんやりとしたトンネルを抜けると、今にも倒れてきそうなくらい高いダムの裏側。
見上げると、それはもう、表現しようのない高さ。
見慣れないドアや通路を抜けると、現れる、巨大タービン。
人の何倍もある大きさで、子供の私にはきっと、もの凄い大きさに感じたのでしょう。
家族旅行と言っても、中には上記のような場所を巡る事がありました。
まるで、社会科見学のようでした。
父は、きっと、自分の職場を見て欲しかったのでしょう。
電気がどのようにして作られているのか、教えたかったのでしょう。
中学生の頃は、科学者になりたかったと言う私の父。科学者では食べていけないと、今はなき祖父に言われ入った工業高校。
18歳から、定年の55歳まで、父が務めあげたのは東京電力です。
小さい頃、見慣れたイナズマロゴが、いつしか赤い丸を連ねたロゴになり、TEPCOと呼ばれるようになったのも記憶にあります。
洗濯物の中には、青い作業着がいつもありました。
私は中学生になり、自由研究で原子力発電について調べました。
安全性や発電方法、日本の電力供給にはなくてはならない事、ウランや、プルトニウムの事、使用済み燃料の処理のこと。
今でも覚えています。
当時、社宅に住んでいたのですが、上の階のおじちゃんは原子力発電所で働いていたので、インタビューしたり。
逆に、高校の時には英語のディベートで、原子力発電反対グループになってしまい、心中複雑な思いで英語で議論しました。
今、東電は大変な時期です。
私の幼なじみも東電職員で、きっと、大変な思いをしているでしょう。
目に見えないから不安。
チェルノブイリの再来だ。
マスクを何重にもしてつけなきゃ。
そんな事、何を根拠に言っているのだろうか。
関東でそんな事言ってたら、レントゲン医師や、飛行機に何度も乗るCAは、何百倍もの放射能を浴びてるよ。
不安を煽るメディアも、政府の発言も、良くない。
でも、悪いのは発信する側だけではなく、受信する側にも落ち度はある。
情報は選別しないと。
そして、受け身だけではダメだと言う事。
どれだけの人が、自分で調べたり勉強したのだろうか。
メディアに頼りすぎではないだろうか。
私は、現場で命を危険に晒してでも、活動している人達がすごいと思う。
私には応援することしか出来ないけれど、どうか、原子炉の冷却が成功しますように。
計画停電や、電車の運休、不便なのかもしれないけれど、我慢していただきたい。
私は我慢とも思わないし、むしろ当たり前だと思うけど。
と、今回は辛口なブログになってしまいましたが、これもいいと思う。
読んでくれた人がどう受け取るか、それも情報の選別をしてもらえばいいと思う。
何があっても、陽は沈み、また陽は昇るんです。
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