私の住む地方の方言で、
辛いとか苦しい、しんどい　という意味で

エラい　という言い方があります。

娘の同級生の男子が　
大阪の大学へ進学した時、

友達が風邪をひいて　熱が出たとかで
お見舞いに行って

エラそうだな。

と言ったら

お前、冷たい奴だな。

と　言われたそうです。

無意識に　方言て　使うんですよね。

それを聞いた時、
私は、仕事で他県の方と話す機会が
多かったので、

やっちまったか。
と　思いましたが、その後の修正次第だ
と　娘に言いました。

やっちまった彼が、誠心誠意
説明できるか、
風邪をひいた彼が、許せる心の持ち主か。

中には　バカにして　末代まで
語り継ぎそうな人も　いますから。

娘いわく、　いくら熱のある時でも、
そんな時に言われたら、

どういう意味❓って聞かないかなあ。
と。

そんな余裕　なかったんじゃない❓

いくら方言でも
相手によって、使い方間違ったら

怖いなあ。

偉〜い　人ほど　根に持つかも。

という話しをしました。

父親が生前話していたのを
思い出しました。

九州方面の方と話した時、

ここの人は　怖いねぇ。

と言われ、　何が❓

と聞いたら、
何でも、
父親の知り合いのおじさんが、
自分の持ち物と、その
九州地方の方の　持ち物を間違えて　

持って行ってしまったので、

間違えてますよ。　と　
声をかけたのだそうです。

そしたら、間違えたおじさんが

殺してくれ　殺してくれ。と
何度も　頭を下げて謝ったので、

こんな事を、命懸けで謝らないと
いけない所なのか　と驚いたそうです。

そこで　父親が、

そうじゃなくて、この辺りでは

許して　と言うのを

方言で、こらえてくれ。　
と言う人がいる。　と　教えたそうです。

後で　笑い話になったそうです。

方言も、本当に怖い時が
あるんですねえ。

喋る時は、注意しなくてはいけませんが、

間違える自信しか　ないです。

エラい と 偉い

エラい　と　偉い