遅かりしながら、侍ジャパンを少し。

 

宿敵の「韓国・米国」には

巨漢のスラッガーがおらず

「ピストル打線」の印象でした。

 

「メジャーが相手じゃない」

とは言っても、パンチ力が違うから。

結果的には、よく抑えましたよ。

甲斐捕手にアッパレ。

 

山岡由伸(22)

森下暢仁(23)

伊藤大海(23)

栗林良吏(25)。

平良海馬(21)

 

とっても若い投手陣。

馬力が利いた剛速球!

ストレートで押せたのは大収穫。

 

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ここで個人的に

「問題視」したいのは、コレ。

 

山田哲人の「本塁」スライディングです。

局面で「2つ」ありましたね。

 

1つ目は、ドミニカ戦。

三遊間が抜けて「同点か?!」の場面。

 

ランコーの判断が難しい場面に

「絶好球」が返って来て本塁憤死。

 

山田は、タッチをかいくぐることなく

そのまま本塁に飛び込んだのが、裏目に出た。

 

これは次打者が「滑り込む方向」を

ジェスチャーで知らせるべきでした。

 

動画でお確かめ願いたい。

おなじものです。

 

2つ目は、アメリカ戦で。

本塁返球が逸れて生還した場面。

 

 

このときの三塁走者・山田は

返球シーンが見えていた。

 

なので(自分の判断で)

一塁側に滑り込み

右手で本塁を掃いた。

 

これを

ドミニカ戦でしていれば、生還できた。

試合展開も「もっとラク」にやれたはずだ。

 

「山田が頭から行くなんて」と。

解説者は、珍しさを強調していた。

 

山田に偶然訪れたこの「2プレー」は、

金メダルへの分水嶺だったと、のちに思った。

 

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左投手といえば

「大野と岩崎」の2人だけだった。

 

でも最終戦での8回(1対0)無死一塁。

 

「岩崎の三人斬り」によって

稲葉監督の「目利き」を証明して見せた。

 

これは、稲葉の名誉回復と

「ハッピーエンド日本」を

同時に感じた瞬間でした。

 

全ての試合が「僅差」だっただけに

個々の感想はみんな異なると思います。

 

そこがまた、野球の多面性ですね。