毎年の夏のある日


気温と湿度と風と太陽の角度が重なる日


もう昔のコトだけど

ホントに

記憶の紐を解くのか…


表紙のホコリを手で払い

意を決して

その本を開こうか…

……………。


イヤ

もう開くコトはないと決めたはずだ

行くのか行かぬのか

やるのかやらぬのか

こんなコトを何度繰り返してきたのか


過去にすがる自分に酔って

それを制する自分に酔って

思い出の扉に

近付けば、離れ

離れれば、振り返る


好きであるのか

嫌いなのか

改めて考えるまでも無く

あのトキのナントモし難い

感情を抑え込むのに

どれだけの時間がかかったか…


完全に灰となっているはずが

奥に熱を感じるのは

気のせいだろうか


GANKO