博多の女性は美人が多い。色白美白タマゴ肌、まるで博多人形のようだ。

ぼくは1年前を思い出しながら駅の構内を歩んでいた。人の流れはある程度方向が決まっているので歩きやすい。残念ながら佐世保のメインストレートアベニューは歩きづらいのだ。歩行動線がさだまらず、かつ、歩行のスピードがまちまちである。

都会はいいなあと思う瞬間である。

そしてその先には僕を待っててくれるオンナがいる。しかし、1つだけ関所があるのだ。

関所は実に巧妙に旅人をさばいていく。「あなたはどこから来て、どこにいくのですか?」「あなたの交通手形では通れません」などと声を発することはない。人間どおしの触れ合いをぶった切るかのように、「よし」と「ダメ」しかない。欧米人のようだよなあ。

彼に通行手形を差し出すと、瞬時に事を飲みこみ、ベロっと結論を出す。問題がなければベロっとだ舌を「コノヤロ」と心でつぶやいて引っこ抜きながら前進できるが、何かしらの問題があると、こいつはあろうことか「とおせんぼ」をし、更に高い声で「ピーッピーッーピーッ」といかにも鬼塚の首をとったかのように周囲に警告を促す。

ガンツ先生のほうがよほど、あたたかみやぬくもりを与えてくれると信じている。

一般庶民はビビる。皆の視線は集まり、すぐ後ろにいた人に不快感を与え、さらしものにするのだ。ただ、彼自信が交通手形をたまたま読めなくても関係ない。自分のミスさえも、他人に押し付け、型にはまっていないものはすべて不可なのである。典型的な僕の嫌いなヤツでもある。こんなヤツに時間を取られては折角待ってるオンナに申し訳が立たない。最近は朝も立たない。

僕はいそぎ足でオンナのもとへ向かう。長いエスカレーターに悠長に乗って運ばれていくのなんか待てない。今まで生きてきたなかで運ばれて嬉しいのは、グラバー邸の「動く歩道」と「江の島のエスカー」ぐらいである。

エスカレーターの動力に自分の全身力を込めて階段を上がるようにステップを踏みしめる。視野に明かりが射し、きらきら輝いている色白のオンナがそこに待っていた。ひざを崩して横に座り片手をついて少しアンニュイに僕を待っていてくれた「のぞみ」である。


2010年8月5日の朝9時の佐世保駅ホームは、見渡せる海からの風がひどく熱気と湿気を帯びていて、素肌にジットリとまとわりついてきた。

気温は30度近く、じっとしていても汗が額からしたたりおちる。

しばしこの海ともお別れである。この海も自分自身も1年たてば随分とよどみまどろみ、小さな気泡が口から洩れるぐらい深い世界に堕ちてしまった。

失くした自分を取り戻すためこの先約9時間近く乗り物移動を行い、四国は徳島へ向かうのだ。

そしてその旅路には必ずなまめかしいオンナたちが俺を待っているのだ。

最初のオンナは「みどり」だ。佐世保駅でやさしく迎えてくれる「みどり」の外見は地方のスナックで働く女性みたいにケバい。更に内部のトイレの内装もみどり色である。

そして、性格は季節によって変化するきまぐれ家である。夏の時期はやたら冷たい。俺をやさしく包み込むフリをして実に冷たい呼吸を繰り返す。

きっとL特急と言われもてはやされた時代の思い出を引きずっているのだろう。若かりし頃の彼女はとても人気があり、カメラ小僧や鉄道少年や時刻表マニアや都会へ向かう人々の活気でその内部は満ち溢れていた。

その当時の思い出を忘れることが出来ないから、つい 夏になるとハンパなく冷たくなるのだろう。

あるいは更年期に入り自律神経がやられ、体温調節がうまく出来なくなったのかもしれない。歳にはかてない、過疎化しつつある佐世保駅のホームでぼくはラップにくるんだオニギリを食べた。

ムシゴムとは自転車のタイヤの空気入れ口にささってる


なえたチンポコのようなものの名前である。


しかし、このなえたチンポコがないとタイヤに空気が入らない。


パンパンにビンビンにタイヤに空気を入れるにはなえたチンポコは必要不可欠なのだ。


自転車のフレームに着脱可能な空気入れで、シコシコしながら皮カブリのチンポコに空気を送る。


空気を入れる行為は絶対的に男の方がウマイと思う。シコシコに関してはフーゾクのお姉ちゃんもあなどれないけどね。




話のスジが早くも脱線気味である。


もうひとつ「ムシゴム」と呼ばれるものが存在する。それは大学のサイクリングサークルの機関誌の名称だ。


夏や冬、春といった長期休みに、サイクリングサークルは合宿を行う。


その合宿後の感想を各々がしたため、あるいは、旅先でのイケナイ行為をタシナメられたことを暴露する。


そんな文集のような体験記のような、旅行記の寄せ集めなのだけれど、実に内容は面白い。


まあ、面白いという概念がおそらく一般の人には受け入れられない内容であろう。


犯罪じゃん!というハナシもある。これから僕が綴るハナシはすべて実話である。


個人名称もバンバン登場する。どうですかー!!読者さんー!!読みたいですかー!!