改子のmy Pick
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母親が鬱から回復した後、以前のように喋る母へと戻りました。
その頃からです。
母が私へ父や姑、父の兄弟に対する思いを口にするようになったのは・・・
私は母から姑に対する不満をそれまでは聞いたことがありませんでした。目の前でいさかいを起こしている光景をみたこともなかったので、ドラマでよく見る嫁姑の確執はうちの家には当てはまらない、と思ってずっと育ってきました。
でも、それは子どもにみせていなかっただけのこと。
よくある嫁姑確執は母と祖母にもあったのです。
母は表面上は祖母に従っているようでしたが、肝心なところは自分の思い通りに行動していたと思います。そういうところが祖母にしてみれば気に喰わなかったのではないか、と思います。
例えば、新婚当初は祖父母と同居していましたが、その後、別居しています。(その経緯は聞いたことはありませんが、母の思惑も裏では十分絡んでいたのではないかと自分と母を重ねた時に想像できます。)
祖母は機織りをしていました。その当時、周辺の主婦の人達は農業と機織りをして生計を助けている人がたくさんいました。
母は全くしていません。後に祖母と同居するようになった三男の嫁は機織りを祖母に教わり織るようになりました。
公務員であった父親は農業はしてなかったせいもあるかもしれませんが、母は農作業を手伝うことはありませんでした。
三男の嫁は、三男が農業も手伝っていたからかもしれませんが農業も手伝っていました。
母から、「私は農業なんて、機織りなんてしないわ」というどこか相手をバカにしたような心根がそこには感じられます。
このこと1つをとっても、祖母にとっては気に食わない嫁だったと思います。
祖母が母に対してそういう感情を抱くようになったことは、祖母だけが悪いのではなく、母にも原因があったのです。まさに五十歩百歩です。
そういうふうに考えられるようになったのは最近のことで、30年前の私には、母親の話の裏側を見抜くことはできませんでした。
祖母や父から苦労させられ鬱にまでさせられた可哀想な親、とい見方からしか、目の前の現実を捉えられない私。
そういう見方、思考で母の話を聞いていると、祖母や叔父、叔母に対して批判的な感情が生まれてくるのです。祖母に対しては嫌悪感さえ懐きました。
こういう心の変化こそ、親のものの見方・考え方が子に継承された、ということになると私は考えています。
母の祖母や叔父叔母に対する恨み、つらみ、苦しみを理解することができた、という満足感さえ生まれてしまうのです。
そうなると親子でますます自分たちの正当性を増大させていき、真実からどんどんずれた不幸な道を突き進むことになります。
この連鎖が親から子へ受け継がれる不幸の思考回路の連鎖と言うことになります。
自分たちを正当化している状態の時に自分のおかしさに気付くことなんてできないから仕方ない、で終わらせるわけにはいかないこの親子の不幸の連鎖。
あの時、自分たちをこの不幸の連鎖を止めることはどうしたらできたのだろう、と考えてみますと・・・・・
祖母や叔父、叔母に恨みつらみの感情を持つことはそれは心で勝手に湧いてくるものなのでコントロールのしようがありません。
コントロールできるとすれば、結論の部分だと思うのです。
私達親子は祖母や叔父、叔母のせいでこんなことになった、と結論づけています。
途中に負の感情は多いにあって構わないと思うのですが、最後は自分にこうこうでこういうところがあったからこういう状況になったのだ、と言うふうに自分に何かしらの非があったという結論になることころまで考えを巡らすことができたなら、不幸の連鎖は回避できたかもしれません。
「自分に起こっていることの原因は結局自分にある」
そう自覚して自分にふりかかっている悩みや苦しみを捉えようとすることが、身勝手な自己正当化で結論付けず、より真実に近い結論へと持っていくことができる方法ではないのかな、と思います。
長くなりましたが、最後までお付き合いありがとうございました![]()
