今日のテーマは
『落語の使い方』
こんにちは、ご訪問頂き有難うございます(^^)
社会に役立つ『落語の使い方』と言う事で、古典落語を紹介しつつ、心穏やかに生きていくための了見を考えてみたいのですが•••🤔
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昨日、桂ざこば師匠の訃報がありました。
上方落語界の大御所がまた1人亡くなりました。
非常に人情味のある師匠でした。
ご冥福をお祈りします
後日改めて紹介したいと思います。
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最近テレビなどで、「カスタマーハラスメント」という言葉をよく聞きます。
略して「カスハラ」です。
私等は、また新しいハラスメントか〜💦
はぁー( ≖⌓≖ )ーーーー?と思っています。
「カスタマーハラスメント(カスハラ)」とは、顧客が企業に対して理不尽なクレーム・言動をすることをいいます。
具体的には、事実無根の要求や法的な根拠のない要求、暴力的・侮辱的な方法による要求などがカスハラに当たります。
お店の中でも、言った言わないや、誤解が生じる受け答えで揉めてるのをたまーに見かけます😂
今日は「米朝師匠の小噺集」からそんな勘違いの面白いのを選んでみました😂ꉂ(ˊᗜˋ*)
『指物屋(小噺)』
旦那
『これ、子ども』
「へい」
『あの指物(さしもの)屋の熊はんとこへ行といで』
「へッ 」
『いやいや、あの田舎のお客さんにな、あすこの仕事がえぇさかい、お土産に手箱を作ってな、持って去(い)んでもらおと思て。
で「今日中に作ります」ちゅうことや、もぉでけてるやろ思うね。
ちょっと行て、でけてたら受け取っといで。
であの、値段を聞ぃといでや!』
「へ~いッ。 」
=====
「え~、熊はんのオッサン」
熊
《お~、お前とっかい》
「あの~”頼んどいた手箱ができてますか?”
ちゅうて」
《でけたぁる、でけたぁる。さぁさぁさぁ「日中(ひなか)でこしらえ」とおっしゃったんでな、日中で作ったけれども手は抜いてないで。
「念入りに仕立てございます」と、こぉ言ぅといて。
あぁ値段? 値段はな「二朱や」ちゅうて、そない言ぅといて》
「へ~いッ。」
=====
「え~、行てきました」
『あぁ、どやった? でけてたか?』
「へぇ、でけてます「田舎でこしらえとおっしゃったんで、田舎でこしらえましたけど、手は抜いてございません。念入りに作ったぁる」
ちゅうて。 」
『田舎? そら何を言ぅねやいな。
あそこの家(うち)の仕事がえぇさかいに
向こぉへ頼んだんやないかい、田舎で作られてたまるかいな。
向こぉへ頼んだんやないかい、田舎で作られてたまるかいな。
せやけどお前、夕(ゆん)べ頼んで……? どこの田舎? 田舎どこや?』
「知りまへんねん。」
『「国聞かせ」いぅて言ぅといで』
「へ~いッ。」
=====
「あの~、オッサン」
《何や?》
「「国聞かせ」言ぅたはりまっせ」
《何?「釘利かせ」て。
うちは、釘を使こてないのが自慢や、うちの仕事わ、何ちゅうこと言ぅねん。
お前とこの大将、旦那、知ってるはずやないかい「釘なんか一本も使こてない。みなニカワでおます」と、そぉ言ぅてこい!》
「あッさよか……。」
=====
「へッ、行てきました。あのなぁ、あの~「ミカワでおます」言ぅたはりました」
『三河? 遠いとこやなぁ……、おい、三河といぅたら三州かえ?』
「いえ、二朱でおまんねん」
。。。。。。
えぇ〜(´•ᴗ• ก )՞ ՞いかがでしょうか?
可愛らしい話ですね😆
旦那さんと丁稚と熊さんで、聞き間違いや勘違いが起こってます。
ちょっとした言葉のやり取りで気分を害することもあるでしょうね〜。
傍から見てるとよく分かりますが、当事者は本気です。
他人の身振りや言動を見て、我が振りを直さないといけませんね💦
カスハラ。気をつけたいです!
万が一「カスハラですよ!」と言われたら
「えッ?カステラ?」
ぐらいの返しがしたいもんです
ꉂꉂ(ᵔᗜᵔ◍)ゲラゲラ
ではまた次のブログでお会いします🐝))