　日本百低山という番組で長崎県平戸の安満岳が取り上げられていたので観た。

案内人として山に登るのは、放浪酒場日記の吉田類さん。そしてゲストは麻生祐未さん。

デビュー当時から都会的なイメージの強かった麻生さんが、長崎県出身で高校まで地元にいたというからやや驚き。

横浜そごうの前でキャンペールガールをやっていたバブル末期のトレンディドラマの印象が強く残りすぎている。三上博さんとのラブストーリーは宮崎の片田舎の生まれの私にはとても眩し過ぎだ。

それでこの番組は、二人が山にまつわる歴史や逸話を交えながら登るというとてもオーソドックスな作りなのだが、吉田氏の登るスピードが遅すぎる。

一方の麻生さんは、おそらく仕事柄鍛えてらっしゃるのか、スリムであるし登る姿勢から慣れている感じ。

その結果画面からは吉田氏の遅さがもどかしい様子が伝わってくる。

いかんせん相手は番組とはいえ毎日飲み歩いてるおじいちゃんである。

致し方のないことだが、番組構成上、ゲストがスタスタと案内人の先を行くわけにはいかない。

その様を見ながら、やっぱりペースの合う人とでなければ絶対ソロがいいよね、とあらためて思った次第である。

（平戸の海と山並み〉

日本百低山と放浪酒場日記と麻生祐未