砂の城/SINGLE CUT -3ページ目

砂の城/SINGLE CUT

真・カツヲの生態系

突然、二人の目の前いっぱいにエメラルドグリーンに輝く巨大な海原が姿を表した。
無数の反射光がキラキラと目を刺す。

【綺麗ね】頭のサングラスを戻し眩しそうに彼女は言った。

私はそんな彼女の右手をそっと握った。



【今までありがとう】



私は彼女の右手を握った手に力を込めた。

べき。ばき。ぼき。ぐしゃ。

彼女の右手は私の手の中で砕けた。

ぎゃっと一声上げて彼女は気を失った。

まだだ、ここで止めてはいけない。
私は助手席でぐにゃりとなっている彼女の首に両の手をかけた。

渾身の力を込めた。

ごとり。
彼女の首が落ち床に転がった。







げらげら。
私はあまりの可笑しさにこらえきれず笑った。

いつまでも笑い続けていた。







なんて創作をたらたらと続けていたら止まらなくなった。

今日は仕事は休みだが
色々あってちっとも気分が休まらない。

気まぐれに昨日の続きを書いて見よふ
などと思ったのだが

思いの他ダークな方面へ進んでしまい
あれぇこんなはずじゃなかったのに






ふと我にかえる。
現実を見なければ。
計画通りに事を運ばなければ。

私は笑うのを止めて
彼女の首を拾い上げた。

綺麗な顔だ。
もったいない事をしたが
仕方がない。

私には妻と娘とやらなければならない仕事がある。
彼女が居ては困るのだ。

私は彼女の首をわきに起き、彼女の腕を片方ずつ引きちぎった。

フロントガラスは鮮血で真っ赤に染まったが
構うものか。

今度は足を