突然、二人の目の前いっぱいにエメラルドグリーンに輝く巨大な海原が姿を表した。
無数の反射光がキラキラと目を刺す。
【綺麗ね】頭のサングラスを戻し眩しそうに彼女は言った。
私はそんな彼女の右手をそっと握った。
【今までありがとう】
私は彼女の右手を握った手に力を込めた。
べき。ばき。ぼき。ぐしゃ。
彼女の右手は私の手の中で砕けた。
ぎゃっと一声上げて彼女は気を失った。
まだだ、ここで止めてはいけない。
私は助手席でぐにゃりとなっている彼女の首に両の手をかけた。
渾身の力を込めた。
ごとり。
彼女の首が落ち床に転がった。
げらげら。
私はあまりの可笑しさにこらえきれず笑った。
いつまでも笑い続けていた。
なんて創作をたらたらと続けていたら止まらなくなった。
今日は仕事は休みだが
色々あってちっとも気分が休まらない。
気まぐれに昨日の続きを書いて見よふ
などと思ったのだが
思いの他ダークな方面へ進んでしまい
あれぇこんなはずじゃなかったのに
ふと我にかえる。
現実を見なければ。
計画通りに事を運ばなければ。
私は笑うのを止めて
彼女の首を拾い上げた。
綺麗な顔だ。
もったいない事をしたが
仕方がない。
私には妻と娘とやらなければならない仕事がある。
彼女が居ては困るのだ。
私は彼女の首をわきに起き、彼女の腕を片方ずつ引きちぎった。
フロントガラスは鮮血で真っ赤に染まったが
構うものか。
今度は足を