今朝のABCラジオは

道上さんと寺尾さん。

 

巨人戦連敗とはいえ、

お二方とも余裕綽々でしたな。

 

たしかに貯金「19」。

二位とのゲーム差「6,0」。

 

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会社員時代。

 

営業だったワタシは

マーケット状況を報告するが、

ふんぞり返った重役は

答えに困り「数値」を求めた。

 

たしかに。

数値をグラフ化すれば

ド素人でも「一秒認知」できる。

 

だがまずは

営業の「観察眼」が先なんです。

 

営業が、状況に気づいてこそ

「数値化」しようとするのね。

 

その数値を

具体的に「言語化」して

方向性を示してこそ報告です。

 

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いま阪神が、貯金「19」なのは

何故なのか?

 

そこが分かってこそ

今後の指針が決まるんですね。

 

貯金「19」は、

たしかに圧勝状態だが。

 

試合の中味を検証すると

すべて「紙一重」です。

 

試合中「ひとつ」間違えていたら

借金「19」も有り得たのです。

 

ホントに強いチームは

初回に先制点を獲り

(主導権を握ったまま)

中押しダメ押しして終わる。

 

もし初回。

阪神「無死満塁」の押せ押せで。

4番大山ゲッツー。

5番佐藤三球三振で無得点。

 

大山の打球は、会心の一撃が野手の正面。

「あれが抜けておれば」と悔やむが、

相手投手が立ち直り、完封負け。

 

それが野球の側面ですね。

今夜の中日戦が、そうかもしれない。

 

だから。

 

だから阪神は圧倒的じゃないのよ。

 

巨人と阪神の「控え選手」にも格差がある。

 

阪神は「代走要員」が多いが。

巨人は「打てる」のがゴロゴロいる。

 

巨人とのゲーム差は「6,0」だが

戦力や組織力は、巨人が上。

 

それは、セの球団すべてが知る。

 

だから阪神が独走しても

下位チームは「対等」で向かって来る。

 

そこで阪神が余裕綽々で。

チンタラプレーを見せようものなら

あっという間に主導権を握られる。

 

「アリの一穴くらいで堤防が決壊するかい!」

いやいや。

それが決壊するのが野球です。

 

だからいつもマルテには

目を光らせる必要があるのです。

 

 

懸命なプレーの「蓄積」があって

今日の地位があるのよね。

 

いつも全力疾走する。

いつも凡事を徹底する。

これを怠る人は退いてもらう。

 

互いが今日も「全力」を出し切ろうと。

そのムードがあってこそ

野球はホンマに楽しいんですわ。

 

野球は

「手を抜きやすい競技」だけにね。

 

チームの士気を鼓舞することに

指揮官は毎日「創意工夫」が必要なんです。

 

 

そのためにもベンチでは

矢野ちゃんをひとりにしたらアカンの。

いつも相談役(井上ヘッド)が傍に必要。

 

「数値」だけじゃなく

「言語」で状況を分析しよう。

 

「数値」に浮かれていたら

今に堤防が決壊するよ。