いのぶが帰宅して、リビングのドアを開けると共に、不機嫌よう顔貌で、怒っている目でアタシを見て、
「みーに電話をかけたんと違いますか、とらから『アイツに電話をかけさせるな言うてたやろ!用もないのに今日もかけてきて、みーに嫌みを言うさかいにみーの機嫌が悪いんや』言うて電話がかかってきたんです」
「ふーん、そうなん」
と、応えながら、『これはまた、とらが義家にも言い上げに行った行かされたな!』と思った。
マリオネットのとらだから。
「何の用事でみーに電話したんですか?」
「アタシがみーにいらんことを言った言うて、お義母さんが言うてたやんか、だから、みー様へのお詫びの電話をさせていただきましたのよ~、それが悪いでしょうか!」(`Д´)
「もぅ、もめさすことをしないでください」
「はぁ!?何その言い方『もめさす』って、アタシがもめさせたんか!悪者みたいに言わんどってやぁ!!」ヽ(*`Д´)ノ
「何、みーの肩をもつねん!!!」
(ノ`△´)ノ
「みーの肩はもっていません、アナタね、『君子危うきに近寄らず』の格言を知ってますか?」
「それくらい、知っとるくさぁ、馬鹿にしやがっとうやろーー」
ヾ(。`Д´。)ノ
「馬鹿にはしてませんよ、うささんは賢いですから、誰が『君子』か『危うき』か、は、解るわな、そうゆうことです」
「そうですよー、うささんは賢いですよーー」ヽ(`Д´)ノ
もぉ、小学生並みの言い返し!
「とにかく、兄弟がもめるようなことは、しないでください」
「はぁ!?あんた、とらと兄弟と思っとん、めでたいこちゃ」( ̄ー ̄)ニヤリ
「うん!?」
「あっ、ついでにあんたんとこの実家にも電話したから、アタシが言ったことをみーが歪曲して、伝えたことを正しました~」
と、
九州オナゴの強気で言い放ったものの、いのぶはとらの気持ちに寄り添い、みーからはアタシが義家に電話をかけるように仕向けられ、おちょくられた感も引きずっていて、いのぶにもみーにもアタシの口も心も、奮闘も空しく・・・。(ノ_-。)
やっぱり、いのぶは嫁より『血』ば、とるちゃもんね。
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