仕事の関係でよく利用している地下鉄の青山一丁目駅。
下車して南側の出口を出たところに、公園がある。
此処は適度な間隔で灰皿とゴミ箱とベンチが設置してあり、我々喫煙者にとっては電車に乗る前や降りた後に一服するスポットだった。
“だった”と書いたのは、今月いっぱいで灰皿が撤去されてしまうからだ。

どうやら港区の条例に基づいた措置らしい。
時代とともに高層マンションに囲まれてしまった青山一丁目で、この公園は一年中日当たりが良い。
昼休みには近所のOLやサラリーマンがお弁当を食べたり、
良く野良猫の親子が日向ぼっこをしていたり、
ベンチに座って営業マンが携帯で謝っていたり売り込みをしたり、
中には会議さながらに企画を上司に話している若者もいる。
先ずは快適な喫煙場所がこの世からひとつ消えてしまう事が残念なんだが、こういう措置を決めて施行するプロセスが気になる。
駅前で不法駐輪を撤去する場合には、その自転車がどこへ移動されたか告知される。
駅前の場所は不法かもしれないが、そこには自転車通学とか通勤者のニーズがある。
そのニーズを踏まえて代替施設を案内するのが、撤去とか禁止とセットになる。
これが一般的な発想なのではないか?
これが喫煙となると、ほとんどの場合が一方的な禁止で終わり。
「此処は禁煙にするから、喫煙者は⚫️⚫️で喫煙するように」
こう案内されれば、その代替場所が信号をひとつ渡って行く場所でも、少しは大人しく引き下がる。
それでなくても道端に吸い殻を捨てる輩のせいで肩身が狭い喫煙者。
度重なる値上げにも耐え、ちゃんと高い税率の値段を受け入れ、それでいて様々な場面で我慢を強いられる。
どこでも吸いたいという訳ではないが、せめて分煙という形で共存したい。
これほど喫煙者に対する風当たりが強くなかった昭和の時代。
今よりおおらかに喫煙者と非喫煙者が共存していた時代。
果たして今より喫煙や副流煙による被害が蔓延していたのか?
本音はこの公園の灰皿撤去を撤廃して欲しいけど、とにかくせめて代替場所の提示が欲しい。
港区の会議でそういう意見を出した人はいなかったのかなぁ…。
今日の一曲…、はお休み。
一服して考えます。

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wrote by 玉下奴郎