砂の城/SINGLE CUT -9ページ目

砂の城/SINGLE CUT

真・カツヲの生態系


【貴方は真面目で誠実な方だ】
私の職場の所長はこう私に言った。

-いや違う。

私は真面目でもなければ誠実でもない。
そう見えるように振る舞っているだけだ。






私は一度死んだ。

いや死にはしなかったが
ほとんど死んだに近かった。

そうして私は別の人生を撰び直した。

別な家族と別な仕事。






しかしながら
どこに行っても
どこまで行ったとしても
私は私でしか生きられない。

結局、同じレッテルを貼られて。

真面目で誠実-違うってばそんなんじゃないんだってば






ああもうしんどい。
装って生きるのは大変だ。

このブログで私が形作って来た【私】

【真面目で誠実な】私

-いや違う。

もう嫌だレッテルを剥がそう。






本当の事を言えば
私ほど酷い人間はいないと私自身思う。

私は前の家族を棄てた。

私は精神病院の閉鎖病棟に逃げ込んだ。

実のところ私は全く正常だった。

全て計算ずくだった。

私は前の家族を棄てた。






まったく、私ほど酷い人間はそうはいない。