椎名 安藤 ロケッツ。
ま、ただの駄洒落なんでね、そのあたりはスルーしてください。

松島、時間、ない。
とはいえ、もう一箇所、どーしても、行きたい場所がある。
ここまで来たんだから…。

という訳で、仙台にいったん戻って、東北線に乗り換えてガタゴト揺られて30分。
着いたところは船岡駅というところ。
ここから3km、離れたところにあるのが…

JAXAの角田宇宙センター!!!!!!!!!

めったに東北の方って来れないから、これは是非行きたかった。
3kmってことで30分歩けば着くんだけど、時間節約のためにタクシーで。
角田が「つのだ」なのか「かくた」なのか「かくだ」なのか今ひとつ自信がなかったので
「あ、宇宙センターまで」
とちょっと通ぶって言ってしまいましたところ、角田(かくだ)宇宙センターは広いところなので道を挟んで「西地区」と「東地区」に分かれているのですが、見学できるのは東地区なのに、職員と間違われたのか西地区に連れて行かれました(苦笑)

ま、西と東の通用門は道を挟んですぐなんですけどね。

着いたくらいで空は曇り。
雷も鳴り出してきて…。
吹けよカゼ、呼べよアラシな面持ちですよ。
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入口で入館許可のシールをもらって、胸に貼ってさっそく見学開始。
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ちなみにこの角田宇宙センターはロケットエンジンを担当している施設です。
ということで…。

ヒャッハァァァァァ~!
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オウイエエエェェェェェl!!
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今は無きJAXAiや筑波宇宙センターでLE-7やLE-5は見てきたけど、燃料タンクみたのは初めて!
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非対称なデザインがとても良い。
これが野外展示。

展示室に入って入口近くに展示されている歴代のロケットの模型を眺めていたら、奥から職員の方が現れて…。
「こちらどうぞ」と、視聴覚室みたいなところに連れて行かれて、いきなり説明ビデオを流してくれました。

たった一人のための映像再生…贅沢な気持ち(ニヤリ)

そのあと、この「熊川」さんがず~~~っと横について説明してくださいましたよ。
もう一回言うよ、贅沢な時間だったよ…。

ロケットってド派手で、でも緻密だよなぁと説明を伺ってつくづく実感。
例えばこちら。
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打上げに失敗したH-IIロケット8号機の、LE-7エンジンのノズルカート。
失敗の原因がなんだったのかを調査するために、わざわざ苦労して探して、水深3000mの底から引き上げた、そんな風格溢れる実物です。

なぜ失敗したか。
ここで横にある展示物から説明。
ごめんね、おっさんだから時間経ってる分、うろ覚えです(苦笑)
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これがLE-7液酸ターボポンプの断面模型。
ここの右側に「インデューサ」と呼ばれる部分がありますよね。
ここを燃料が通るわけですが、ちょっとした具合の変化で、このインデューサにまとわり着くように燃料が気泡化してしまったそうで。
これがスムーズに流れずに、いらぬ方向に力を加えてしまい、結局、インデューサの羽が金属疲労を起こして壊れちゃった、ってのが原因だということが判明したそうな。
はぁはぁはぁ、この説明で結構限界です。
ところどころ、すごくあやふやなような気がしますが、許してください(苦笑)

で、これがその壊れたインデューサの写真。
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あ~これ小さくでよく分からないか…。
確かにインデューサの羽?の部分が破断してるんですわい。

あとね、こんなのもありましたよ。
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LE-3エンジン!
ヒャッハァァァァァァ!!


初めて見たよ。
5や7は見たけど、3だよ3!

こちらと種子島にしかないと仰ってましたよ。

い山路でホントに、違う、イヤまじでホントに楽しかったです。
で、その楽しかった大部分は、この熊川さんが丁寧に分かりやすく説明してくださったから!
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実は、基本的に土日祝は見学できないそうなんです。
夏期(5月~10月)のみ見学OK。
行けば見れるもんだと思ってたよ…ちょっとヒヤヒヤしました(苦笑)
「この時期、日曜日もやってるってよく知ってたね~」と言われて
「…いや、知りませんでした、あぶなかったぁ」と思わず苦笑い。

「どうして冬場はやらないんですか?」って聞いたら
「寒いから、人、来ないんだもん」って可愛らしく答えてくれました(笑)
熊川さん、素敵だ。
そして横でニコニコして立ってた警備のオジさんも素敵だ。

絶対、また来たいなぁと固く思った次第です。
…うん、その前に秋田の能代ロケット実験場も行ってみたいけど、ね、うん。
あと、道川海岸も…。
「日本ロケット発祥記念之碑」を見てみとうございます。

というわけで、僕の宮城旅行、これにて一巻の終わりであります。

このまま帰っても鈍行だと家に帰るのが23時半くらいになっちゃうので、最後は仙台に戻って新幹線使いました…。

やーーーーーーーー、新幹線はやっぱ楽だ!!!

でも、本当に楽しゅうございました。

また行くぜ、東北!!!