阪神のD4位・前川右京。
高卒の彼のバッティングをみて
下柳OBは「阿部クラス」と好評価。
「すでにツイスト打法を会得している」
「打つ瞬間、腰の動きを止めている」と絶賛。
では流行の「ツイスト打法」を解説します。
由来は「ツイストダンス」と思われます。
このツイストダンスの「ネジり動作」は、
まずは格闘技の「蹴り」に活かされている。
下図のように
左脚でキックすると同時に
左腕と顔は、逆方向に「ネジる」。
ネジると破壊力が倍増します。
人体って不思議です。
「ネジって使う」と出力倍増します。
この「ネジり」をバッティングに使うと
人体最大の衝撃力でボールを叩けます。
つまりバットを振ると同時に
下半身(と顔)は、逆方向を意識。
すると打球に
爆発力が乗り移り、飛距離もアップ。
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私はこの「ネジり効果」を
40代前半
試合でグーゼン味わいました。
プルヒッターの私は
アンダースローの内角低めを
「ファールにしたくない一心」でした。
下半身を回転させないように。
軸足は後ろへズラしながら。
バットは返さず、上へ持ち上げた。
腰の回転を止めて、バットを持ち上げると
ボールとバットが
「くっつくミート現象」があった。
全身の力を注ぐだけの時間が出来た。
腕力を封印して、
体幹で打った感触。
低い弾道なのに、柵越えを確信した。
知らないうちにやっていたのできっと。
長く野球し続けたオレに
40代前半「おなさけ」で授かったのか
人に習って打ったワケじゃないので
しばらくそれがツイストとは気づかんかった
あとになって、あのときの
「腰も開かない、顔も開かない」
その「メカニズム」が分かったんですわ。
あえて「早わかり」で書いてみたけど。
実際に素振りしてください。
どなた様も、イメージできるはずです。
ツイスト打法は「コロンブスのタマゴ」です。