昨夜、入浴介護から帰宅して
「熱血!タイガース党」の録画をみた。
今季の主将・大山のインタビューがあった。
大山の成長ぶりに、浜中が絶賛していた。
「話しぶりだけで及第点?」というなかれ。
このオレも浜中にまったくの同感!!
人をよく観察するようになった。
人の行動や仕草に興味が湧くようになったと。
これはオレ、うれしい。
これまでの大山評は・・・。
なんにもこだわりがない。
いつもどおり淡々とやるだけ。
それが「人の行動へ」と視野が広がった。
野球は
相手の出方をみて臨機応変にやる競技。
時と場所と場合の「TPO」のスポーツ。
自身だけのプレーから
仲間や相手のプレーに眼が行ってこそだ。
主将の役割にこだわり過ぎて
「気負い過ぎないか」との質問があった。
大山は少し考えて言った。
「うーん。
気負っていいんじゃないかと。
気負う立場になったんじゃないかと。
そういう立場でないと気負えないと」
この「粘り気のある否定語」に
相当な葛藤をみた思いがしたのです。
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野球や社会の第一線から離れて。
人は「無競争社会」を経験してこそ
はじめて「違う視野」を持つけどね。
でも
第一線の現場にいて悟ること。
これがホントの「修行」だと思います。
人が「引退して悟るレベル」を。
大山は「紆余曲折」の現場で修行して。
そして新たな境地を見開いたんでしょう。
今季は「内に秘めた闘志」での
「大人の大山」の野球を期待してみよう。