雨降りの日曜日。
また４時半に目が覚めた。
休日ぐらい寝かせてくれよ～
雨音のせいかな？
雨は嫌われがちだけど、この季節 新緑の匂いがして私は好き。
紫陽花も鮮やかで、雨露に濡れているスガタが好き。
紫陽花の花言葉は色々あるけど、雨にうたれている様子から、
“辛抱強い愛情”
今の日本人には欠けているものかもね。
ひと昔前の母のような愛情かな？
そうそ、この間ハモンハモンハニーに最近更年期っぽいって相談したら、
「私は離婚したてで、貴女を養うのに必死で働いてたから更年期なんか全く無かったわ」
と言われたよ。。とほほ。
ハニーは基本、私には手厳しい。
子供の時からそうだった。
兄貴には甘くて、私にはキビシイ。
どうしても女親は息子に甘い、と頭で分かっていても若いときは納得いかず、20代30代の時は大キライだった。
だから実家を出て独立してからはあんまり帰らなかったっけ。
でも30歳で１度目の結婚を解消したとき、相手の母親から因縁をつけた電話をもらったのに、ハニーはピシャリと立ち向かい私をかばってくれたの。
ハニーは小さくて見た目も弱そうでナメられがちなんだけど、いつも肝心なところで強い。
やっぱり昭和ヒトケタの戦争を経験してる人は強いなー。
そう思うよ。
そして私が40代のときハニーは肝がんになって大きな手術をしたの。
その時初めて、がんと闘うハニーの強さ、それからハニーが居なくなったら私はこの世で一人ぼっちになるんだという怖さを味わった。
ハニーはがんと宣告されても私の前では乱れなかったな。
がんも結構進行してたんだけどね。
大手術で５時間くらいかかって、私は待ってる間にちょうど流行っていたリリー・フランキー氏の『東京タワー』を読破したっけ。
それ以来、ハニーに優しくなったよ。
生きていてくれてありがとうって。
ハニーは離婚する前から、働きながら家事も子育てもしっかりこなし、さらにママさんバレーでセッターをしていたの。
私と同じくらいの年齢だったから、自分に置き換えると到底出来そうもない。
今は素直に、ハニーの強さには敵わないと思う。
でも今だから分かることもある。
なぜ、ハニーは娘の私にはキビシかったのか？
ハニーの人生は波乱万丈だったから、その中で悟ったのかな。
今の日本はまだまだ男性社会。
女性が活躍する社会を！なんて政府が宣っても、まだまだ生きにくいよ。
だからハニーは私に“覚悟”を植え付けたのだ。
女性は仕事をしていも、結婚でも、出産でも、子育てでもいつも選択を迫られる。
自分が選んだ道にどれだけの覚悟を持てるか？
ハニーは私にそれを持たせようとしてたんだなーと。
私はハニーの愚痴や言い分けを聞いたことが１度も無いの。
覚悟をした人はきっと言い分けなんかしないんだよね。
まぁ、今の私の人生は負け犬全開だけど、ハニーに厳しくかつ辛抱強い愛情で育てられたことは本当に良かったと思う。
そして、ハニーの子供で良かったなって心から思うの。
アメブロに来る前のブログで裁判記録を書いていたんだけど、その時に一編の詩を書いたのね。
書いたのは裁判前だけど。
そのブログで仲良くなったＮさんがスゴく気に入ってくれて、裁判の陳述書にも引用してくれたの。
前のブログはサイトが無くなって詩も消えたから、また書いてみようと思います。
久しぶりに読んでもなかなか良いし？笑
ハモンハモンハニー
今日はいちにち眠たかったさ
ハモンハモンハニー
君のコト考えてたら寝付くの遅くなってさ
睡眠不足だよ
ハモンハモンハニー
君のコト考えると
ときどき涙がでるんだ
ハモンハモンハニー
君は僕がいつも食事を作るの知っていてタマゴに悪戯したんだろう？
器用に中身全部抜いてさ
殻だけ残して
それを使う瞬間の僕を見て笑いたかったんだよね
ハモンハモンハニー
君が怒ったとき
もう使わない欠けた食器をゴミ箱に投げてるのを見て僕は笑ったよ
アタマにきてても合理的なんだね
ハモンハモンハニー
君がジャニーズ好きだって去年知ったよ
コンビ名くらいしか知らない若手お笑い芸人の名前をフルネームで教えてくれたね
本当に若いコが好きさ
ハモンハモンハニー
ちっちゃい君をからかって君のアタマの上で
「何処？」
って手で空を切ったら本気で怒ってたね
ハモンハモンハニー
いつの間にかちっちゃくなった君から何十年も前に僕は産まれたんだね
いつか僕も
君のようなチャーミングな人間になれるかな？
君の時代にはめずらしい大きな写真
取材にきたカメラマンが撮ってくれたって言ってたね
トレンチコートを着て笑いながらしゃべっているスガタ
きっとカメラマンは君のコト好きだったんだよ
写真を見ればわかるさ
ハモンハモンハニー
僕もこの写真のように
君が大好きだよ
…ちなみに、ハモンハモンハニーとは、
食べちゃいたいくらいカワイイ娘、って意味です。
らびゅ☆