今日のテーマは
『落語の使い方』
社会に役立つ『落語の使い方』と言う事で、古典落語を紹介しつつ、心穏やかに生きていくための了見を考えてみたいのですが•••🤔
皆さんは、NHKの連続テレビ小説『らんまん』はご覧になってますか?🐝
ブロ友さんの中でも沢山の方が視聴されているようです( ᴖ ·̫ ᴖ )。
神木隆之介が主演を務める、『らんまん』の第23週「ヤマモモ」が9月4日に放送され、万太郎(神木)の隣人で落語家の牛久亭九兵衛(住田隆)が真打に昇進。十徳長屋から引っ越すという展開に……。
冒頭、十徳長屋の中庭では即席の落語会が催される。
流れるような所作で羽織を脱ぐと、長屋を舞台にした落語「囃子長屋」を披露します。
今日は江戸落語の古典、『囃子長屋』のあらすじをご紹介します。
『囃子長屋』
本所の林町の囃子長屋の大家は大の囃子好きで、囃子が好きな者でないと店(たな)を貸さない。
店子の大工の八五郎は囃子に凝り固まって、仕事もしないで朝から晩まで囃子、囃子で、寝言までも囃子だ。
今日も囃子の稽古から帰って来ながら……。
八五郎
『・・・テンテン、テケテン、テンツクツ、・・テレツクツ、テンテンテレツク・・・、どうでえ、いいなあ、やっぱり江戸っ子は囃子は葛西、佃より神田だね・・・テンテンテレツク』
女房
「なにがテンテンテレツクだよ。そんなものばかりに凝って稼いでくれないのなら、あたしを離縁しておくれ!」
『なにを馬鹿なこと言ってやがるんだ。これからが囃子の季節なんだ。神田、山王、深川の祭りよ。
囃子はみんな俺が請け合って大儲けよ!』
「お前さん一人でそんなにできやしないよ〜」
『できなくたって囃子のために死ねりゃあ江戸っ子の本望というものよ!』
「呆れた馬鹿だよ、お前さんは」
『なにが馬鹿だ!俺が馬鹿ならおめえはおかめじゃねえか!』
「どうせあたしはおかめだよ。このひょっとこ野郎!」
『ひょっとことはなんだ。この般若めが!』
「誰が般若にしたんだい、外道め!」
『外道だと、ふざけるなドンツクめ!』
「なにがドンツクだ。テンテンテレツク、テンツクめ!」
『ドンドロツク、ドンツクめ!』
「テンツクめ!」
『ドンツクめ、ドンドンドロツク、ドンツクめ!』
・・・そばで聞いてる子どもが心配して
子供
《ねぇ、ちゃん、喧嘩しちゃあいけないよ》
二人はおかまいなしに
『ドンツクめ』
「テンツクめ」・・・と、喧嘩じゃなくて掛け合いを楽しんでいるようだ。
《ああ、あぶねえ、七輪がひっくり返えっちゃった!ちゃん、七輪、チャンシチリン、チャンシチリン、チャンチャン、シチリン、チャン、シチリン》
「テンツクめ」
『ドンツクめ』
《チャン、シチリン、チャン、シチリン・・》
そこへ通りかかった、大家さん
大家
【⠀おやおや、夜になっても八公のとこでは囃子の稽古とは感心だ。ほぉ、子どもも一緒か仲がいいねえ。芸事は何でもこれぐらい熱心でないと・・・ごめんよ、こんばんは 】
『ドンツクめ!』
「テンツクめ!」
【なんだい、こりゃあ、夫婦喧嘩じゃないか!囃子で喧嘩とは感心だが、褒めてばかりはいられない・・・ひとつ止めてやるか 】
『🎶ドンツクめ』
「🎶テンツクめ、テンテンテレツク、テンツクめ」
『🎶ドンドンドロツク、ドンツクめ』
《🎶チャン、シチリン、チャン、シチリン》
止めに入った大家も思わず笛の調子になって、
【🎶まあ、いいやったら、まあ、いいや。まあいい、まあいい、まあ、イイーヤッー・・・】
。。。。。。
えぇ〜( ᴖ ·̫ ᴖ )賑やかなことです。
江戸の祭ばやしと言えば「葛西囃子」と「神田囃子」と相場が決まっていました( ᴖ ·̫ ᴖ )。
神田、山王、深川の祭りのどれも見たことない私が言うのも変ですね💦
本所林町(墨田区立川一~三丁目)が舞台になっています。
むろんこの噺では「囃子」と掛けたダジャレです。d(*´Д`*)ゞソゥソゥ♪
しかし、こんな長屋が本当にあったら面白いでしょうね😂ꉂ(ˊᗜˋ*)
『囃子長屋』は、五代目古今亭今輔が得意としていた演目で、トントンオチが特徴です。
トントン落ちとは、落語の「落ち」の一種で、調子よく話を進めて落とすものです。
「拍子落ち」とも呼ばれ、とんとんと調子よく進んで、チョンと拍子の呼吸で落ちになるものです。(・ω・人)゛
こんな長屋で生活出来たら、どんな悩み事でも悩むのがアホらしくなりそうです。
そりゃあ店子が皆出世するはずです(笑)
毎日を笑顔で過ごせるコミュニティがあるんですものね!( ᴖ ·̫ ᴖ )
トントン拍子に何事も進んでいきそうです‼️
| Ꙭ)و゙ ㌧㌧・㌧㌧
ではまた次のブログでお会いします。